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おうちゴハンが盛り上がる! Plate1 我が家のこだわりキャンプ飯
素材料理人・横田 渉さんの野外パーティーメニュー!

アップルキャラメリゼ カッテージチーズのカナッペ
生産者の顔が見える新鮮野菜
フレッシュアップルサラダ
アップルクラフトコーラ
地元海鮮のシーフードフィデウア
思い出のタコトラタコス
リンゴ畑に囲まれた「お山の上工房」を拠点として、食に関する活動を広く行なっているCONVEY(コンベイ)さん。鰺ヶ沢町に居を構えて4年目。「ここの魅力は人が少なく、のびのびと生活できること。あとは生産者さんとの距離の近さ、豊富な食材環境ですね」とは、夫でシェフの渉さん。ただ、冬の積雪量は想像以上だったそうで、大型免許を取得して重機による除雪を行なうほどに。雪のシーズンが終われば次は草刈り……。のびのびはできるが、スローライフは未だ時間がかかりそうだ。
そんな渉さんが披露してくれたのは、ワインに合うパーティーメニュー。この日はリンゴ生産者の木村才樹さんファミリーも参加して、みんなでワイワイと、お外の食卓を囲むことに。もちろん、ワインは地元産のリンゴやスチューベン(黒系ぶどうの品種)を原料に使ったもの。子供たちやノンアル派はアップルクラフトコーラで乾杯だ。
パエリアのお米の代わりにマカロニを使った「フィデウア」は、スペインの夏の定番料理。海の町バレンシアで誕生したこの料理は、海鮮をたっぷり使うことでも知られる。海産物が豊富な鰺ヶ沢にぴったりの一品だ。「タコトラタコス」は、渉さんが米・カリフォルニアでの修業時によく食べていたフードトラックの味をイメージしたもの。トウモロコシ粉のマサは、トルティーヤプレスを使ってみんなで楽しめる。もちろん、平らな鍋底や平皿でも代用可能だ。
これら、メインの2品に添えるのは、木村さんのリンゴを使ったサラダとデザート。サラダはすりおろしリンゴをベースにした
「アップルヴィネガードレッシング」で。このドレッシングはカルパッチョなどの魚料理にも応用できる、汎用性の高い一品だ。デザートは、砂糖をキャラメル色に焦がし、バターを加えて、芯を取ったリンゴとシナモンを蓋付きスキレットでじっくり煮詰めて作る。焚き火の番をしながら漂ってくる甘い香りは、においだけでごちそう。
青森の山の上から発信される食と暮らしのメッセージ。コンベイでは、夏と冬の年2回、滞在型自然体験プログラム「鰺ヶ沢スタディケーション」を実施している。対象は子供だが、大人も付き添うことでこの地の魅力を知ることができる。もちろん、渉シェフの料理教室も楽しくて美味しい! 気になる人はインスタグラムをチェック!!
株式会社CONVEY 素材料理人・横田 渉さん、絵美奈さん、莉里ちゃん

「〜food&design~ CONVEY」を運営。東京から青森県鰺ヶ沢町に移住し、食をテーマにしたプランニング・協業を、各自治体や企業と行なう。最近では小学校高学年生向けの短期滞在型プログラム「鰺ヶ沢スタディケーション」も、企画・運営する。
https://www.instagram.com/foodanddesignconvey/

広大な土地のなかにあるコンベイ工房は、まさにポツンと一軒家。

焚き火をおこす渉さん。薪も大事な熱源のひとつ。
カンパ〜イ!

青空の下でカンパーイ! 水も空気も、料理もお酒もジュースも、ぜんぶ美味しい~。まわりに民家はなく、いるのは動物のみ。
みんなでせーのいただきまーす

木村才樹さん(写真左、前から2番目)からの誘いを受けて、会社ごと家族で鰺ヶ沢に移住してきた。



美味しい料理に笑顔が弾ける! ワインもグイグイすすむ(笑)。

お手伝いをする莉里ちゃん。父は背中越しに成長を感じる……のかも。
合わせるワインも地元産です!

フィデウアは白神ワイナリーのロゼワイン。

タコスに津軽ワイナリーのスチューベンワイン。
思い出のタコトラタコス
渉さんの思い出のタコスを再現。付け合わせのラディッシュは本場の定番。食後に口の中がスッキリする。お肉の味付けは入手しやすいチリパウダーで。焼きトマトをサルサソースに使用することで香りを引き出し、果肉の崩れ防止にもつながる。

メキシコ土産なんです!

気分がアガるトルティーヤ(タコ)プレス。日本でも購入できる。鍋底や平皿で代用も可。

トウモロコシ粉がない場合は、小麦粉でもできますよ。
材料 (4~6人分)
【お肉】
豚フィレ肉…1本(約600g)
塩…適量
チリパウダー…適量
オリーブオイル…大さじ1
【グリルトマトサルサソース】
トマト…1個
タマネギ(みじん切り)…1/2個
イタリアンパセリ(みじん切り)…大さじ1
オリーブオイル…大さじ1
塩…小さじ1
【トルティーヤ】
マサ(トウモロコシ粉)…200g
米油…大さじ2
塩…小さじ1
水…240㎖
【付け合わせ】
ニンニク…1玉
ハラペーニョのピクルス…お好みで適量
ラディッシュ…適量
作り方
1 豚肉に塩とチリパウダー、オリーブオイルをふりかけ、グリルし、15分ほど休ませてスライスする。
2 トマトをグリルして潰し、タマネギ、イタリアンパセリ、オリーブオイル、塩と混ぜる。
3 マサに米油と塩、水を加え、なめらかになるまでこねる。
4 10〜12等分して丸め、ラップを敷いたトルティーヤプレスに挟んで延ばし、両面を約1分焼く。
5 タコスに肉とサルサをのせ、グリルしたニンニク、ハラペーニョのピクルス、ラディッシュを添える。お好みでライムを搾ってもグッド!

肉は炭火でじっくりと。一緒にトマトやニンニクを焼く。

サルサソースはよく混ぜて。好みでライムを搾っても◎。

トウモロコシ粉のマサを油・塩・水でよくこねて丸くする。
↓

プレスを使って平らに。その後に両面を焼けば完成だ。
地元海鮮のシーフードフィデウア
鰺ヶ沢の海産物を使ったパスタパエリア、フィデウア。地元の漁場で獲れるアブラツノザメは、古くから食べられている。ふわっとしながらも形が崩れにくい食感が特徴的。もちろん、白身魚などでも代用可能。お好きな具材でどうぞ!

材料 (4~6人分)
イカ…2杯
サメもしくは白身魚…約2切れ分
ホタテ…8個
秋刀魚(3枚おろし)…2尾
タマネギ(みじん切り)…1個
ニンニク(みじん切り)…1片
トマト(角切り)…1個
鶏の出汁(もしくは顆粒だしで作った出汁)…800㎖
早茹でマカロニ…150g
ブロッコリー…1/2 個
オリーブオイル…大さじ2
塩…適量
作り方
1 パエリアパンを熱しオリーブオイルをひく。ひと口大に切って塩をふった魚介類の表面を焼いて取り出す。
2 ニンニク、タマネギを炒め、トマトと出汁を加え、沸騰させて塩で味を調える。
3 マカロニとブロッコリーを加え、たまに混ぜながら中火で火を通す。
4 焼いた魚介を戻し、水分が多ければ煮詰めて仕上げる。

サメのお腹の部分を使用。歯ごたえもあって食べやすい。

パエリアパンで魚介を焼いたら、いったんバット等に移す。


スープをつくり、マカロニ、野菜、魚介の順に入れて煮込む。

アップルキャラメリゼ
カッテージチーズのカナッペ
焚き火でつくる、蓋付きスキレットのタルトタタン風デザート。パイ生地の代わりに別添えのパンを使用し、カッテージチーズ、煮込んだリンゴをのせてカナッペにしていただく。リンゴは中まで火を通すのがポイント。

材料 (4~6人分)
リンゴ…4個
砂糖…100g
バター…10g
シナモンスティック…1片
パン(カンパーニュやバゲット)…適量
ミント…適量
【カッテージチーズ】
牛乳…500㎖
レモン汁…大さじ2
作り方
1 牛乳を鍋に入れ約80度Cに温める。
2 レモン汁を加え軽く混ぜ、完全に分離したらさらしで濾す。
3 ラップをして30分からひと晩ほど、冷蔵庫に入れて水分を切る。
4 リンゴの芯を抜き、半分に切る。
5 鍋に砂糖を入れ、熱してキャラメルを作り、バターを加える。リンゴとシナモンスティックを加えて、なじませる。
6 約5分蓋をして水分を出し、リンゴをひっくり返し、煮詰める、を3回ほど、リンゴにしっかり火が通るまで繰り返す。
7 スライスしたパンを焼き、リンゴとカッテージチーズを盛り付ける。ミントをのせて完成!


リンゴは芯を取って半割りに。皮は付いたままでOK。

蓋の開け閉めで水分量を調整しながら中まで火を通す。

煮詰まったソースをかけて、全体的にコーティングする。
フレッシュアップルサラダ
魚料理にかけても美味しい特製のアップルドレッシング。リンゴの甘みと酸味があり、すりおろしリンゴのとろみで野菜によく絡み、子供でも食べやすい仕上がりになっている。材料を混ぜるときは、瓶を使ってしっかりとシェイク!

材料 (4~6人分)
レタス…1個
クルトン(パンをグリルして角切りに) …適量
リンゴ…1/2個
パルメザンチーズ…適量
【アップルヴィネガードレッシング】
リンゴ酢…大さじ2
リンゴ(すりおろし)…1/2個分
粒マスタード…小さじ1
オリーブオイル…大さじ3
塩…小さじ1
ブラックペッパー…少々
作り方
1 ドレッシングの材料を瓶に入れ振り混ぜる。
2 レタスをカットし、皿に並べ、クルトンやリンゴのスライス、パルメザンチーズを振りかける。
3 食べる直前にドレッシングを回しかける。
アップルクラフトコーラ
ベースはリンゴシロップに、ジンジャー・レモン・ペッパー・カルダモン・クローブ等を使用した、コンベイのオリジナル品。市販のリンゴシロップを代用してもOK。スパイスはお好みで。

材料 (1杯分)
アップルソーダベース…50㎖
炭酸水…150㎖
氷…適量
作り方
グラスに氷とアップルソーダベースを入れ、炭酸水を注ぎ、軽く混ぜてでき上がり。

炭酸水で爽やかに!

※構成・撮影/早坂英之(編集部)
(BE-PAL 2026年10月号より)




