使い方から注意点、豆知識までを紹介する。今回はBLUETTI JAPANの川村卓正さんが登場。
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アウトドアから自宅でも! 達人が教えるポタ電の選び方~夏キャンプ~
深緑の中でゆっくり過ごせる夏場のキャンプ。蒸し暑さによる体温調節と虫刺されに気をつければ、より楽しく過ごせること間違いなし!
BLUETTI JAPAN 川村卓正さん
電気もガスもない古民家を購入し、ポタ電と電動工具で2年間かけてセルフリノベして移住。厳冬期にはポタ電の研究で車中泊する。一社日本ポータブル電源協会の理事。

夏キャンプは長期休暇に合わせて、普段より長く宿泊できるのが魅力。特にお盆になると、避暑地を中心に満員になるキャンプ場が多い。しかし、近年は猛暑が続いて、今までと比べて過ごしにくいと感じる人も多いだろう。そんなとき、体を冷やせる快適ギアが大活躍する。
「夏キャンプでは、涼を取るための道具としてポタ電を使うのがおすすめです。扇風機やスポットクーラーが人気ですね。それ以外に照明や子供の遊び道具の電源としても活躍します。私は電動のかき氷器を持っていって、子供や知り合いに振る舞ったりしています」
と話すのは、ブルーティの川村さん。夏は日が長いため、照明は長時間使う必要がない。また、USB給電の家電を使えば消費電力がそこまで高くないため、容量500Wh前後、最大出力700Wほどの小型モデルでも十分だ。ただし、ポータブル冷温庫のような連続使用時間が長い家電を使いたいなら、容量1000Whほどの中型モデルが必要になる。
また、夏キャンプは水遊びやサイクリング、登山、スカイスポーツなどアクティビティーが豊富なのが魅力。そして、子供の自由研究の一環として自然遊びをする人も多い。川村さんは、最近おもしろいポタ電の使い方を教えてもらったとのこと。
「昆虫採集に便利だと聞きました。夕方に白いタープに向けてハロゲンライトを当てると虫が寄ってくるので、観察したり採集したりするようです」
ハロゲンライトの消費電力は100Wくらいなので、小型のポタ電でも十分に使える。一時間ほど光を当てれば、運がいいとカブトムシやクワガタムシなどが寄ってくるそうだ。
夏キャンプで大活躍する家電はたくさんあるので、そういったギアとポタ電を組み合わせ、快適なキャンプを楽しんでみては?

押さえておきたい、夏キャンプでポタ電を使うときの注意
1 炎天下では使用しない
ポタ電の保管温度は−20〜40度Cで、その範囲を超えると劣化が始まり、内蔵の電子回路がダメージを受けて故障しやすい。日が昇っている際は、タープ下など日陰に避難を。
2 急な天候変化に気をつける
晴天で気持ちいい日! と思いきや、いつの間にか雲が現われて急にゲリラ豪雨が……といったことが夏にはよくある。雲が増えてきたら、テント内に入れるなど安全な場所へ。
3 濡れた手で触らない
濡れた手で電源がついた状態の差し込み部に触れると、感電やショートの可能性がある。水遊びから帰ってきたらしっかり水気を拭こう。特に子供が触れないようにご注意を!
4 サイトを離れる際は盗難対策を
ポタ電は小型モデルでも高額品。また、ハンドルが付いたものは簡単に持ち運べるため、盗まれることがある。車の中に一時的に入れるなど、対策を講じておこう。
5 地面にじかに置かない
夏場の地面は、晴れだと土や天然芝生で40度Cと高温になる。本体をそのまま地面に置くとダメージを与えてしまう。耐荷重が十分なテーブルやラックの上に載せて使うように。
おすすめのポタ電
BLUETTI
AC50B
¥59,800

定格出力700W、容量448Whの小型モデル。キャンプでも使える小型扇風機は消費電力10Wなのでひと晩使い続けても問題なし。
夏キャンプの、あると大活躍!便利家電
サーキュレーターなどの季節家電から虫刺され対策ギアまで快適グッズを集めました!
AC、バッテリーの両方で使える高機能ファン
スノーピーク/
フィールドファン
¥13,200

AC電源、リチウムイオンバッテリー(別売り)のどちらでも使える首振り機能付き扇風機。強・中・弱の3モードがあり、最大風速は180m/分。サイズ:185×272×284㎜。

本体裏に付いているハンドルは、フックに引っかけることができる。停止時の車などで使うのにも便利。

エアコンが効いた部屋で首振り機能を使えば、サーキュレーターとしても使える。年間通して大活躍だ!
問い合わせ先:スノーピーク TEL:0120-010-660
高さ360㎝まで伸ばせる全方位照射ライト
ゴールゼロ/
スカイライト
¥58,850

6基のLEDライトを搭載し、6000ルーメンの明るさを放つ。最大で90mまで照らすことができ、キャンプから庭先、ガレージまでさまざまな現場で活躍! 最大消費電力:67W。

個々に角度を調整でき、照らしたい場所に向けられる。コンセントはDC12Vまたは6㎜プラグ。
問い合わせ先:アスク https://www.ask-corp.jp
最短7分で氷が作れる!
サンコー/
クリアアイスゴロン
¥19,800

タンクに水を入れ、ボタンを押せば氷ができる卓上製氷機。1.3ℓまで入れられ、1回で作れる氷は最大9個。サイズ:225×300×285㎜。重量:6.4㎏。消費電力:100W。

氷はクリアとノーマルの2種類から選べる。底面から排水できるので、手入れしやすいのもポイントだ。
問い合わせ先:サンコー TEL:03(3526)4326
氷の細かさを無段階で調整
トフィー/
コンパクト電動ふわふわかき氷器
¥9,680

氷をセットし、ボタンを押すだけでお店のようなかき氷が作れる。皿を回しながら氷が削れる回転プレート付きで、きれいに盛り付け可。サイズ:167×312×179㎜。消費電力:30W。
問い合わせ先:ラドンナ https://ladonna-co.net
蚊を誘引してしっかり退治
ハタヤ/
蚊取り・先攻!
¥7,700

UV光源で虫を引き寄せ、吸引して駆除する蚊取り器。受け皿とカバーがあるので清掃も楽チン。運転音は35dBとほとんど気にならない。サイズ:∅132×220㎜。消費電力:7W。
問い合わせ先:ハタヤリミテッド TEL:0120-686-888
最大200インチの大画面で堪能
エクスジミー/
ハロ+
¥109,890

700ルーメンの明るさをもつ最新モデル。1080pフルHDで滑らかな動きを実現し、5Wスピーカーを2基搭載する。サイズ:172×114×145㎜。消費電力:90W。
問い合わせ先:エクスジミー サポートセンター TEL:0120-39-9131
効率的に風を入れて常に快適
モンベル/
ファンブロー ショートスリーブパーカ
¥13,200

別売りの専用ファンとバッテリーを装着して使う半袖パーカー。左右非対称のファンから取り入れた空気が襟の後ろや脇へ流れ、汗の気化を促進。バッテリー充電時間:3.5時間。
問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス TEL:06(6536)5740
知ると知らないとでは大違い。夏キャンプのポタ電豆知識
夏キャンプにかかせないソフトクーラーが、じつはポタ電との好相性! 要チェックです。
その1
ソフトクーラーに入れて持ち運ぶ

専用ケースが付属しないことが多いポータブル電源。ソフトクーラーに入れれば、車への積載や持ち運びがよりスムーズに。液晶パネルの損傷や直射日光による温度上昇も防いでくれるぞ。ポケットがあるクーラーなら、コード類もまとめて収納できるのでオススメだ!
その2
車内で保管して結露対策を

日中にたくさんポータブル電源を使うと、夜間の冷えた温度と差が生じて、内部で結露することがある。できるだけ温度差をなくすために、寝る前は車の中に入れて保管するのがおすすめ。夏場にありがちなゲリラ豪雨が降っても、車内なら濡れないので安心だ!
その3
アウトドアワゴンを用意する

車などから離れた場所まで運ぶ際はアウトドアワゴンが必需品。またオートキャンプであっても、天気の急変や太陽の角度によって本体の場所を動かすシーンは意外と多い。そんなとき、手運びするのはけっこう重労働なので、ワゴンにのせたまま使うと動かしやすくて◎。
その4
ソーラーパネルは朝・夕方に使う
太陽光を電気に変えるソーラーパネルだが、じつは熱には弱いという特徴がある。昼間の太陽光に当て続けるとパネルが高温になり、発電効率が落ちてしまうので、朝・夕の時間帯に効率よくバッテリーを充電するのが◎。
その5
子供に正しい使い方を教える
家の外でも電気が使えたら、きっと子供も大喜び!しかし、誤操作などで故障・ケガをしてはせっかくの休日も台無しに。正しい使い方を教えると同時に「濡れた手で触らない」など、きちんとルールを決めておこう。
夏キャンプでポタ電を使う心得3か条
1 本体を直射日光に当てない
高温状態での使用はNG。バッテリーは魚やお肉とおなじ"生モノ"と心得て、かならず日陰に!
2 高温の車内に放置しない
外気温の2倍以上の高温にもなる車内に放置は危険。目的地に到着したらすぐに降ろすべし!
3 突然の雨に要注意
天気が急変しやすい夏。テントサイトを離れる際はかならずタープやテント内に移動させること!
(BE-PAL 特別編集 ポータブル電源アウトドア活用パーフェクトガイド より)
ポタ電情報満載!「ポータブル電源 パーフェクトガイド」はこちら!








