静寂の中に満ちあふれる、生命の気配。アラスカ・クルーゾフ島の深き森を歩く

2017.02.22

南東アラスカの旅8

僕が寝泊まりしていたフレッズ・クリーク・キャビンの脇からは、クルーゾフ島の中央にそびえる休火山、エッジカム山に登るトレイルの入口があります。僕はこのトレイルを利用して、島の温帯雨林の森を散策しながら撮影をする、という日々を過ごしていました。

暗く鬱蒼とした森の中は、太く大きな木々から小さなコケに至るまで、死しては生まれる循環をくりかえす、無数の生命の気配に満ち満ちていました。

樹上に絡みついている糸状のものは、日本ではサルオガセ、霧藻(きりも)などと呼ばれる地衣類の一種です。木々に寄生しているのではなく、空気中の水分と光合成で生きています。英語では「Witches’ Hair」(魔女の髪)とも呼ばれているとか。

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