キャンピングカーであちこち巡っていますが、新緑の軽井沢はやっぱり特別。ふと思い立って出かけたくなる場所のひとつです。
先日、息子たちを連れて訪れたのが、今シーズンオープンしたばかりの「軽井沢あそびの森」。場所は、長野県軽井沢町の軽井沢プリンスホテル ウエスト内。まだどこか、できたての空気感が残る場所で、思いきり遊んだり、ちょっと様子をうかがったり。そんな時間を過ごしてきました。これから完成に向かうというこの施設の、いまの姿をゆるやかにお届けします。
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まるでクモの巣に迷い込んだ気分で大空を見上げる

まず向かったのは、巨大なネットが木々に張り巡らされた空中アドベンチャー「KUMONOS(クモノス)」。野球好きの息子たちが「これ、野球のネット会社が作ったんだって!」と妙なところに食いつき、大興奮で飛び込んでいきました。

周囲の大樹にしっかり結びつけられたネットは2階建て。私もあとを追ってみましたが、トランポリンのようにふわふわと揺れて、立つだけで精一杯です。一歩進むたびにバランスを崩して、何度も転びます。それなのに、不思議と悔しさより笑いがこみ上げてきました。

「こんなに気持ちよく転ぶなら、白い服なんか着て来なきゃよかったな(笑)」
もし行かれる方は、ぜひ汚れてもよい服装で。

聞いた話では、あるサッカー選手がここを訪れた際、「体幹が鍛えられる」と話していたそうですが、たしかに納得です。
ネットの上で寝転び、空を見上げると、軽井沢の空が驚くほど近く感じられます。風の通り道や土の匂い、新芽の気配までがそのまま伝わってきて、”遊ぶ”というより”浮かんでいる”ような感覚でした。

子ども向けの施設と思いきや、大人のほうがこの時間を楽しんでいたかもしれません。

ネットの上でヨガをしても楽しいかも。体幹を使う感覚は、SUPヨガにも似ているかもしれません。
レンタサイクルに乗って家族4人で風を切る

森のなかで癒されたり、大暴れしたあとは、サイクリングに出かけました。
小2の次男は習い事や、夫とキャッチボールをしに行ったりと、週に何度もペダルを漕いでいます。一方で徒歩派の長男は数年ぶりの自転車。「大丈夫かな?」とヒヤヒヤしましたが、こういう「一度覚えた感覚」は、不思議と体に残っているものですね。クルマやオートバイの運転もそうかもしれません。

ホテル敷地内は一般車が通らないため、小さなお子さんの自転車練習にも良さそうです。私たちは長男の運転を見て、これなら大丈夫だろうと確認できたので、そのまま軽井沢の街中まで出かけることにしました。
おいしいお店を巡ったり、アウトレットモールを覗いたり。クルマを置いて自転車で動く軽井沢は、いつもよりずっと爽やかです。
タンデムやEバイクなど、選ぶ時間も楽しい

今回、私たちが一番盛り上がったのがレンタサイクルの車種選びです。小2の次男や中学生の長男にぴったりのサイズはもちろん、補助輪付きから電動アシスト付き子ども乗せ自転車まで種類が豊富。


そんななか、私たち夫婦が「避暑地といえば、やっぱりこれだよね」と意気投合して借りたのが、タンデム(2人乗り自転車)です。

昔から観光地によくあった、あの懐かしい雰囲気。いざ漕ぎ出してみると、後ろの私に向かって「ちょっと、サボらないでちゃんと漕げや!」と夫から鋭い注意が(笑)。
息を合わせてペダルを回し、新緑のトンネルを抜けて…。 家族それぞれが自分に合った1台を見つけて走る時間は、この旅で一番「軽井沢らしい」ひとときだったかもしれません。

今回はオープンして間もないタイミングだったこともあり、施設全体としてはまだコンパクトな印象もありました。しかし、それを含めて「これから整っていく途中の場所」という印象がありました。
2026年4月25日以降には、外遊びのアクティビティが加わり、施設がひと通り揃う予定とのことです。ドリフトカートや電動バギーなど、よりアクティブに楽しめる要素も増えるそう。すでにあるKUMONOSや、レンタサイクルと組み合わせれば、過ごし方の幅はぐっと広がりそうです。
もしもの雨でも安心のインドア施設も充実
私たちが訪れたときは最高の青空でしたが、山の天気は変わりやすいもの。
アウトドア派にとって旅先の雨は憂鬱です。しかし、ここには木のぬくもり溢れる屋内施設があるから安心です。「雨だから中止」ではなく、そのときの天候に合わせて森との距離感を変えられる。そんな懐の深さがありました。



息子たちが一番夢中になっていたのは、意外にもVRのアトラクション体験でした。9DVRは、VRゴーグルで見ている360度の映像に合わせて、座席が動いたり、振動や風、音を感じることができるアトラクションです。

2人があまりに熱中している姿に親としては苦笑いでしたが、悪天候でも楽しめる、こんなバックアップ施設があると、旅先での安心感がまるで違ってきます。

最新の設備がありながら、主役はあくまでも軽井沢の森。私の印象に残っているのは、やはりKUMONOSの上で寝転んだ時間でした。
前述したとおり、2026年4月25日以降には外遊びのアクティビティも加わり、この場所がぐっと完成形に近づくそう。GWに訪れるなら、その完成した姿を楽しめるはずです。足を運ぶ際には、少し早い時間帯がおすすめです。観光客が増える前の森には、静かな空気が残っていて、それもまたこの場所の魅力のひとつだから。

今回お邪魔した「軽井沢あそびの森」は、軽井沢プリンスホテルウエストの敷地内。宿泊者以外でも利用できるので、買い物や散策のついでに「ちょっと本気で遊びたい」というときにも重宝しそうです。
軽井沢あそびの森
- 所在地:長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1016-87(軽井沢プリンスホテル ウエスト内)
- 電話番号:080-2220-0888
- 営業時間:9時〜17時30分(4月25日からの土曜、休日、特定日。日没終了。施設により多少前後あり)、8時〜17時(レンタサイクル)
- 公式サイト:https://www.xraeb.co.jp/karuizawa_asobinomori




