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達人たちの遊びに密着! 遊びグルマ活用術
三菱/デリカ スターワゴン 1992年式
1979年に発表されたキャブオーバー型のワンボックスミニバン。4WDモデルは本格的な悪路走破性を持つ唯一無二のワンボックスカーとして今も人気。中村さんの愛車は’92年式の4WDモデル。



会社員&ミュージシャン 中村 洸さん
北海道出身。子供のころからキャンプに親しみ、2人の息子と妻とともにアウトドア三昧な生活を送る。エレクトロポップユニット「Good Dek」として音楽活動も行なう。
中村さんの愛車遍歴
2006年 スズキ/ラパン
2008年 マツダ/ビアンテ
2012年 ミニ/クーパーワン
北海道東部、海や湿原など豊かな自然に囲まれた釧路町に暮らす中村洸さんにとって、キャンプは日常の延長にあるもの。家族4人で、ときにはソロで、北海道全域のキャンプ場を旅しながらアウトドアを楽しんでいる。愛車の三菱/デリカ スターワゴンは4WDで悪路もなんのその、広々とした荷室に加えてビッグなルーフキャリアも装備する、旅に欠かせない相棒だ。
「妻の父が同じ車に乗っていて、ずっと憧れていたんです。スターワゴンは元祖ファミリーカーで、ネオクラシックな佇まいは“ザ・親父の車”という感じで渋い。1年ほど探して札幌で見つけた中古車で、走行距離は7万㎞。エンジンも直さず乗れる状態で、掘り出し物でした」
天井のガラスルーフと丸目のフロントライトだけは、よりクラシックな佇まいのデリカバンの部品に交換。車体はセルナイトグレーに塗装した。
「できる限り純正を崩さず、どうしても気になるところだけカスタム。荷室もあえて手を加えず、ソロのときは広々した寝室に、家族と一緒のときは食事スペースにとシーンに合わせて使っています。荷物も何にも考えずに積め込めて快適です」
この車を手に入れてから夢中になっているのが、カヌー。
「自分のカナディアンカヌーは17フィートとかなり長いのですが、スターワゴンのルーフキャリアなら余裕。カヌーを漕ぐ以上に車にマイカヌーを乗せて走ってることがうれしくて(笑)。デリカに乗ってる人はたいていアウトドア好きでデリカ愛も強いので、道路ですれ違うときにサムアップしてくれることも。それがまた、いいんですよね」
この日は自宅から車で1時間半ほど離れた屈斜路湖へ朝カヌーにやってきた。前日は途中のキャンプ場で一泊したが、タープだけ張って、手軽に車中泊。
「ソロのときは荷物が少ないので、夜はシートを倒すだけで寝室が完成。思い立ったらすぐに出かけられる身軽さを手に入れられたのも、この車のおかげ」
快晴の朝、凪いだ屈斜路湖の水面には周囲の山々が美しく映る。30分ほど漕ぐと岸辺からもくもくと白い煙が上がる場所があり、水に触れると温かい。
「温泉が湧き出るスポットで、卵を10分ほど置いておくと温泉卵になるんです。もっと掘れば野湯にも浸かれるんですよ」
なんともワイルドなカヌーの楽しみ方! 好きなときに、好きな場所へ。自然の中を縦横無尽に移動し、自由に遊ぶのが、中村さんの外遊びスタイルだ。
「作り込んだり、決め込んだりしないでおくのが、自由さの秘訣。タフでおおらかで、かっこいい、アウトドアを楽しみ尽くす相棒は、そうでなくっちゃ」

デリカラバーズ!
ROOF
ビッグなルーフキャリアで遊びの幅を広げる

ルーフキャリアの前後には保護パッドを装着。ひとりでもカヌーの積み下ろしがスムーズにでき、車体と船体への傷も防げる。

ファミリーキャンプではルーフトップテントを設置して楽しむ。秘密基地のような雰囲気で、息子たちも大興奮! 大人は車中泊。
FUNCTION
純正の魅力をキープする

インテリアは純正をキープ。「ザ・親父の車にピカピカのナビなんて似合わない! 無骨でシンプルが旧車の魅力です」

古い車ゆえ隙間風は仕方ない。ドア周りには住宅扉用の隙間埋めテープを貼ってしのぐ。

ライトはデリカバンの角目を移植。デリカの個性を崩さず、コンディションを保つ。
LUGGAGE
荷室は作り込まずフリーに使う

荷物は細かいことを考えず、ざっくり収納。ソロ装備なら十分余裕があるので、直感的にビートを叩き込んで楽曲を作れるMPCも積んでいく。


広々した荷室は、テーブルを出せば息子たちの"お子様食堂"にも大変身!

後部座席2列をフラットにすれば、即快適なベッドルームに。家族がいるときは低反発マットを敷いて、より快適にアレンジ。

屈斜路湖でのカヌーは観光客の少ない朝の時間帯がベスト。17フィートのカヌーは家族4人でも乗れるビッグサイズ。
湧き出る温泉で作る"温泉卵"が旅の定番

天然温泉の力を借りて温泉卵を自作。チャムスのソルトボトルも卵型。

熱々の温泉卵をパクリ。誰もいない湖畔で静かに過ごす時間は至福!
※構成/小林百合子 撮影/國分知貴 協力/鶴の里キャンプフィールド
(BE-PAL 2026年7月号より)




