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60th ANNIVERSARY MOUNTAIN PARKA
¥59,400

記念モデルならではのブランドと60/40クロスの織りネームのほか、表地と裏地の配色パターンも記念モデル限定。前立てとポケットフラップには薄綿の芯が入っている。ノベルティートート付き。
●サイズ=S〜XL
●カラー=10色
マンパの元祖!
世の中にマウンテンパーカーと名の付くウェアは数あれど、その元祖といえば、米国カリフォルニア州バークレー発祥のシエラデザインズが開発したマウンテンパーカー(以下マンパ)。
それは、ブランド創設の3年後となる1968年に誕生。当時としては先進的な機能を持つ素材、「60/40クロス」を採用したのが大きなポイントだった。正確には、ヨコ糸にコットン58%、タテ糸にナイロン42%という交織比率の素材で、乾いた状態では優れた通気性があり、雨に濡れるとコットンが膨張してある程度の防水性を発揮する。
当時の米国では、ヒッピームーブメントが起こり、フレームパックを背負って放浪する若者が激増。そんな社会現象も手伝って、マンパは大人気アイテムとなった。’80年代には、コピー品まで出回るほどだった。
雨を凌ぐなら、いまや防水透湿素材のウェアがごまんとある。それでも、誕生から半世紀以上経ったいまもド定番としてアウトドア界に君臨する、まさにレジェンダリーアイテムといっても過言ではないのだ。
マンパ以外にも記念モデルは数種類登場するが、シエラデザインズ60周年を祝うなら、なんといってもマウンテンパーカーがイチオシだ!

60周年記念の織りネーム。’70年代に使われていたロゴで、シエラネバダ山脈のハーフドームに、7本の木が描かれている。

右前身頃の裏には、マンパで最初に使われた「60/40」の織りネームを再現して使用。金糸で縁取られ、ゴージャス感満点だ。
問い合わせ先:アリガインターナショナル TEL:03(6659)4126
※構成/坂本りえ 撮影/永易量行
(BE-PAL 2025年11月号より)








