野生のミツバをトッピング!野草が主役の「山のパエリア」を作ろう - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • ナチュラルライフ

    2020.12.15

    野生のミツバをトッピング!野草が主役の「山のパエリア」を作ろう

    私が書きました!
    マクロビライフアドバイザー
    Miki
    野草やマクロビオティックなど「そのまま自然にあるもの」を用いて、世界中で「生きる知恵」を伝える活動家。ロンドンにてメイクアップアーティストとして活動し、帰国後にマクロビオティックと出逢う。野草で100年先も豊かにする国際NGO法人YASOUENの代表理事・YASOU合同会社代表と、一男一女の母。

    山のパエリアは、野草と肉が主役です。

    山のパエリアの主役は、野草!

    前回(https://www.bepal.net/natural_life/natural-living/123084)では、野草のプロフェッショナルたちが集って、「ありのままの自然を楽しむこと」をテーマに、食材調達から、野草で作る夜ごはんまでをご紹介しました。今回は、檜原村(ひのはらむら)の野草が主役となる、山のパエリアのアイデアと、ミツバの見分け方を紹介します。

    野草摘みは、宝探し!

    野草採取は、五感を使います。でも宝探しで地図を見るように、野草図鑑を見ながら探すことも大切なことです。これを繰り返していくうちに、食べられるものと、毒草とが、少しずつわかってくるようになります。毒草は、なんとなく毒々しい色であったり、トゲがあったりするものもありますが、写真でも分かりづらいものがあったときは、食べるのはやめましょう。(「食べられる野草」の見分け方の本はこちらをご参照くださいhttps://www.bepal.net/natural_life/natural-living/126264 

    美味しいor毒草?並んで生えている野草「ミツバ」

    ミツバはスーパーに並んでいますが、山でも見つけやすい野草のひとつでもあります。でもミツバには、とても良く似ている毒草(キツネノボタン類)があります。困ったことにこの野草たちは、横に並んで生えていることも多いので、見分けるポイントをしっかり覚えておきましょう。

    画像はどちらも、ミツバ(三つ葉)です。

    ミツバ

    見るポイント:茎から葉が3枚そのままくっついています。葉の裏は「ツルツル」です。
    嗅ぐポイント:ミツバの香りは、見分ける重要なポイントです。

    こちらが毒草のキツネノボタン類(画像はヤマキツネノボタン)

    キツネノボタン類

    見るポイント:それぞれの葉に「茎」が、それぞれ付いています。葉の裏には「うぶ毛」があります。
    嗅ぐポイント:香りは全くしません。

    葉の裏:左がミツバ(ツルツル)、右がキツネノボタン類(うぶ毛)

    野草が主役の山のパエリアを作ってみよう

    出汁もサフラン(黄色い色付け)も使わない山のパエリアは、とにかく食材を入れる順番がポイントです。火をきちんと通した方が良いもの、少しの火で良いもの、そのままの風味を味わう野草などなど、難しくはないので好きな野菜や野草を入れてみましょう。

    材料(4人前)

    ・野草(ミョウガの葉、クロモジの葉、ガマズミ、フユノハナワラビ、キンミズヒキ、ミツバ)
    ・野菜(ニンニク、舞茸、ナス、ピーマン)
    ・米 2合
    ・オリーブオイル 適量
    ・豚肉(鶏肉でもOK)100g〜200g
    ・水 適量
    ・塩 適量
    ・こしょう、ユズやレモン お好みで

    作り方

    (1)ニンニクはみじん切り、他の野菜は食べやすい大きさに切ります。

    (2)パエリア鍋(フライパン、スキレットでもOK)に、オリーブオイルを入れて豚肉を少し炒めます。固くなる前に取り出して、お皿に分けて置いておきます。

    (3)パエリア鍋に、お米を入れて炒めます。(注:このとき鍋底にくっつかないよう油を足したり、ぐるぐるお米を混ぜましょう)

    (4)お米の色が透明になってきたら、ニンニクとキノコを入れて少し炒めます。

    (5)水とミョウガの葉を入れます(ミョウガの葉は香り付けなので、なくても大丈夫です)。

    (6)豚肉、野菜を全部入れます。

    (7)途中で水分が足りなくなってきたら、混ぜながら水を足します。塩とこしょうで味を調えてから、野草(ガマズミ、ワラビ)を入れて混ぜ合わせます。

    (8)水分が無くなったら、キンミズヒキと、ミツバ、ユズをちらして完成です。

    野草はスープにちょっと入れてみたり、お皿に使ってみたり、色々なアイデアで楽しんでみてくださいね。

    今年はコロナ感染拡大防止のために、一般の皆さんが参加できる「野草キャンプ」の開催は延期とさせていただきました。来年には、YASOUENのメンバーと「野草キャンプ」を開催しますので、楽しみに待っていてください。

    野草監修:小林健人/八王子市長池公園副園長

    NEW ARTICLES

    『 ナチュラルライフ 』新着編集部記事

    自由木工で家具をつくるなら知っておきたい「割りやすい木の見分け方」

    2025.05.07

    素焼きなのに酒が漏れないぞ! 縄文風・黒陶ぐい呑みをつくってみた

    2025.04.17

    『べらぼう』時代にあった技術も紹介!簡単にできる服のリペア術4選

    2025.04.17

    週末縄文人の100%ナチュラルな寒さ対策とは?「カヤ(茅)インサレーションってすごいよ」

    2025.03.16

    食べ方は?美味しい外来種 「セイヨウカラシナ」を河川敷で発見

    2025.03.01

    逃げた群れが残していったニホンミツバチの巣で実践!蜜ろうキャンドルの作り方

    2025.02.27

    敏感肌の子どもや大人におすすめの日焼け止め!ママ アクア シャボン「UV&アウトドアミスト」

    2025.02.13

    ノウサギのフンやゴボウでも和紙はできるのかやってみた!

    2025.02.09

    バードウォッチングがさらに楽しくなっちゃう!おすすめの "鳥活グッズ"21選

    2025.02.06