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山陰海岸ジオパークトレイル230km全線開通記念フォーラム&絶景ハイク in 兵庫&鳥取3DAYS

2021.01.12

絶景トレイルを歩いた3日間をレポート!

鳥取、兵庫、京都にまたがる山陰海岸国立公園を貫くように延びる日本屈指の海岸線トレイル、山陰海岸ジオパークトレイル。230km全線開通を記念して、その魅力に迫るフォーラム&ハイクイベントが11月に開催された。フォーラムで歩き旅の素晴らしさを再認識し、絶景トレイルを歩いた3日間をレポート!

山陰海岸ジオパークトレイル総延長230kmの全線開通を記念して、3日間にわたるフォーラム&ハイクイベントが11月下旬に開催された。初日11月21日は、鳥取県立博物館にて山陰海岸ジオパークトレイルの魅力を再認識するフォーラムを開催。

全行程を訪れたアウトドアライター森山伸也さんと本誌編集長沢木拓也が見所を紹介すれば、ヤンニ・オルソンさんが母国スウェーデンのトレッキング事情を絡めて歩き旅の魅力を語った。

大トリは、シェルパ斉藤さん。写真を交えて国内外のロングトレイルを紹介すると、会場のムードは最高潮に! 早く歩きたい!

DAY 1 山陰海岸ジオパークトレイル全線開通記念フォーラム

山陰海岸ジオパークトレイルの魅力、歩き旅の素晴らしさを再確認するフォーラムは、鳥取県立博物館講堂で開催された。

ゲストのヤンニさんは、母国スウェーデンのトレッキング事情と、昨夏歩いた当トレイルの魅力を流暢な日本語で伝えた。

本誌連載でお馴染みのシェルパ斉藤さんは、国内外のロングトレイルについてセルフポートレートを交えて熱く語った。

開通の祝辞を述べた鳥取県知事平井伸治さん。ハイクにかけて俳句を一句披露した平井知事。トレイルとコロナにまつわる駄洒落を連発し、会場を静かに沸かせた。

DAY2 絶景ハイク in兵庫 約11.1km(コース17)しおかぜ香苑~今子浦~柴山駅

2日目、いよいよフィールドへ飛び出し絶景ハイキングへ。兵庫県香美町しおかぜ香苑から約11km先の柴山駅をめざす。奇岩が乱立する岸から漁村を通り、岬を乗り越す森歩きへ。シカやイノシシの足跡が森の豊かさを教えてくれた。村と村をつなぐかつての生活の道は、釣り人とハイカーによって育まれていた。

「ゴツゴツした岩からふくよかな森まで。厳しさと優しさがあるトレイルですね。北欧にはないです。気持ちいい」ヤンニさんはそういうと潮風を美味しそうに吸い込んだ。

香住湾の東端に突き出た岬、岡見公園で小休憩。波に削られた岩礁や海食崖などを愛でながら歩く絶景ハイクの始まり。

鮮魚が並ぶかすみ朝市で知られる香住漁港(東港)。漁船の横を歩き、地元民の生活に触れた。

香住漁港で見かけたカレイの干物。山陰海岸は海の幸が豊富で美味! それが歩き旅の楽しみ&エネルギーとなる。

日本海の成り立ち、生物について学べる香美町立「ジオパークと海の文化館」。トレイル情報入手も可能。

香美町の景勝地、かえる島にて21名の参加者と記念撮影。キャンプ場やBBQ場も併設する今子浦海水浴場にある。

かえる島の北に突き出た大引の鼻展望台へ。荒々しい日本海の波音がハイクのBGMとなった。

今子浦と柴山港をつなぐ山道は、潮風を浴びながらの尾根歩き。シイノキの森がトレイルを包んだ。

ハイク後は、山陰本線柴山駅から香住駅へ、ひと駅分の車窓旅。鉄道が海岸線に沿って走るので計画がたてやすい。

DAY3 絶景ハイク in兵庫 約11.5km(コース8・9・10)東浜駅~大羽尾~田後港~城原海岸~網代港

絶景ハイク2日目は、鳥取県岩美町が舞台。朝から冷たい雨の中、東浜駅に集合。「トレイルは天候、季節、メンバーによって違う顔を見せてくれます。だから僕は今日非常に楽しみにしています」朝の挨拶でシェルパ斉藤さんがみんなの背中を押した。その言葉どおり、うつむき加減に歩く参加者をトレイルは足元から楽しませてくれた。

東浜の木道、浦富(うらどめ)海水浴場の白浜、漁村のマンホール、城原海岸の玉砂利、鴨ヶ磯のビーチグラス、網代埼(あじろさき)灯台の落ち葉。晴天だったら足元の変
化に敏感になることはなかっただろう。

それにしてもこれほど足元を賑やかに飾るトレイルが日本にあるだろうか。荒れ狂う日本海の大波が、幾度となく押し寄せ、海岸侵食をまざまざと見せつけてくれた。参加者のひとりが口にした言葉が、印象的だった。

「寒風と白波が、この絶景を作り上げている。だとしたらこれこそ山陰海岸ジオパークトレイルのホントの顔じゃないですか?」

雨雲の切れ間に西日を受けて輝く鳥取砂丘が見えた。歩いた数、交わした言葉の数だけ、さまざまな顔が頭に浮かぶ。ここは日本が世界に誇れるコーストトレイルだ。

東浜駅から東浜海水浴場へ下り、木道を歩く。サーファーが波を待つビーチと海食崖の連続が鳥取エリアの醍醐味。

龍神洞(りゅうじんどう)手前の展望所から城原(しらわら)海岸を望む。このような展望台が要所ごとに整備され、ハイカーの心と体を和ませる。

岩美町にある「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」に立ち寄り、日本海の成り立ちを学 んだ。トレイル情報入手も可能。

沖にサーファーが点々と浮かぶ浦富海水浴場の波打ち際を歩く。夏は裸足になって歩きたくなる美しい白浜ビーチだ。

1歳の最年少ハイカーを連れて滋賀県から参加した橘さん一家。悪天候でも笑顔を絶やさずナイスハイク。

松葉ガニ漁獲量日本一を 支える田後(たじり)港の漁村。瓦屋根の民家が密集して建ち、日本の漁村の原風景が残る

参加者とともに城原海岸にて記念撮影。日本海の荒々しい冬の顔が、1歳から71歳までの老若男女ハイカーの絆を深めてくれた。

奇岩に囲まれた小さな湾、鴨ヶ磯。歩いてしかいけないプライベートビーチでのんびりする時間は、ハイカーの特権だ。

雨で濡れて滑りやすい木道の階段をエスコートするシェルパ斉藤さん。日本海の雨がメンバーの連帯感を生んだ。

足元の海中を覗き込める木道が整備される浦富海岸。満潮時、海が荒れると足が洗われる箇所もあるので要注意!

柔らかい地層だけが洗われてできた海岸線の迷路をいく。寒風を跳ね返すにちょうどよいアップダウンが続いた。

標高約90m地点にある網代埼灯台。沖からだけでなく、トレイルからもたびたび目視できる網代のシンボルだ。

11月下旬、終わりかけの紅葉を楽しむことができた。温暖湿潤な山陰海岸は生き物の楽園で、植生も豊かである。

千貫(せんがん)松島展望所でドローンによる集合写真。トレイルの素晴らしさは、マスクの中の笑顔が証明している!

ドローンから千貫松島と網代港を遠望。白く砕ける荒波が、島や岬をくっきりと浮かび上がらせた。

バックパッカー・作家 シェルパ斉藤さん

八ヶ岳の麓を拠点に、国内外のトレイルを歩き旅する。山陰海岸ジオパークトレイルにつ いて執筆した連載も要チェック(本誌2021年2月号に掲載)。

スウェーデンのアウトドアガール ヤン二・オルソンさん

北欧アウトドア大国、スウェーデン出身の女優、タレント。登山からサウナまでアウトドアの趣味は多彩。テレビや雑誌などで活躍中。

山陰海岸ジオパークトレイルの情報はこちらから。絶景動画も見られます!
https://sanin-geo.jp/play/geotrail/ 

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