「バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル」は、今年で41回目を迎える、世界最高峰のアウトドア・ドキュメンタリー映画祭。
もともとは、登山家やアウトドア愛好家が、登山シーズンとスキーシーズンの狭間に楽しめる年中行事を探し、1976年にロッキー山脈の小さな街バンフ(カナダ・アルバータ州)で開催されたのがはじまりだ。
1日だけの登山映画祭としてはじまったものが、今では毎年11月にバンフで開催され、350本以上もの映画が世界中のクリエイターから寄せられる。その作品のなかから、高く評価された作品が世界40か国以上で上映されるキャラバンに出発するのだ。現在、日本でも11カ所で開催まっただなか!
「日本での開催は2004年からスタートし、今年で13回目になります。アウトドアを文化面から活性化させたい、という思いからはじめました」とは、日本での映画祭を主催するパタゴニア日本支社、マーケティング部の川又聖也さん。将来的に、日本のアウトドアフィルマーを育てることにつながれば、という思いもある。
「今年のおすすめは、ベストフィルムを受賞したクライミング映画『REEL ROCK 10:A Line Across The Sky』。生命の危険と隣り合わせの状況でも精神を保ち、前に進み続ける姿に感動します」
自然の美しさや厳しさ、人間の可能性など、アウトドアアクティビティーの魅力が満載。感動と興奮を詰め込んだ世界最高レベルのアウトドアフィルムに触れることができる。
「ここ数年、撮影技術の発達によって、映像美が格段に向上しています。ドローンやアクションカメラなど、撮影方法も進化しており、より作品の臨場感が増していますよ」
■『The Last Dragons』
制作/ジェレミー・モンロー、デヴィッド・ヘラシムチャック
北アメリカに生息するヘルベンダー(オオサンショウウオ)の暮らしを追うことで、自然環境の大切さを訴える、身につまされる映画。
■『Balloonskiing-Heimschnee』
制作/シュテファン・アーガー、ヨハネス・アイツェットミュラー
バルーンスキーイングという、熱気球で山頂まで行きスキーで滑り降りてくるという、まったく新しい試みをおさめた1本。
■『Denali』
制作/ベン・ムーン、ベン・ナイト
病いに侵されたアウトドアフォトグラファーと愛犬の、心と心の絆を描いた感動のフィルム。制作も本人が手がけている。
■『REEL ROCK 10: A Line Across the Sky』
制作/ピーター・モーティマー、ジョシュ・ローウェル
川又さんの一推しは、多くのクライマーが夢見るパタゴニアの大縦走に成功したクライマーのストーリー。ベストフィルムを受賞。
【今後の開催場所と日程】
・大阪 10月29日(土) ~30日(日) 阪急うめだホール http://www.hankyu-dept.co.jp/umeda-hall/
・横浜 11月12日(土) ~13日(日) 横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール http://www.yokohamaakarenga.jp/hall_space/index
・札幌 11月20日(日) 道新ホール http://www.doshin-acty.co.jp/
・福岡 11月23日(水・祝) イムズホール http://www.ims.co.jp/
・仙台 11月26日(土) ~27日(日) 桜井薬局セントラルホール http://www.sakura-centralhall.jp/
■問い合わせ先/パタゴニア・カスタマーサービス 0800-8887-447
http://www.banff.jp/
*チケットは、チケットぴあWEBサイト、パタゴニア直営店、PassMarketで販売中。