園児に園庭を自由解放地区にすると何が起きるか? 〜その3〜

2018.07.30

日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.57

 幼稚園で面白いプロジェクトがはじまった。「園児と一緒に園庭を自由な遊び場にしていく」という1年間を通した長いプロジェクトだ。
※第2弾の活動はココをクリック

 高い、怖いなど、様々なテーマに乗って子ども達と先生一緒に遊んできた僕たちは、子ども達の進化した「遊び脳」の幅を広げるために、さらに面白い遊びを考えるべく作戦会議を始めました。

 今回作戦会議で出てきた遊びは「長い紐でターザンをする」というもので、どの木を使い、どのように行うかを決めた後は早速園庭に飛びだしました。


作戦会議は自由な場。子ども達は今ある感性すべてを僕にたくさんぶつけてくれる

 僕たちは早速幼稚園で一番高い木にロープをかける準備をはじめる。ただ、目標の木はあまりにも高くなかなかロープがかからない。スタート直後から僕たちは大きな壁にぶつかった。

 ロープを高いところに投げるにはどうするべきか?僕たちはその場で試行錯誤様々なやり方を試してみた。

 束ねたロープを思いっきり投げたり、カウボーイのようにロープを振り回して投げるなど色々試した結果、ロープの先が重い方がよく飛ぶところまではたどり着いた。

何度試してもうまくいかないロープ投げ
でも、ひとり数回ずつロープ投げを挑戦するこの時間も大切な遊び脳活性化の時間だ


無事にロープがかかった時の一体感はものすごい達成感に繋がった
木にかかった細いロープを太いロープに差し替えれば遊びが始まる

 いよいよ始まったターザンロープ遊びは、高いところからぶら下がっているロープのおかげで思いのほかスリリングで面白い遊びになった。

 ただし、”思ったよりもスリリング”だったために怖くてなかなかターザンロープに挑戦できない子もチラホラ…。はじめはいつも元気な子ども達が次々と挑戦していくと場が暖まってくる。

 何人も成功していくことで少しずつなかなか挑戦できなかった子ども達の心に火がついてきたのか、最終的には全ての子ども達が自らターザンロープに飛びついていった。

ターザンロープは、足が地面からはなれて戻ってくるまで5秒以上はぶら下がったまま
いつもよりも長い滞空時間は当然面白いのだ


最後の方には、ずっと怖がっていた子どももターザンロープに挑戦した
後ろの子ども達も自分事のように真剣な眼差しで見つめ続ける

 
 前後に揺られたターザンロープは繰り返される度に、遊びはどんどん発展していく。ロープは斜めに揺られ、そして遊びの時間が終わる頃にはロープは円を描くように揺られていった。

 遊びが発展すると、子ども達のポジティブな叫びと共に生き生きとした顔がどんどん生まれていく。子ども達と一緒に時間をかけて様々な遊びを展開していくことで、だいぶ場が暖まってきた。そろそろ想像の幅を広げる時間は一時中断して、本番開始のタイミングがやってきた。

 次回からは子ども達自ら遊びを展開していきます。

協力:町田自然幼稚園

注意:これらの遊びは、正しい知識を持って安全管理をしっかりとして行っています。安易に真似をしてケガをしないように注意してください。

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長谷部雅一

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アウトドアプロデューサー。
アウトドアイベントの企画・運営を手がける「Be-Nature School」スタッフ。人と自然をつなぐインタープリターとしても活躍中。
著作に『ネイチャーエデュケーション』1300円+税 みくに出版 他

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