フランスが世界に誇る箱バン!ルノー「カングー」はなぜこんなにも愛されるのか? | 試乗記 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 試乗記

    2017.03.25

    フランスが世界に誇る箱バン!ルノー「カングー」はなぜこんなにも愛されるのか?

    ルノー カングー

    日本独自のイベントに3000人が集結!

    100年以上の歴史を誇る、フランスの大手自動車メーカー、ルノー。日本では広いラゲッジと洗練されたスタイリングのRV(ヨーロッパではMPV=マルチ・パーパス・ビークルと呼ぶ)、カングーが人気を集めている。オーナーが集まるイベントも大盛況で、日本法人のルノー・ジャポン主催による「ルノー カングージャンボリー」は、フランス本国でも見られない、カングーに特化したお祭りだ。その勢いはとどまることを知らず、7回目となる今年5月17日のイベントでは、カングーを含む計1773台ものルノー車が集結。参加人数は3600人を超え、いずれも過去最高の動員数を記録した。

    ルノー カングー会場は山中湖交流プラザ「きらら」。カラフルなボディカラーを揃えるカングーならではの壮大な光景。

     

    大盛況のフリーマーケット

    「ルノー カングージャンボリー」は日帰りのイベントで、カングー&ルノーオーナーによるフリーマーケットや多彩なブランドが出展するマルシェのほか、ジャズやアコーディオン演奏が楽しめるステージ、そして大道芸アーティストが出没したりと盛りだくさんの内容。参加者の多くはヤングファミリーで、ルノーグッズやボーダー柄のフレンチカジュアルスタイルを身に着けている人も目立った。クルマはカングーが9割、残り1割がハッチバックのルーテシアやメガーヌや旧型の4(キャトル)といった印象。見どころはなんといってもカングーオーナーによるフリーマーケットで、観音開きのラゲッジと、その前に趣向を凝らしたグッズを並べた光景は、商用車ベースのカングーならではの実用性に加え、クルマがもつ楽しい世界観を感じさせるものだった。

    ルノー カングーフリーマーケットではオリジナルのカングー関連グッズなどが販売され、大いに賑わった。

    みんなで工夫する楽しみがある

    自動車オーナーを対象にしたイベントはほかにもあるが、その多くはスポーツカー系で、走ることが目的だ。その点、ライフスタイル系の「ルノー カングージャンボリー」は異色の存在であり、ニッチマーケットのクルマであることを考えると、動員数の多さは突出している。理由として、カングーの関連グッズが決して多くないことから、オーナー同士の情報交換の場として重宝されていることが挙げられるが、それだけではない。根底にあるのは、「クルマを買ってからどう遊ぶか」をオーナー自身が工夫し、みんなで楽しもうという気風だ。カングーは楽しく暮らすための道具であり、所有歴が長くなるほど経験値も増えて、上手に使いこなせるようになる。だから古くなっても見劣りはしないし、経済的にもお得だ。こうした、自動車を核としたライフスタイルのブランディング戦略は、現在世界中の自動車メーカーが目標としているものの、いまだ成功例は少ない。そういう意味で「ルノー カングージャンボリー」はとても進歩的なイベントといえる。フランスのエスプリを体現したカングーを手に入れて、たくさんの夢を詰めてみてはいかがだろう。

    ルノー カングー会場内のいたる場所で大道芸人が出没し、ジャズ演奏隊が闊歩。フランスののどかな景色と重なる。

     

    ルノー カングーサンリオ”マイメロディ”の40周年アニバーサリーイベント企画「マイメロディの思いやりお花屋さん」。カングーをベースとしたスペシャルカー「マイメロディ カングー」は、6月20日(土)、神奈川県横浜市の日産スタジアム東ゲート前にも登場予定。

    ルノー カングーカングーのベッドキット/ウッドパネルキットも会場に。キャンピングカービルダーのトイファクトリーがてがけたオリジナル商品で、「ゆったりベッドマット」(¥54,800)ほか、全7アイテムを販売(一部近日発売予定)。

    ルノー カングーフリーマーケットで販売されていた、トリコロールカラーのかわいいブレスレット。純正パーツ以外にも、オーナー自身が楽しみながらつくったオリジナルグッズが揃う。このブレスレットは写真の彼女・ひなこちゃんの手作りなんだそう。

    ルノー カングー南仏プロヴァンスをイメージした「オランジュエタンセル」を専用特別塗装色にした限定車「カングー ペイサージュ」もイベントで初披露(¥2,415,000)。近年、カングーの限定車発売は恒例となっていて、毎回完売する人気ぶり。

    【お問い合わせ】
    ルノー・コール
    0120-676-365

    NEW ARTICLES

    『 試乗記 』新着編集部記事

    このクルマ知ってる?軽EV「ASF2.0」はたっぷり積めてよく走るぞ!

    2024.04.16

    ピストン西沢が「ハイラックス Z“Revo ROCCO Edition”」 で、憧れの都会的ピックアップトラック生活体験!

    2024.04.15

    三菱「トライトン」を激坂凸凹道で試乗!パジェロの遺伝子を受け継ぐ本格4WDの実力をチェックしてみたぞ

    2024.04.10

    小型車に革命をもたらした名車「ミニ」の2024年最新型・クーパーが登場!BMW版「MINI」の魅力とは?

    2024.03.26

    BYDの電気自動車「ドルフィン」登場!秀逸デザインかつコスパ抜群で災害時給電もできるぞ

    2024.03.25

    アウトドア目線でレビュー!スズキのハコ車「スペーシア」「スペーシア カスタム」なら軽自動車でも遠出が楽ちん

    2024.03.21

    試乗レポ!クラウンスポーツは小回りが利いて荷物も積める高級SUVだ

    2024.03.14

    マセラティの人気SUV「グレカーレ」にはソト遊び好きのイタリア魂が宿っていた!内装、価格もチェック

    2024.03.12