標高5500メートルの峠。氷河を渡って、スピティからラダックへ | 海外の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル - Part 2

海外の旅

2017.12.20

標高5500メートルの峠。氷河を渡って、スピティからラダックへ

Text

翌日は早朝から出発し、一気にパラン・ラを越えました。チベット仏教の5色の祈祷旗、タルチョが、冷たい風にはためいていました。

腕時計の高度計は、標高5500メートルを示していました。さっきまで登ってきた南側の斜面をふりかえると、よくもまあここまで来れたものだと思います。

そして、これから下っていく峠の北側の斜面を見て、唖然としました。一面の氷河。途中で氷河をトラバースしていく場所があるとは聞いていましたが、ここまで巨大な氷河だとは想像していませんでした。

氷の表面はパリパリなので、アイゼンが必要なほどではありませんでしたが、裂け目や水流を慎重に見極めつつ、ゆっくりと下っていきます。

峠から下りはじめて数時間後、ようやく氷の上から地面のあるところに移ることができました。スピティからラダックを歩いて目指す旅は、まだまだ続きます。

◎文/写真=山本高樹 Takaki Yamamoto
著述家・編集者・写真家。インド北部のラダック地方の取材がライフワーク。著書『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)ほか多数。
http://ymtk.jp/ladakh/

NEW ARTICLES

『 海外の旅 』新着編集部記事

どんな動物に出あえるかは運次第!? 南アフリカで最古の保護区をめぐる日帰りサファリ体験

2026.02.22

西から来れば「もう砂漠」、東から来れば「まだ砂漠」——カリフォルニア州バーストウ【100周年を迎えるルート66の点と線・その8】

2026.02.21

アメリカのモアブに残る遠い昔の痕跡。荒野の岩絵「ペトログリフ」が語りかけるものとは?

2026.02.18

アリゾナ・カリフォルニア州境にある「何もない」町【100周年を迎えるルート66の点と線・その7】

2026.02.18

冬のドイツ北部、バルト海沿岸でビーチ・ウォーキング!夏の人気リゾート地のオフシーズンの味わいとは!?

2026.02.13

高地トレーニングと大自然のゲートシティ——アリゾナ州フラッグスタッフ【100周年を迎えるルート66の点と線・その6】

2026.01.24

シマ模様はみんな同じ!? 絶滅危惧種もいるシマウマの見分け方とは?

2026.01.22

風景と文化の交差点——ニューメキシコ州アルバカーキ【100周年を迎えるルート66の点と線・その5】

2026.01.20

歴史と文化が交錯する街——オクラホマ州タルサ【100周年を迎えるルート66の点と線・その4】

2026.01.19