野で書を、筆で手紙を! ニッポンの素晴らしい「したためる文化」を継承しよう! | アウトドア雑貨・小物 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 野で書を、筆で手紙を! ニッポンの素晴らしい「したためる文化」を継承しよう!

    2019.06.22 new products Garage

    日本唯一の製硯師(せいけんし)である青桺貴史さんと共同で開発

    2002年11月、モンベルが米国ボールダーに直営店をオープンしたとき、「mont-bell」という欧文を筆書きしたネオンサインが置かれていた。ロゴ書体ではなく、あえて毛筆でしたためたブランド名のネオンは、日本発であることを強く印象づけるものとなった。聞くとそれは、モンベルの辰野勇社長(当時)自らの書であるとのことだった。

    そして今年、「野筆」が発売されてピンときた。「これは、辰野さんの発案では?」と。

    広報担当者に聞くと、案の定、「はい、たしかに(現)会長の鶴の一声って感じでした」

    発端は、辰野会長と、日本唯一の製硯師(せいけんし)である青桺貴史さんとの出逢いだった。初対面ですっかり意気投合。予てから書を嗜んでいた辰野会長は青桺さんと共同で、野筆を開発することに。旅先から毛筆の手紙や絵を送る…なんて、すっごく風流だし、優美で、内容にかかわらずロマンチックだと思いませんか!?

    硯板は、宮城県石巻市雄勝町産の「玄昌石」、墨は奈良産、ウサギの毛を使った筆、魚型水差しなど、青栁さんと共同開発しただけに、こだわり満点のセット内容。モンキーフィストノット(猿のこぶし結び)という球状の結びを採用したジッパーの引き手がしゃれている。

    緩衝材入りケースの「野筆」という文字は辰野会長によるもの。

    「野筆」製品化の発起人であるモンベル辰野勇会長に、野筆で一筆したためていただきました。

    製硯師 青栁貴史さん

    1939年創業の、東京・浅草にある書道用具専門店「宝研堂」四代目。硯用のいろいろな石を知るため、自ら山へ行くことも多い。


    モンベル/野筆セット:¥8,500
    問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス 06(6536)5740、0088-22-0031

    収納サイズ=幅8.5×厚さ2.2×長さ22cm ●重量=228g ●カラー=タイム、ダークネイビー ●セット内容=硯板、墨、筆、水差し、O.D.ポケットティッシュ、ケース(墨、筆、水差しはゴムバンド、硯は伸縮コードで固定されている。仕切り板に隠れた側のポケットにはティッシュが入っている)

    ※構成/坂本りえ 撮影/永易量行、安田健示

    RELATED ARTICLES

    関連記事

    NEW ARTICLES

    『 アウトドア雑貨・小物 』新着編集部記事

    極小ペッパーミル、コーヒーミルセット…屋外での食べる・飲むを楽しくするモンターナのアイテム5選

    2023.12.05

    1万円以下で買える! キャンパーにプレゼントしたいホリデーシーズン向けアウトドアギフト23選

    2023.12.03

    彗星も星雲もクッキリ!天体観測に最適な冬はサイトロンの双眼鏡で夜空の星を眺めてみない?

    2023.11.30

    BODUMからコードレスのコーヒーグラインダーが登場!アウトドアで挽きたての本格コーヒーを楽しもう

    2023.11.30

    今度の鎌倉天幕×NANGAコラボは5アイテムの限定商品!「ラッタラッタル Bond Series」

    2023.11.26

    マムートの「Barryvox S」が「fragment design」とコラボ!絶対持ちたくなるアバランチビーコンが出たっ

    2023.11.24

    デイパックのサイドポケットに収まる!ヒルサウンド社の超優秀なULスツールを紹介したい

    2023.11.24

    コクヨの2WAY携帯ハサミ「ハコアケ」に新色オレンジが登場! 段ボールのカットに超便利だよ

    2023.11.23