「車では近づけないアフリカ最後の秘境オカバンゴ」アフリカを軽キャンパーで旅する! ボツワナ編 vol3

2019.08.09

軽キャンピングカーで、地球半周中です。稚内からロシアへ渡り、モンゴルで道草してから中央アジアへ。イラン、ヨーロッパと抜けてアフリカに上陸しました。南アフリカの喜望峰を目指しています。

世界最大のオアシスは、道路がない

アウトドア・ライフに良し、普通に住んで良しのボツワナに、アフリカで最後の秘境と呼ばれる一帯があります。世界最大の陸デルタ、オカバンゴです。

はるばるアンゴラから流れて来た川がカラハリ砂漠で行き場を失い、三々五々と枝分かれし、干からびるのを待つ洪水地帯。1000件目の世界遺産というキリ番をゲットした、世界最大の野生動物のオアシスです。

道路がないので、我々は軽自動車を置いて軽飛行機で飛びます。

水の大地

目指すのは、モアミ・ゲーム保護区に浮かぶ陸の孤島Vumbura。振込詐欺に遭っているんじゃないかってくらい高い旅費ですが、我らが結婚20周年の特別会計です。

眼下に広がる水の大地。確かにこれでは道路は無理ですね。

よくよく目をこらすと、水のなかの黒い点はカバだったりします。

砂は川となり、池になる

動物がひょいっと横切る、油断のならない滑走路に飛び跳ねるように着陸。あたり一帯は人が住んでいないので、家一軒ありません。生粋のアフリカ大自然。

宿泊するコテージのLAND CRUISERに乗り込みます。砂の轍を進めばやがて川となりますが、

恐るることなく突っ込むLAND CRUISER。

川が広がって池となっても、

全速前進!

寝てばっかりの百獣の王

犬の死体が転がっていると思ったら、

ライオン。

そんなところで寝ていたら、踏んでしまいますがな。誰も襲ってこないという自信があるからか、わざわざサバンナのど真ん中で爆睡するのもいます。

百獣の王は、昼寝が仕事です。

陰嚢をお股で隠すあたりが、甘えん坊さん風で可愛い〜。

臆病ものの目線

怠惰なライオンと違って絵になるのは、ヒョウの親子です。

子どもといえども、立派なヒョウ柄。

ヒョウの親子愛に続いたのが、象の家族愛。集団で子象を守ります。

あまり不躾にジロジロ見ていると、両耳を広げて怒ります。ちょっとだけ後ずさりする車です。

草原に見え隠れするのは、バッファローの一団。臆病なので、全員の目線をいただけます。

図体がデカいわりにチキンなキリンとは、

常に視線があいます。いつもは食事に忙しいイボイノシシが、

挨拶してくれました。

鼻に見えるのがイボで、口に見えるのが鼻です。頭の毛はぽよぽよなのに、たてがみはロン毛という不気味なセンス。

オシャレなのは、ジャッカルの子です。

背中の毛だけ白黒にしたセンスは、絶品。アフリカっぽくないです。

身を守るフェンスがない

猛獣だらけだというのに、食事は外でとります。お酒は飲み放題。

飲みすぎたら、ひと目のつかない離れたところに青空トイレがあります。便器がひとつ置かれただけ。恥ずかしがって草むらに隠れると、

思わぬところにライオンが潜んでいたりして……。

妊婦さんでも時速40km?

柵のない大自然のトイレに驚いていたら、コテージにも塀ひとつありませんでした。ライオンに襲われるべくして設計したような家づくり。

プライベート・プール付きです。

ガラス張りの部屋から、サバンナを見渡せます。

メインコテージから150メートルも離れていて、1ミリもフェンスがない危機管理ですから、夜間の単独散歩は禁止です。

夕方遅く、部屋のまえを横切る巨大な影がありました。のっそりのっそりと歩くのは、カバ。お腹の大きい妊婦さんです。

小さなお目目をした可愛い顔をしていますが、怒ると時速40kmで走るアスリート。逃げられたもんじゃないです。

夕方、小舟で散歩しました。

さすがアフリカの夕焼け、眩しい〜。

次回は、いよいよ南アフリカです。そこは、世界一のアウトドア天国でした。

石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。

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