道民の元祖・鉄子、矢野直美さんが厳選! 北海道を鈍行列車でゆっくり巡る1泊2日の鉄道旅 | 日本の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

日本の旅

2025.09.18

道民の元祖・鉄子、矢野直美さんが厳選! 北海道を鈍行列車でゆっくり巡る1泊2日の鉄道旅

道民の元祖・鉄子、矢野直美さんが厳選! 北海道を鈍行列車でゆっくり巡る1泊2日の鉄道旅
アツ~い都会を離れ、北の大地にひとっ飛び!北海道の内陸部を楽しむなら、鉄道に乗りながらゆっくり巡るのが一番。ということで、北海道を知り尽くす達人からおすすめの旅プランを伝授してもらいました。道内の中央部から最北端へ進む絶景の旅です。

北海道のへそ(中心)からてっぺん(北の果て)へ。鈍行列車でのんびり巡る

私が紹介します!

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鉄道写真家 矢野直美さん
鉄道旅をこよなく愛する「元祖・鉄子」。JR全線完乗・私鉄乗車率96%ほど。写真集に『汽車通学』(メディアファクトリー)、著書に『おんなひとりの鉄道旅』(小学館)など。

東北6県を合わせたよりもまだ広い北海道には、日本最北端の駅が存在する。北の果てを目指す旅の出発点として選んだのは、北海道の地理的中心地、つまりヘソにあたる富良野。
 
富良野から旭川へ続く富良野線は、十勝岳を背景に広がる田園風景と丘陵地帯を彩る、季節折々の植物たちが実に鮮やか。沿線にはドラマのロケ地、絵になる丘陵地帯の美瑛、動物園や美術館が盛りだくさんの旭川が点在。一日目は富良野線沿線を満喫し、旭川駅付近に宿泊。
 
翌日は旭川発06時10分、稚内行きの普通列車に乗車。移動中の飲み物・軽食の購入もお忘れなく。旭川から稚内まで約6時間の車窓には、峠越えや果てしなく続く牧草地帯、とうとうと流れる天塩川、海に浮かぶ利尻富士など雄大な風景が展開。終着駅・稚内に着いたらきっと叫びたくなるはず。
 
北海道、でっかいどう。

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北の終着駅でFinish!

宗谷本線の終着駅・稚内。駅前には最北端の車止め。海が近いので、ほのかに潮の香りを感じる。

DAY1

広大な絶景をパノラマで鑑賞

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富良野駅ホームには「へその町」を表わすオブジェたちが。

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富良野線には展望列車「富良野・美瑛ノロッコ号」も走る。

DAY2

山〜川〜海を堪能し終着駅へ

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音威子府~佐久で列車は天塩川と寄り添うように走行。車窓いっぱいに緑と川が広がり、ときにエゾシカの姿も。

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勇知~南稚内でちらりと望む日本海と利尻富士は、内陸部をひた走る沿線で唯一目にする海岸風景。

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三浦綾子の小説『塩狩峠』は、険しい峠越えであるこの地で起きた実話をもとに執筆された。

合計料金
普通列車乗車券 7,150円

JR富良野線 JR宗谷線利用

「富良野・美瑛ノロッコ号」は乗車券で利用可能。指定席を利用する場合は乗車券のほかに指定席券840円が必要。運行は旭川~富良野、9月23日までの主に土日祝日。
所要時間:1泊2日
スタート駅→ゴール駅:JR富良野駅→JR稚内駅

おすすめスポット

オホーツク海を望む宗谷岬

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せっかくなら最北端の岬・宗谷岬へ。強風と高波の海峡風景に最果てを実感。

アクセス:JR稚内駅より路線バス「天北宗谷岬線」で約50分

※構成・撮影/矢野直美

(BE-PAL 2025年9月号より)

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