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証言者はこのおふたり!
日本オートキャンプ協会 事務局長・堺 廣明さん(右) 広報・幸田美季さん(左)

セダンで優雅にキャンピング

セダンの脇には山岳テントのような三角ツェルト、テーブルの上にはタープなし。1973年のキャンプシーンである。
日本オートキャンプ協会の堺さんによれば、日本でオートキャンプが始まったのは’60年代。
「欧米ではリゾート地で長期滞在して家族でのんびり自然と親しむキャンプが定着していました。海外旅行や海外駐在などでそれを見た人たちがクラブを作り、道具がないなかで試行錯誤を始めたんだと思います」
最初のクラブ「日本オートキャンピングクラブ(NACC)」が誕生したのが’67年。これを母体に運輸省の監督と自動車工業会の支援を受けて’69年に協会が発足。全国オートキャンプ大会やRVと道具のキャンプショーを開催し、’80年には機関紙『キャンパーニュース』創刊。同年、日本の自動車生産台数はアメリカを抜いて世界1位となった。
’81年の『キャンパーニュース』を開くと、「RVブーム」の文字がそこかしこに躍る。前年からワゴンやワンボックスの新車が続々登場し、回転式対座シートやフルフラットシート、サンルーフなどの新機能が現われた。
ファミリーキャンプ場を整備する際の「初の統一基準を設定」という記事には「温水シャワーの設置を」の見出しが。「茨城県がオートキャンプ場」(初の公営)、「オートキャンプ場モデルプラン」、「サービスエリアやガソリンスタンドにキャンプ場を」という先進的な提言もある。
ビーパルが創刊された’81年は、クルマと施設の両面でキャンプ文化が花開いた年だったのだ。
いまなお色あせない昭和のかっこいいキャンプスタイル
トヨタ/ランドクルーザーでキャンプ!

ランドクルーザー56型か。奥にルーフテントを乗せたバン。道具が少ない分カスタムが盛ん。(’75年、吉佐美海岸)
ポップアップルーフに泊まれるVWバン

フォルクスワーゲンのタイプ2。カーサイドタープとロッジテントの張り方がきれいな上級者。(’76年、秋ヶ瀬公園)
ハイエースをハイルーフ仕様に改造してます

初代H10系をカスタム。車中泊と着替えのためサイドとリアのウインドウにカーテンを付けている。(吉佐美海岸)
ロッジ型テントにBBQグリル、車上テントも!

パラソル+ビーチチェアがトロピカル。カーサイドタープがわりに花柄の布。ベルボトムパンツやジャージなどファッションも自由で素敵!(秋ヶ瀬公園)
瓶ビールで乾杯~!

赤い琺瑯ポットが優雅。奥はオガワ「リザイエ」か。(秋ヶ瀬公園)
BE-PALが創刊された1981年の出来事
『キャンパーニュース』から。




1981年のオートキャンプ場 BEST5

クラブ主宰者5人がベスト5を選出。各者の1位は笹ヶ峰(新潟・妙高)「広々として景色が良い」、大原(千葉)「協会専用エリアがある」、静波(静岡・御前崎)「100mほどで海水浴」、野田清水公園(千葉)「東京から近い」、奥霧ヶ峰(長野)「大草原の真中」。複数票入ったのが大原、東急沼津、大野路(ともに静岡)、キリンテ(福島・檜枝岐)だ。
※構成/大塚 真(デコ)、撮影・複写/五十嵐美弥(本誌)、写真・資料提供/日本オートキャンプ協会
(BE-PAL 2026年7月号より)




