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気軽に楽しむ、アウトドアおせち
新年を外で迎えるなら、身近な食材でさっと作れる3種のおせちを添えてみませんか。ほんのひと工夫で見た目もぐっと華やぎ、外でもちょっとしたお正月気分が味わえます。
■栗きんとん
栗は古くから「勝ち栗」と呼ばれ、勝負運を高める縁起の良い食材とされてきました。
また、漢字では「金団(きんとん)」と書き、金色の団子に見立てて金運の向上を願う意味が込められています。
むき甘栗と焼き芋で作る簡単【栗きんとんのレシピ】

【材料】作りやすい分量
- 焼き芋 1/2本
- むき甘栗 6粒程度
- 塩 少々
- 砂糖やはちみつなどの甘味料(好みで)

<作り方>
(1)ボウルに皮をむいた焼き芋を入れ、フォークで滑らかになるまで潰します。

(2)塩をひとつまみ加えて混ぜ、芋の甘みを際立たせます。
(3)むき甘栗を半分にカットし、潰したさつまいもに混ぜ合わせます。
(4)器にこんもりと盛りつけます。
【おいしさのポイント】
材料がシンプルだからこそ、甘栗の香りと甘さがそのまま仕上がりの味になります。有機や無添加のむき甘栗など、風味の良いものを使うと上品な栗きんとんに仕上がります。
■紅白なます
細く切った大根とにんじんで水引を表した紅白なますは、家族の平和や一年の安泰を願う、縁起の良い一品とされています。
袋入り大根サラダで作る簡単【紅白なますのレシピ】

【材料】1~2人分
- 大根サラダ 1袋
- 塩 少々
- 酢 小さじ1~2
- 砂糖 小さじ2~4

<下準備>
- あらかじめ、酢と砂糖を混ぜて甘酢を作っておきます。
- 大根サラダの青菜はざっと取り除いておきます。
<作り方>
(1)青菜を取り除いた大根サラダをボウルに入れ、軽く塩をふって3分ほどおきます。

(2)下準備しておいた甘酢を加え、全体がなじむまでよく和えます。
(3)器に大根、にんじんをバランスよく盛りつけます。
【おいしさ、見た目のポイント】
青菜を抜くことで紅白のコントラストがすっきりと際立ちます。完全に取り除く必要はありませんが、大事なひと手間です。取り除いた青菜は、サラダにしたりスープに入れたりして無駄なくおいしく使いましょう。
■田作り(ごまめ)
田作りには、豊作を願う意味が込められています。かつて田んぼの肥料として使われたイワシによって大豊作となり、五万俵もの米が収穫できたことから「五万米(ごまめ)」とも呼ばれ、縁起の良い料理として親しまれています。
食べる煮干しとミックスナッツで作る【田作りのレシピ】

【材料】作りやすい分量
- 食べる煮干し ひとつかみ ※コンビニによっては取り扱いがない場合があります。
- ミックスナッツ ひとつかみ
- しょうゆ 大さじ1~2
- 砂糖 大さじ2~4
- 水 少量

<下準備>
- 食べる煮干しを香りが立つまで乾煎りします。

- ミックスナッツを軽く乾煎りします。

<作り方>
(1)ホットサンドメーカー(またはフライパン)に水と砂糖を入れ、砂糖を完全に溶かします。
(2)溶けたらしょうゆを加え、泡が立つまで加熱します。

(3)泡が立ったら、乾煎りした煮干しとミックスナッツを加え、手早く全体を絡めます。

(4)器に盛りつけます。
【おいしさのポイント】
- 煮干しとナッツは乾煎りして香ばしさを引き出します。
- 砂糖を先に溶かしてからしょうゆを加え、弱~中火で手早く仕上げるのが照りよく作るコツ。
- 苦みが気になる場合は、煮干しの頭とはらわたを除いてください。
外で楽しむ、ちいさなおせち
アウトドアでもさっと作れるおせち3種。気になるものだけでも、ぜひメニューに加えてみてください。2026年のアウトドア時間が気持ちよい始まりになりますように。







