暮らすように旅しよう! 地元の知恵に学ぶ、沖縄再発見の旅。(その2) | BE-PAL

暮らすように旅しよう! 地元の知恵に学ぶ、沖縄再発見の旅。(その2)

2016.03.22

世界遺産推薦候補地にもなっている自然豊かなやんばるの森をはじめ、リゾート旅だけでは見えてこない魅力が、沖縄にはまだまだある。急ぎ足で通り過ぎるのではなく、ゆっくりと滞在することで見えてくる、新しい沖縄の旅プランをご紹介!

Plan 2<石垣島・白保>
珊瑚に囲まれた集落で
海と共に生きる人々に出会う

白保の海では1月頃からアーサが生え始める。その時期になると、アーサ採りのおばあたちがやってくる。緑の浜辺はほかでは見られない不思議な光景だ。

白保の海では1月頃からアーサが生え始める。その時期になると、アーサ採りのおばあたちがやってくる。緑の浜辺はほかでは見られない不思議な光景だ。

白保の海は珊瑚礁に囲まれている。そのお陰で外洋の荒波から守られ、遠くに漁に行かずとも、豊かな海産物が獲れる土地だった。かつてその遠浅の海に滑走路を建築しようという計画も出た。貴重なアオサンゴが群生しているのが発見され、この計画は中止されたが、いまでも滑走路のポールが残っている。

そんな白保の海を、地元の海人である赤嶺さんと歩く。所々、芝生のように緑になっているのは、アーサ(アオサ)だ。季節になると集落のおばあたちはみんなでこのアーサを採りに来る。味噌汁に入れるととても美味だと、赤嶺さんが教えてくれる。

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そのまま進んでいくと、バタンジ(渡ん路)と呼ばれる場所に出る。干潮時にだけ現われる浅瀬で、これを辿れば歩いてリーフまで行けるのだという。
「ここを使えば船がなくても漁ができるからね。みんなが海のものを獲れる」
赤嶺さんは古くからある電灯潜りという漁法も使う。夜の海に電灯を使って潜り、眠っている魚を捕まえるのだ。
「ちょっとずるいよね」と赤嶺さんは笑う。

海人歴10年の赤嶺さんがアーサを採ってくれた。手に持っているのはタコを捕る棒。ファンキーな見た目だが海を愛する心は深い。

海人歴10年の赤嶺さんがアーサを採ってくれた。手に持っているのはタコを捕る棒。ファンキーな見た目だが海を愛する心は深い。

「おばあの中にはアーサが減ってきたという人も居るし、魚も以前よりは大分減ってきた。でも、みんなの海だからね。大切に守っていかないと」と海を見つめながら若き海人がいう。

白保地区にあるWWFサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」。珊瑚や伝統漁などに関するさまざまな展示物がある。TEL:0980(84)4135

白保地区にあるWWFサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」。珊瑚や伝統漁などに関するさまざまな展示物がある。TEL:0980(84)4135

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白保の珊瑚礁の保全活動をしているNPO法人「夏花」の普天間さん。漁体験(1人¥5,000/20名~)や集落散策(1人¥2,000/5名~)などもアレンジ。TEL:080(8553)8848

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