とにかくスタイリッシュなEバイク、ロカフレームの”MAKAMI”で東京の中心を走ってみた | 自転車・MTB 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.10.25

    とにかくスタイリッシュなEバイク、ロカフレームの”MAKAMI”で東京の中心を走ってみた

    最近東京ではロカフレームの「MAKAMI」みたいにオートバイのような、かっこいいEバイクがズドーンと軽快に走っているところをよく見かけます。乗り手は100%オシャレ。車両本体価格は¥242,000。こちらはオプション装着したカスタム仕様。フレームやサドルの色も選べます。

    “Eバイク”それは自由な乗り物

    ちまたで流行のEバイク。簡単に説明すると、「スポーツバイクに電動アシストユニットを取り付けた自転車」のことです。クロスバイクやMTBをイメージする方も多いでしょう。でもこのごろは小径タイヤが特徴のミニベロタイプや、今回取材した「ロカフレーム/MAKAMI」など、かなり自由。乗り手も選択肢が多くてうれしいですね。

    ところで自転車は私の人生とともにいつも傍にあります。現在の愛車は何十年も乗り続けている「寺田商会」のミニベロ。遠くに行きたいときはフルカーボンのロードバイク「デローザ」。一番最近仲間に加わったのは、アシスト付きの子乗せ自転車、「ブリヂストン /bikke2」です。まだ3歳の次男がいるので、bikke2に乗る機会がぶっちぎりで多いですね。

    あー、でもそろそろ私だって自由になりたい。そう思い、初めてEバイクの扉を開いたのです。バイク乗りでもあるので、以前から気になっていたロカフレームのMAKAMIを。

    アパレルから誕生したEバイク

    お店は表参道から少し入った、知る人ぞ知る的な場所にあります。『ROCKA FLAME』東京都渋谷区神宮前3-42-7青山太洋ビル1F

    このロカフレーム、もともとはアパレルブランドがEバイクを手掛けたことで誕生したそうです。だからこそのスタイリッシュさ。店内には服飾なども展示してあります。

    ストレートハンドルの位置はやや高め。背中をかがめることなくどっしり座れるポジションなので、運転が本当にラクでした。腰痛の人にもオススメかも。

    カーボン仕様のフロントシールドでよりバイク感満載に。LEDのライトはほとんどのお客様が装着するほど大人気とか。

    シートと同色のオリジナル革グリップ。カスタムパーツが豊富にあり、組み合わせていけばセミオーダーのような雰囲気に。ディスプレイ左下のコントローラーで1~5まで5段階の走行モードを選べる。5が最強モード。

    20×4.0インチのインパクトある太いタイヤ。力強いアシストで軽やかな乗り心地に。手持ちハンドルとショルダーベルトが付いたオリジナルの大容量サドルバッグ(オプション)。防水加工済みキャンバス採用で、買い物や通勤にも最適、安心。

    夜の街乗り走行の強い味方、バッテリーから給電されるテールライト。8kgまで載せられるオプションのリアキャリアは、ちょっとした荷物などを載せるのに便利ですね。

    前後ともにディスクブレーキを採用。カチッと正確に止まってくれる感覚、オートバイっぽくて好きです。

    ビルダーの青木さんいわく、MAKAMIのイメージは1960年代ロンドンの”カフェレーサー”。それは、イギリスでロッカーズ文化が華開いた60年代のこと。革ジャンを纏ったロッカーズたちが、行きつけのカフェでジブンのオートバイを自慢し、公道レースを繰り広げたという。速く、かっこよくカスタムした彼らのオートバイのスタイルを、次第に「カフェレーサー」と呼ぶようになりました。

    そのカフェレーサーと、80年代にロンドンで流行ったSKA(ジャマイカがルーツのテンポの速い2ビートが特徴の音楽)をミックスさせたイメージがロカフレームだと、青木さん。

    「おしゃれしてダンスホールで踊っていたファッションスタイルと、60年代のロッカーズを合わせた感じです。今でいえばおしゃれなダンサーが東京という未来都市で、バイクではなくEバイクに乗っているイメージ」

    さっそく東京の真ん中へ

    青木さんのお話を聞いているだけで、なんだかワクワクしてきました。さっそく東京の真ん中を走り回るとしましょう!

    まずはお店から約800m、約2分の場所へ。

    オリンピック・シンボル・モニュメント

    新国立競技場目の前にあるオリンピック・シンボル・モニュメント。いろんなSNSで見ますよね!

    友人から「モニュメント、もう全然空いているよー」という情報をもらい行ってきました。土曜日の昼下がり、0ではないけど、たしかに人はまばら。

    新国立競技場

    建築家、隈研吾氏が手掛けた新国立競技場の横をスムーズに走ります。

    神宮外苑いちょう並木

    オリンピックシンボルから約850m。3分ほどで神宮外苑いちょう並木に到着。今年は夏が長かったからか、いちょうの葉っぱはまだ青々としていました。

    一瞬157cmの私にはこのシート、高いかな、と思いましたが、さすが自転車。オートバイに比べたら当然軽いのです。つま先さえ付けばまったく問題ない。ペダルを軽く踏むと、力強くグン! と前に飛び出しました。

    青山通り

    SNSにロカフレームの写真を上げたところ、「ナンバープレートは要らないのですか?」と読者さまから質問が。はい、なにせ自転車ですから(笑)。

    「武骨な感じですが、”ガサツ”にならないように気をつかいました」と、ビルダーの青木さん。

    また、消費者の方に安心して乗ってもらうために、道路交通法令の基準に適合しているかを明らかにする制度、「型式認定」を取得。20品目の部品試験成績書、車体のアシスト力試験など、厳格な試験をパスするのに、多大なコスト(時間、労力、金銭面)を要して完成したのがMAKAMIだそうです。

    自前のヘルメット(MOMOデザイン)をかぶりました。本当にパッと見オートバイですね。白バイも、不思議な顔をして私を目で追っていました(笑)。

    型式認定試験のモーターのトルク調整は、日本はとくに厳しいそうで、「法律に基づいて、バイク乗りも満足できるよう基準ギリギリの加速力を実現。細かく調整しました」と、青木さん。ペダルを軽く踏んだ際、前に飛び出る感覚が楽しかったです。当たり前ですが子乗せママチャリとは全然違う(笑)。

    表参道

    表参道の長い坂道も汗をかくことなく快調に上り切ります。

    原宿駅

    すっかり新しくなった原宿駅ですね。と、気分は都内観光です。

    ボンダイ・コーヒー・サンドウィッチーズ

    神宮外苑いちょう並木から表参道を通り、アップダウンのある山手通りを超えて渋谷区富ヶ谷に到着。約5km、20分ほど。『BONDI COFFEE SANDWICHES』東京都渋谷区2-22-8。

    座席、キッチンともに贅沢な余白がある” コロナ時代”にぴったりのお店。

    自家製全粒粉を使った「チキンマッシュルームサンドウィッチ」¥702。「カフェラテ」¥648。焼きたてのチキンがジューシーで美味。

    このお店のいいところ、食事しながら愛車が眺められるところ。

    目黒区立駒場公園

    ボンダイ・コーヒー・サンドウィッチーズからスグの駒場公園。昭和初期に建てられた旧侯爵邸の館が敷地内に保存されています。こんな場所にもMAKAMIは似合う。シートは光沢と艶がある高級感抜群の国産牛革ヌメ使用。経年劣化が楽しめそう。

    神宮前交差点

    富ヶ谷からお店まで一気に帰ります。4.4km、20分弱でした。ベントレーやフェラーリなど、高級外車で大渋滞する表参道を一気に駆け抜けました。

    一回の充電で走れる距離は、アシストの強さにも寄りますが、40~70kmほど可能。都内のどこにでも行けて、しかもかっこいい、頼れる相棒になりそうなMAKAMIだったのです。

    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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