アネックスのポップアップルーフ付きキャンピングカー「UTONE(ウトネ)500-ER」はハイエースで多人数就寝を実現!
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    2024.02.18

    アネックスのポップアップルーフ付きキャンピングカー「UTONE(ウトネ)500-ER」はハイエースで多人数就寝を実現!

    アネックスのポップアップルーフ付きキャンピングカー「UTONE(ウトネ)500-ER」はハイエースで多人数就寝を実現!
    アネックスといえばキャブコン「リバティ」シリーズをはじめ、バンコン「ファミリーワゴン」「リコルソ」など数多くの人気キャンピングカーを有する老舗のキャンピングカービルダー。そんな同社はバンライフスタイルが特徴の「RIW(リュウ)」シリーズを2014年より発売していましたが、2022年に素材や装備などをすべて見直し「UTONE(ウトネ)」シリーズへとフルモデルチェンジが行われました。

    現在、NV200バネットベースの「UTONE200」・キャラバンベースの「UTONE300」・ハイエースベースの「UTONE500」と3モデルをラインナップ。今回は、シリーズで1番ボディサイズの大きい「UTONE500」のポップアップルーフを搭載した「UTONE500-ER」を紹介しようと思います。ちなみにUTONEとは「ウゴク・トドマル・ネル」の頭文字から「ウ・ト・ネ」と名付けられています。

    人気モデル「RIW」の後継モデルは、大家族でもたくさん載せてみんなで就寝できる

    セカンドシート・サードシートにキャンピングカー専用のREVOシートを採用。移動中は前向き乗車、休憩や就寝じのシート展開も楽々。ANNEX「UTONE500-ER」全長×全幅×全高:4840×1880×2105mm。乗車人数:6人就寝人数:4人+子ども3人。

    UTONE500はハイエースバンS-GLロングワイドミドルボディがベース。RIWの魅力だった、クルマとアウトドアの「ソトとナカ」という垣根をなくしたいというコンセプトはしっかりと受け継がれており、土足のまま車内に上がることができるようになっています。フロアには標準ですべりにくい縞鋼板を採用し、取材車両のようにオプションで耐久性の高いヒッコリー天然ムク材のリアルウッドをも用意しています。

    ウッド張り

    ヒッコリー天然ムク材を使ったフロアはオプション。使い込むほど味がでる。

    レイアウトは運転席後方からリヤにかけてロングカウンターを配置しているのがポイント。このロングカウンター内にキッチンや電装システム、収納スペースなどを集約することで、車内全体をスッキリさせつつ居住性に余裕を持たせることに成功しています。
    さらにこのカウンターはフレームにアルミを採用しており、軽量かつ高強度、耐腐食性やリサイクル性も実現。カウンターの天板やテーブルには北海道産シラカバ間伐材を利用。断面の仕上がりが美しいのはもちろん、ホルムアルデヒドのないノンホルマリン接着剤を使用しシックハウス症候群対策にも抜かりありません。

    キッチン

    右側にロングカウンターを配置。上開き式40L冷蔵庫やシンク&コンロなどを内蔵。右スライドドアから水タンクやカセットガスなどの充てんがしやすく、メンテも行いやすい。

    セカンドとサードシートにはキャンピングカー専用のバタフライタイプの900mmREVOシートを搭載。このシートは簡単にフラットモードにできるのはもちろん、バタフライタイプだけに座面も跳ね上げてたたむことが可能で、どちらのシートもロングスライドレール上にセットされているため、シートを跳ね上げたまま前方に移動させれば広大な荷室空間を作り出せるようになっています。

    客室全体

    バタフライシートとロングスライドレールにより、一番前にシートを移動させれば広大な荷室として利用できる。

    ポップアップルーフにより室内は超・開放的。シートアレンジも豊富

    食事やくつろぐときはフロントシートの背もたれ背面を活かしてセカンドシートと対座できるリビングモードと、セカンドシートを反転させてサードシートと対面できるモードも用意。利用人数や荷物などに合わせて展開できるのはこのモデルならでは。またポップアップルーフが搭載されていることにより車内での移動が楽に行えるのはもちろん、ワンボックスカーとは思えない開放感が得られるのも注目ポイント。

    リビング展開

    フロントとセカンドシートでの対面のほか、写真のようにセカンドシートとサードシートでリビング展開も可能。ルーフを上げれば開放感も抜群。

    就寝はセカンドシートとサードシートをフラットにしてフロアベッド、付属のマットを使い荷室部分に上段ベッド、さらにポップアルーフ内でも就寝できるので、大人数での利用ができるのもこのモデルならでは。

    ベッドモード

    フロアベッド1900×1200mm、上段ベッド1670×1630mmのサイズ。上段はチャイルドベッドや荷物・ペットのケージ置きとして利用できる設計。

    ポップアップルーフ

    ポップアップルーフは前と左右にメッシュウインドウも装備。ベッドサイズは1900×1350mmと広々。

    オプションも豊富で旅や遊びのスタイルで拡張できる

    装備に関しては、キッチンまわりではガラストップ付き一体式シンク&コンロをはじめ40L冷蔵庫、80Ahサブバッテリー&走行充電システムなどを搭載。カウンター内の収納スペースには市販のTP規格コンテナボックスがきれいに収まる設計で、キャンプギアや小物の整理もしやすくなっています。
    家具についてはYUDAI IRON WORKS製のアイアンバーが左右に備わり、オプションでリヤクオーターウインドウ用の有孔ボードやリアのアクリルウインドウ、電装システムの強化やヒーターなども用意しているので旅や遊びのスタイルに合わせて選べます。

    飾り板

    右側に飾り板がありそこにアイアンバーやLED照明、スイッチ類を装備。

    コンテナボックス

    カウンター内には市販のTP規格のコンテナボックスが収納できる設計。サイズも豊富なので整頓がしやすい。

    有孔ボード

    リヤクオーターウインドウ用の有孔ボードはオプション。小物を引っかけたり、自分らしくデコレーションしたい人に人気。

    スピーカー付きの上部棚

    荷室最後尾にはスピーカー付きの上部棚を装備。開閉はもちろん、シェード・網戸も備わるリアアクリルウィンドウはオプション。

    6人が前向きに乗車でき、就寝も大人4人と子供2〜3人と大人数で使える仕様ながらも、ロングカウンターにしたことによるスッキリとした空間を実現しているUTONE500-ER

    気になる価格は7622000円〜。ポップアップルーフなしだと6412000円〜。

    問)アネックス

    私が書きました!
    編集者・ライター
    伴 隆之
    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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