
キャンプカレーの楽しさを編集部の料理好き2家族が実演!

まさかのキーマカレー対決!
“カーーーーーン!”高らかなゴングの音(!?)とともにはじまった、ファミキャンカレー対決! おっと早速カウンターにスパイスを並べだしたのは、早坂家だぁ。
「我が家は先祖代々伝わる、秘伝のカレー粉が味の秘訣でして」
とドヤる父親を横目に
「昨日ルーを砕いてたよね」(妹)
「ばか、シーーーーーッ」(姉)
「うちはキーマカレーにしました。子供でも簡単に作れるので」
と、沈着冷静な母。その横で、いきなり小麦粉をこねだしたのは、藤谷家だぁ。
「ナンを作ろうと思って」
と、余裕の笑みを醸し出す。それもそのはず、カレーは家で仕込み済み。おっと……なんとこちらもキーマカレーだぁ!
「うちのキーマはね、飴色タマネギでコクを出すから、野菜はタマネギ一択!」(早坂父)
「あら、子供が野菜をたくさん食べられるように、トマトとかニンジンとかピーマンとか、いろんな野菜を入れるのがキーマの醍醐味っしょ」(藤谷母)
簡単なうえ、いろいろアレンジできて、〝我が家〟のオリジナリティを出せるのが、キーマカレーの魅力のようだぁ!
戦いも終盤。お鍋で炊いたホクホクご飯にカレーをかけ、アチャール(インドの漬物)を添え、早坂家のキーマカレーが完成! 一方、藤谷家は最終兵器“ファミチキ”を投入。子供たちの熱い視線が注がれる。アツアツ手作りナンにキーマカレーをのせたオープンサンドと、カレー&ファミチキを挟んだホットサンドが焼き上がった。
いざ、実食!!
特別審査員、編集長沢木も加わり、みんなでモグモグタイム。
「早坂キーマは、スパイスが効いてて美味しい!」(藤谷父)
「パンスタイルだと片手で食べられるから、小さいお子さんにも最適ですね」(早坂母)
「うーーん、どっちも美味しいから甲乙つけ難いね」(沢木)
ということで、判定は、子供たちに委任。
「どっちのキーマカレーが美味しかった?」
3人声をそろえて、
「うーーーーーん。ファミチキ! 水遊びしてきていい!?」
おあとがよろしいようで〜。
藤谷家

Point1 カレーは自宅で仕込んで時短を図る

タマネギ&トマトと家にある残り野菜をプラス。味の決め手はカレー粉とガラムマサラ、ソース、ケチャップ。

Point2 子供の大好物"コンビニチキン"を活用

単なるキーマカレーホットサンドではなく、ファミチキとキャベツを加え、ボリュームも満点!

Point3 モチモチ手作りナンを+α

強力粉とドライイースト、水、オリーブオイル、塩、砂糖を10分ほど練って発酵させる。

手でちぎって延ばしフライパンの弱火でこんがり焼く。
早坂家

Point1 タマネギは飴色になるまで炒める

タマネギの甘みと香ばしさを加えるため、しっかり炒める。みじん切りは時短のため充電式プロセッサーを使用。

Point2 スパイスの決め手は八角!

カレー粉はルーと粉末タイプ2種類をブレンド。秘密兵器は八角! これを加えることで、スパイシーで甘い独特な香りが漂う。

Point3
子供が大好物の付け合わせも必須

相性抜群
バターコーンと、タマネギのアチャールが付け合わせ。塩でもみ込み、好みのスパイスとレモン汁で味付け。

藤谷家
パンバリエ DE 片手で食べる〝オシャレキーマ〟

キーマカレーにさらに1アイテム加えてボリュームアップ。育ち盛りの子供も満腹満足のひと品。チーズを加えるなどアレンジも楽しめる。
特別審査員 編集長・サワッキー

野菜嫌いな子に最適! カレーの量次第でカレー感が変わるので、結構たっぷりめに入れてもいいかも。大人は辛みをプラスしても◎。
アイデア★★★★☆
子供ウケ★★★★★
テイスト★★★★☆
早坂家
秘伝のスパイスがものいう〝米の相棒シンプルキーマ〟

タマネギのコクと八角の香りが立つ、大人もうれしいスパイスカレー。酸味のあるアチャールや甘いバターコーンで味変できるのも魅力。

とにかくご飯が進む味で、バクバクいける。独特な八角の香りも、食欲を増進させる要因かも。いろんな野菜のアチャールを作るのも楽しそう。
アイデア★★★☆☆
子供ウケ★★★★☆
テイスト★★★★★



※構成/大石裕美 撮影/三浦孝明
(BE-PAL 2025年9月号より)