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    2020.01.28

    【速報】クッカーや五徳など!2020年は「チタンギア」がフィーバーの予感!?

    各社が主催する2020年秋冬の新作展示会へ行ってきました

    池袋で開催された合同展示会の模様

    1月から2月にかけて、20202021年に発売される秋冬の展示会が開催。今年も各地で合同展示会が行われ、とても盛り上がっています。筆者も各地へ足を運んでどんな商品が出るのかワクワクしながら見ているなか、「あの素材」を使った製品が非常に増えていることに気づきました。

    強度があって錆びにくい! チタン素材を軽くおさらい

    軽くてザラッとした質感が印象に強いチタン

    あの素材とは、チタンのこと。本題に入る前に、まずはチタンの優れていることを簡単に紹介します。

    チタンが優れているのは4点あり、1つ目は耐食性が高い(=錆びにくい)こと。銀や銅より優れて金といった貴金属とほぼ同等と言われています。2つ目は非常に丈夫であることで、鉄の2倍、アルミの3倍の強度をもつとされています。3つ目は抗菌性があることで、酸化チタンに光(紫外線)が当たると化学反応のスピードを変える「触媒作用」が働き、細菌などを分解するそうです。そして4つ目は軽量であること。ただし、軽さには理由があります。

    素材を薄くしても強度が保てるのがポイント

    実は、軽さでいえばアルミのほうが60%ほど軽いことをご存知でしょうか。では「なぜチタンアイテムは軽量に感じるのか?」というと、チタンの強度はアルミより2倍ほど優れており、素材を削って薄くしてもある程度の強度は保たれます。同じ強度の製品を作った場合、一般的な厚みのアルミ製品より薄い素材を使ったチタン製品のほうが相対的に軽くなる、ということになります。よって、薄くて高い強度があるため軽量できるのです!

    ただし、チタンは素材自体が高いことにくわえて加工が難しいことから、コストが上がり値段も比例して高くなります。今回展示された商品もやや値段は高い傾向にありますが、強度があって錆びにくく、抗菌性がって、しかも軽いアイテムは登山やキャンプでも嬉しいこと。少しずつ取り入れていきたいですね!

    展示会で見つけた「これはいいかも!」と思ったチタンアイテムたち

    ではここからが本題。まずはハイマウントブースで見つけたアイテムを紹介します。

    8種類ものチタンアイテムがずらり

    ハイマウント チタンシリーズ 参考出品

    ブースに入ってすぐのテーブルに、チタンアイテムがずらりと展示。これらはすべて参考出品で、この展示会の反応を見て本格的に生産するか判断するとのことですが、テーブルやフライパン、トング、クッカーなど8種類も並んでいたのは興味深かったです。テーブルにおいては、左側半分がシンプルな一枚板、右側半分が肉抜きされたメッシュ板で、下から火を入れて調理ができそうなデザイン。本格生産されたらどんな使い方ができるのか、ワクワクしますね。

    フライパンは薄型で、独特なオウトツ加工を施しています。

    焼き網もチタン製! 重量はおそらく数グラムになるでしょう……。

    小さい焚き火台も登場。収納すれば手のひらサイズになるとのこと。

    ハイマウントの公式ページはこちら
    https://highmount.jp/list/

    スタンレーから待望のチタン素材シリーズが登場

    スタンレー「タイタニウムシリーズ」1万5,000円〜2万円+税

    ビッグウイングブースでは、人気のサーマルウエアブランド・スタンレーの製品がずらりと置いていましたが、ついにチタンを使った軽量のTITANIUMシリーズがお披露目! ちなみに、こちらのシリーズ名はTITANIUMと書いて「タイタニウム」と呼ぶそうなので、今後お見知りおきを。

    種類は3つで、写真左が真空マルチカップ0.29L、中央が真空キャンプマグ0.35L、右が真空トラベルマグ0.41L。保温・保冷効力はまだ研究中とのことで、発売は2020年9月を予定。スタンレーファンにはたまらないアイテムになりそうです!

    真空トラベルマグは片手でフタが開閉可。後ろにはキャリーループを装備。

    真空キャンプマグは大きな口を採用。ステンレス商品より約40%も軽量化を実現!

    真空マルチカップはクーリーにも使えるのでキャンプにぴったり!

    スタンレーの公式ページはこちら
    https://www.stanley-pmi.jp

    ゴトクにチタンを採用するぜいたく感がたまらない

    (右)「たき火ゴトク S」4,330円+税、(左)「たき火ゴトク Pro」5,600円+税

    ブッシュクラフトブースには、2種類のチタン製ゴトクを発見。こちらにはチタンをパイプ状にし、中を空洞にすることで薄く軽いアイテムに仕上げています。右側のたき火ゴトクはSサイズとLサイズがあり、Sはソロキャンプなどに向いていてパッキングにも便利なんだとか。重量も90gとやはり超軽量! ブッシュクラフトファンなら1つは持っておきたいですね。

    Proシリーズは、はんごうを同時に4つも置ける仕様。これはやってみたい!

    ブッシュクラフトの公式ページはこちら
    https://www.ブッシュクラフト.jp

    石井スポーツのみ販売される特注ボトル

    ハイドロフラスク「21 oz Standard Mouth TITAN」参考出品

    アルコインターナショナルの展示会には、ボトルブランド・ハイドロフラスクの製品が多く並んでいましたが、ここにもチタン素材を使ったボトルがありました。しかも、販売されるのは石井スポーツのみ! いつころ販売されるのかまだ確定していないそうですが、わかり次第紹介したいと思います。

    来季から採用するメッシュタイプのTPU素材ハンドル。

    構造は変わらず、真空二重構造で保温・保冷性はしっかり確保。

    サンプル品ですが、621ml入るのでスターバックス コーヒーのベンティが入ります。

    ハイドロフラスクの公式ページはこちら
    https://www.hydroflask.co.jp

    人気のチタンギアがセットになって発売

    TOAKS「ソロセットt 148g」1万1,000円+税

    最後はチタンブランドのパイオニア・TOAKS(トークス)のアイテム。ライトポック650ml、アルコールストーブ、フレーム(これはステンレス)、折りたたみスポーク、そしてウインドスクリーンの5点がセットになったもので、単品ではすでに販売していますがまとめて販売するのは来季とのこと。しかも、すべて合わせても重さは148gと超軽量! バックパックに入れて持ち運ぶのも苦になりませんね。

    ウインドスクリーンもチタン製! 580×110mmもあるので、お好みでカットして使うとのこと。

    そのほかにも、バーナーやマット、コットなど様々な新作アイテムが並んでしました。展示会はこれからまだ続くので、気になったものがあればまた紹介したいと思います。お楽しみに!

    ※今回展示されていたものは本生産前のため、多少仕様の変更がある可能性があります。

    構成・文/小川迪裕

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