自然のなかで音楽やキャンプを楽しむフェス。もはや細かい説明など必要がないほどに、野外フェスは全国各地で数多く開催されています。でも、まだまだ「フェスってどんな感じなの?」と、二の足を踏んでいる人もたくさんいることでしょう。そこで、気軽に入場できるフリーフェスをご紹介、その魅力に迫りたいと思います。
魅力1 入場がタダ!でも、出演はプロのミュージシャン!
最大の魅力は、入場券を買う必要がないということです。思い立ったら、会場に足を運ぶだけでOK。飲食やクラフト系のショップ、ワークショップなどの出展ブースも多くあり、一日中エンジョイできます。そして、なんといってもプロのミュージシャンたちのステージを間近で楽しむことができるのは、大きなポイントです。フリーだからといって、アマチュアの演奏発表会ではないのです!
魅力2 アクセスが抜群に良し!街からすぐ近くで開催
野外フェスといわれる多くのイベントは、山間部やキャンプ場といった、都会から離れた場所で行われるのがほとんどです。アクセスに時間もお金も結構かかりますね。でもフリーフェスの多くは、比較的、街に近い公園などで開催されることが多いです。買い物のついでに、通りすがりに、ふらっと立ち寄れる距離感にあります。あまりアウトドアに慣れていない人でも、お散歩の延長で行けます!
魅力3 食べる、聞く、見る…五感をフル稼働
フェスの楽しみのひとつに出展ブースがあります。お祭りでいうところの出店に匹敵するものですが、とてもバラエティに富んでいます。飲食は、食材にこだわったオーガニックフードや、国際色・地域色豊かなメニューの数々、お酒の販売もあります。物販は、衣類や小物など多種多様で、上質なハンドクラフトに出会えることもあります。そして、参加型のワークショップといった盛りだくさんの内容です!
魅力4 お子さんからお年寄りまで、のんびり誰もが楽しめる
会場は、大きな公園や広場といった緑が多く、ひらけたロケーションであることが多いです。歩き疲れたら、腰を下ろしたり、寝っ転がったりしてのんびりと体を休めることができます。ちょっとしたピクニック気分も味わえてしまう、というわけです。お弁当持参で来場するのもいいかもしれませんね。もちろん、飲食出展は充実していますから、手ぶらでも現地調達可能です!
さて…フリーフェスの魅力をお伝えしてきましたが、いかがですか。ちょっと行ってみたくなりませんか。週末どこへ行こう…と悩んでいるファミリーにもオススメです。最後に、これから行ける!入場無料のオススメフェスを2つご紹介いたします。
地元愛がつくりあげるフリーフェス
TOYOTA ROCK FESTIVAL 2015 (愛知県豊田市)
http://toyotarockfestival.com/
今年で9回目の開催となるトヨタロックフェスティバル。「トヨロック」の愛称で親しまれているこのイベントは、地元豊田の若者たちが中心となり、作り上げています!豊田スタジアムの外周部分を使用して、大小複数のステージが組まれ、ロックを中心にジャム、レゲエ、ダンスミュージックといった様々な音楽が楽しめます。フリーなのに、この顔ぶれ!?という豪華なラインアップが毎年話題に。さらにモトクロスが空中を舞うアクロバティックなショーFMX AIR JACKも開催!キャンプサイト(※有料。限定200組。要サイト確認)も開設され、朝から晩まで、とにかくおなかいっぱいなフェスなのです。
開催日:10月24、25日
開催場所:豊田スタジアム西・東イベント広場
出演アーティスト:TURTLE ISLAND、Dachambo、ズボンズ、LITTLE TEMPO 、cro-magnon、三宅洋平、T字路s、tofubeats、MOROHA、(((さらうんど)))…全52組
エコやオーガニックに根ざしたフリーフェス
earth garden ”秋” 2015(東京都渋谷区)
http://www.earth-garden.jp/event/eg-2015-autumn/
オーガニックとエコロジーなイベントやメディアを数多く制作しているアースガーデンが、季節ごとに開催する恒例のフェスです。今回は秋、テーマは「代々木クラフトフェア」。間伐材を使ったワークショップの開催や数多くのクラフト作家の出店がならび、土曜夜にはキャンドルナイトもあります。音楽やトーク、フード、ショッピングを楽しみながらも、自然との共生に思いを巡らせるひとときです。これからのライフスタイルのヒントになりそうなコンテンツが会場中に溢れています。
開催日:10月24、25日
開催場所:代々木公園イベント広場・ケヤキ並木
出演アーティスト:オーサカ=モノレール、トレモノ、no entry、TEX & Sun Flower Seed、RIDDIMATES、Bugseed、田中光&MASAYA YONETAMA…全32組
文=須藤ナオミ