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  • 3.11経験者が薦める知恵と道具!絶対役立つ「防災グッズ」決定版

    2019.11.29 防災

    「ENstyle」店主 川村峻介さん。’15年東北、宮城県仙台市 にアウトドアショップ「EN style」をオープン。「NO DOOR」をコンセプトに普 段使いもできるアウトドア グッズを提案。こだわりの ギアが並ぶ。

    Q 仙台で実際に被災した、 川村峻介さん。実際に困ったことって 何でした?

    A 電気の復旧まで 夜は暗闇。 ライトは必須。

    A ガスは復旧が遅いので、 煮炊きが大変 !

    A 十分な睡眠が とりにくいので、寝具は何げに 超重要。

    A 電気が復旧しても、 しばらくは物資も不足。 まずは3日間しのげる装備を!

    アウトドア経験こそが 防災対策につながります

    2011年、当時雑貨店をオ ープンする資金作りのため、宮 城県・仙台市の精肉所で働いて いた川村峻介さん。巨大な冷蔵 庫で作業をしていたとき、突然大きな揺れに襲われた。

    「あれ(?)長いな。これ……、 ヤバいやつだっっ ! 」

    急いで冷蔵庫から飛び出した。 天井から吊り下がる電球がチ カチカと瞬きながら揺れていた 光景を、いまでも覚えている。

    「とにかく家に帰りました。信 号も止まっていて、公衆電話にズラッと人が並んでいた。何が 起こっているのかわからず、ひと晩を過ごしました」

    翌朝、仕事場に向かう途中で 新聞配達員に出会い、地元の河北新報を一部購入。そこではじ めて津波災害を知った。

    「どうしよう、って思って当時 住んでいたマンションに戻った ら人が集まってて。同じ駐輪場
    で挨拶するだけの間柄だったんですが、ひとつの部屋に毛布と灯油を持ち寄って、1か月、5 人で共同生活しました」

    川村さんが震災でまず必要性 を感じたのが明かり。じつは1週間前にも大きな地震があり、備えとして、たまたまモンベルの手回しハンドルが付いたヘッドライトを購入していた。 「停電中の夜って本当に暗いんです。避難所にある仮設トイレに行くことすら困難になります。 そんなとき、両手が空くヘッドランプは役に立ちましたね」

    登山用ギアに防災用品の基本を加 え、バックパックに常備。総重量 は10㎏ほど。普段から担ぎ慣れ ておくと、イザというとき即動ける。

    停電中は銀行が機能しなくなり、スーパーなどでお釣りが不足。クレジットカードや電子マネーも使えなくなるので、じつは小銭が必須!

    電気はわりと早く復旧したが、 ガスが復旧したのは災害から1 か月後だったと話す。

    「まだ寒い3月にお湯が使えないのは辛かった。ガスバーナーの必要性を感じました。あと、 体育館が避難所になるケースが 多いんですが、体育館にある運 動マットは数に限りがあるので、 簡単に持ち運べるアウトドア用のマットがあるとだいぶ違うな、と思いました」

    避難中はもちろん、被災中はスーパーに2、3時間並ぶこともあり、どんな状況でも対応できるレインウェアも必須。

    「アウトドアギアって防災に役立つんだ、ってつくづく実感しました。アウトドア人口が増え れば、結果的に日本は防災に強くなるんじゃないか、そんな思いから、 ENstyle を創りました」

    まずはアウトドアに興味を持ってもらうきっかけ作りに。アウトドア体験を重ねることこそ が、防災につながる。

    「防災、備え、と日常と災害を切り離して考えるのではなく、 日常の延長に野外という不便な 場所があるように、災害もまた日常の延長にあると考えると、 普段の買い物の仕方やモノの見方が変わってくると思います」

    ENStyle

    住所:宮城県仙台市青葉区本町 2-16-15 中村ビル2階
    TEL:022(281)9237
    営業時間:12:00〜21:00(水曜定休)

    防災三種の神器

    1.ライト

    地震の発生直後は停電が起こり、照明器具が使えなくなる可能性が高いので明かりは絶対欠かせない。

    ●コンパクトなエコランタン

    ソーラーパフ/ ミニ クールブライト

    日中、ソーラーパネルで充電できる LEDライト。たたむと厚さわずか 1.5㎝になるので、バックパックにぶら下げて移動中も充電。フル充電すれば約12時間点灯可能。

    ●明るく、軽く、長持ちする充電式

    ライトレッドレンザー/NEO10R 

    明るさとともに、汎用性、電池の消費量が少 ないLEDライトを選ぶ。このモデルは充電 式で10〜120時間まで点灯可能。防水性も高く179gと軽量で鞄に常備できる。

    2.ストーブ

    ガスの普及は都市部でも1か月以上かかった。お湯が沸かせるストーブは何かと心強い。

    ●寒さに強く燃料も手に入りやすい

    SOTO/ レギュレーターストーブ

    どこでも手に入りやすいCB缶が使えるストーブが圧倒的に おすすめ。このモデルは冬の低温下でも火力が安定。ゴトク も大きく、直径20㎝の鍋にも対応する。

    3.マット

    就寝時はベッド、団らん時は座布団になるマット。体を凹凸や寒さから守ります。

    ●快適、軽量、コンパクトの バランスが抜群

    サーマレスト/トレイルスカウト スモール

    厚さは2.5㎝ながら肉抜きしていないシンプ ルなフォームは、断熱性が高いのが特徴。自 動膨張式。収納時は直径12㎝×長さ28㎝と コンパクトに持ち運べる。

    常備しておきたい防災用品基本のき

    ●ケガや寒さから手をガードする軍手

    瓦礫など鋭利なものに触れることが多い被災時は必需品。焚き火用の革手袋なども頑丈で◎。

    ●災害時の移動中はメットが必須

    ガラスの飛散や建物の倒壊から頭を保護する。最近は携行しやすい折りたたみ式もある。

    ●アイデア次第で変身する手ぬぐい

    手拭きからホコリ除けのマスク、避 難所ではアイマスクに。薄手ですぐ乾くのもうれしい。

    ●長期保存できる山食を3日分

    アウトドア用のフリーズドライ食品は、かさばらずに軽く、お湯さえあればすぐ作れる。

    ●あると便利な日用雑貨

    気を紛らわすトランプ、 公共施設から充電させてもらうときは3つ又 の電気プラグが活躍。

    ●情報はラジオで取得

    手回し充電もできるタイプは電池切れの心配がない。携帯電話のアダプターやライトを付属するタイプも多い。

    ●1本使ったら1本補給

    長期保存できるミネラ ルウォーターを常に決まった量備蓄し、普段 から使い回す。

    ●大声を出さずに危機を伝える笛

    救助を求めたり、人の助けを借りたいときに、 大音量で自分の居場所を知らせられる、 命綱。

    ●地域の防災マップを普段から把握

    各自治体が配っている防災マップには、避難所や公共施設が記されているので確認しておく。

    ●自分用のファーストエイドキット

    常備薬、絆創膏、傷薬、 口の中を清潔にするフロス、バッグや靴を修 繕できるテープなど。

     

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