2018.07.03

園児に園庭を自由解放地区にすると何が起きるか? 〜その2〜

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日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.56

 幼稚園で面白いプロジェクトがはじまった。「園児と一緒に園庭を自由な遊び場にしていく」という1年間を通した長いプロジェクトだ。
※第1弾の活動はココをクリック

 まずは室内で園児達と「今日はどんな事をしようか?」をテーマに作戦会議をした。僕は出てきた断片的なテーマ「高い」「怖い」「冒険」を子ども達からもらい、子ども達と一緒に早速園庭に飛びだした。

 この日は、子ども達から出てきたテーマをもとに、前回の遊びも踏まえて子ども達の日常の園庭遊びから出てくる想像の枠を大きく飛び出る遊びの提案をすることにした。

 まず始めたのは壁登り。園庭にある大きなナラの木にロープをかけて子ども達の4倍はありそうな高い壁を登るのだ。もちろんロープを運ぶのも、かけるのも、どの木ならロープをかけても大丈夫そうか?というのも子ども達と相談をして手伝ってもらいながら進めていく。


ロープを木にかけるところへ行くために、まずはロープを運びやすい道をつくるために片付けるところから始まった


一本目のロープで登る遊びが始まると、2本目を子ども達がかけ始めた


普段は静かな遊びを好む子ども達も、新しい遊びができあがるとどんどん挑戦し始めた
この遊びは、先生も笑顔をキープしつつも安全管理に集中が必要だ

 ロープが絡まってなかなか遊びが始まらないし、ロープをかける場所へ行くにも大きな物をたくさん動かさないといけないから苦労が多い。そしていざロープを登ってみると、思いの外体の使い方が難しく、なかなかうまく登れない。

 でも、その小さな苦労やアクシデントを自分たちで解決させていくことで、「できる」「できた」が増えていって、さらには新しい経験がまた新しいアイデアを生んでいってくれる。

 この遊びを発端に、子ども達の「遊び脳」は活性化して、さらなる”高度”な遊びの展開をはじめるのでした。

協力:町田自然幼稚園

注意:これらの遊びは、正しい知識を持って安全管理をしっかりとして行っています。安易に真似をしてケガをしないように注意してください。

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長谷部雅一

HIAC_0443a

アウトドアプロデューサー。
アウトドアイベントの企画・運営を手がける「Be-Nature School」スタッフ。人と自然をつなぐインタープリターとしても活躍中。
著作に『ネイチャーエデュケーション』1300円+税 みくに出版 他

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