標高5500メートルの峠。氷河を渡って、スピティからラダックへ | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 海外の旅

    2017.12.20

    標高5500メートルの峠。氷河を渡って、スピティからラダックへ

    Text

    キナウル・スピティの旅12

    インド北部には、ヒマーチャル・プラデーシュ州のスピティ地方と、ジャンムー・カシミール州のラダックという、2つのチベット文化圏が南北に隣り合っています。現在はスピティの西側から大きく迂回してラダックへと至る車道が通じていますが、遠い昔、人々は2つの地域を隔てている峠、パラン・ラを歩いて越えて行き来していました。

    標高が5500メートルに達するとも言われるパラン・ラを越えるこの古の道を、自分自身の足で歩いてみたい。僕はスピティのチッチムで2人の村人と2頭のロバを雇い、ロバに食糧やテントなどを積んで、パラン・ラに向けて出発しました。スピティのチッチムからラダックのツォ・モリリ湖畔のコルゾクまで、8日間の旅です。

    パラン・ラは非常に大きな峠で、スピティ側から峠にたどり着くまでのアプローチも長い道程です。この日はかなり手前の草地で幕営することにしました。

    幕営地の北東に見えていた高山、カナモ。標高は5900メートルほどと言われています。

    翌日、真夏まで溶け残った雪が行く手を阻みます。道なき道と呼ぶにふさわしいルートを、慎重に進んでいきます。

    この日はかなり標高を稼ぎ、パラン・ラの直下、標高5000メートルを越える場所でテントを張りました。ここではわずかではありますが、湧き水が得られるからです。

    乾ききった岩だらけの地面に、小さな花々が咲いていました。

    NEW ARTICLES

    『 海外の旅 』新着編集部記事

    フィンランドで体験できるスノーチューブとは?【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.10.21

    南東アラスカの湖のほとりで出会った、地球上で自分一人しか見ていない世界

    2025.10.20

    フィンランドで大興奮!?な犬ぞり体験は大爽快!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.10.19

    南東アラスカのケチカンから水上飛行機に乗って、誰もいない湖へ!

    2025.10.18

    フィンランドの湖でドッキドキの「氷水遊泳」に挑戦!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.10.17

    南東アラスカの多島海にある港町、ケチカンは今日も雨だった

    2025.10.16

    巨大公園「大ティーアガルテン」のためにベルリンに行く価値あり!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.10.15

    断崖絶壁から一歩踏み出す! アルプス「エギーユ・デュ・ミディ」の展望台はすっごいぞ

    2025.10.14

    ベルリンで運河沿いの散歩と石炭湖遊泳!【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2025.10.13