
CONTENTS
ポータブル電源の選び方
消費電力と定格出力をチェック
ポータブル電源は、使用予定の電気機器の消費電力に見合った規格のものを選ぼう。各電気機器の消費電力の目安は、以下のとおり。
- スマートフォン(充電時):5W
- ノートパソコン:50~120W
- 電気毛布:50~90W
- LEDランタン:20~100W
- 扇風機・サーキュレーター:50~300W
- ドライヤー:600~1,200W
- 電気ケトル:700~1,000W
これらの消費電力に対して、ポータブル電源の定格出力を確認しよう。例えば、消費電力が1,200Wのドライヤーをポータブル電源で使用したい場合には、出力は1,200W以上の容量のものを選ぶ必要がある。
また、複数の電気機器を同時に使用するには、それらの消費電力を足して計算する。スマートフォンの充電(5W)とノートパソコンの使用(50W)を同時に行う場合は、55Wの消費電力となる。このように、使用したい電気機器の消費電力をまかなえるだけの出力が必要ということになる。
電力容量にも注目
ポータブル電源の電力容量にも注目しておこう。電力容量はWhで表記され、電化製品を稼動させることのできる時間を知ることができる。電力容量は以下の計算式で簡単に算出できるため、事前に確認することをおすすめする。
電力容量(Wh)=使用する家電の消費電力(W)×使用したい時間(h)
例えば、50Wの扇風機を5時間稼動させたい場合は、50W×5時間で必要な電力容量は250Whになる。したがって、上記の例の場合には、250Wh以上の容量があるポータブル電源が必要だとわかる。
▼参考記事
BE-PALが選ぶ!【~300Wh容量】の小型ポータブル電源6選
容量が~300Whのポータブル電源はスマホやPCの充電用に打ってつけ。低消費電力の電気毛布などにも使える。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | ||
---|---|---|---|---|---|
価格 | AC出力 | 容量 | |||
BLUETTI(ブルーティー) EB3A | ![]() | ¥39,800 | 600W | 268Wh | |
Anker(アンカー) Solix C300 Portable Power Station | ![]() | ¥34,990 | 300W | 288Wh | |
Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 240 New | ![]() | ¥32,800 | 300W | 256Wh | |
Ecoflow(エコフロー) RIVER 3 | ![]() | ¥30,900 | 300W | 230Wh | |
YOSHINO(ヨシノ) B300 SST | ![]() | ¥54,900 | 600W | 241Wh | |
BougeRV(ボージRV) JuiceGo | ![]() | ¥29,980 | 150W | 240Wh | |
BLUETTI(ブルーティー) EB3A
2つのACポート、ワイヤレス充電パッドなど計9ポート。充電方法は、わずか1時間強で急速充電できるAC充電を含めて6種類。ソーラーパネル充電ケーブルは付属。シガーソケットケーブルは別売り。
●AC出力:600W
●容量:268Wh
●重量:4.6kg
耐久性と安全性に優れた超小型ポータブル充電器。小型でも600Wの高出力を実現。安全性が一番高いリン酸リチウム電池を採用し、充放電サイクル2500回後も残存量は80%以上を維持。
電力を回復する簡易のUPS機能を搭載しているので、瞬時にバックアップ電源を供給、パソコン部品の破損、電子データの紛失、停電の心配がない。
▼関連記事
Anker(アンカー) Solix C300 Portable Power Station
小型ながら容量288Whで、スマホなら約19回充電可能。ソーラーパネル(別売り)にも対応。肩に掛けて歩けるストラップ付き。
●AC出力:300W
●容量:288Wh
●重量:4.1kg
Jackery(ジャクリ) ポータブル電源 240 New
パススルー機能を備え、普段使いでもバッテリーがヘタらない。最速60分の緊急充電モードを搭載。5年間のメーカー保証つき。
●AC出力:300W
●容量:256Wh
●重量:約3.6kg

Ecoflow(エコフロー) RIVER 3
小型・軽量&60分でフル充電可能。旧モデルより30%スリムになった。小型家電(100W未満)なら最大13時間延長。
●AC出力:300W
●容量:245Wh
●重量:3.5kg
YOSHINO(ヨシノ) B300 SST
寒冷または高湿度の環境でも使える固体電池を採用。8つの出力端子を備える。高さ90cmの落下テストも突破。
●AC出力:600W
●容量:241Wh
●重量:4.5kg
BougeRV(ボージRV) JuiceGo
リュックに余裕で収まるスリム型で軽量コンパクト。持ち運びに便利だ。USB Type-C端子で急速充電も可能。
●AC出力:150W
●容量:240Wh
●重量:約2.85kg
▼参考記事
キャンプに持っていきたい!【300W出力】の小型ポータブル電源3選
キャンプにおすすめのポータブル電源から、300W出力モデルをピックアップ!消費電力は300Wまでの小型家電製品に限られるが、春夏のキャンプなら十分な性能だ。
ALLPOWERS(オールパワーズ) S300
コスパの高さで入門モデルとして◎。気軽にいろんな用途で使える小型ポータブル電源。折りたたみ式のハンドルは持ちやすく、置き場所にも困らない。高い強度と耐久性を持つ素材を使用しているので、アウトドアレジャーやちょっとした外出に最適。(リンク先は現行モデル「S300PLUS」)
●定格出力:300W
●容量:288Wh
▼関連記事
BLUETTI(ブルーティー) AC2A
電力リフト機能を搭載し、定格消費電力600Wまでの電気ポットやドライヤーにも対応可能なポータブル電源。3.6kgと軽量なのも◎。1.4時間でフル充電できるのもうれしい。
●定格出力:300W
●容量:204.8Wh
●サイズ:250×156.5×174.5mm
●重量:3.6kg
小型・超軽量のポータブル電源。最新版の電力リフト機能を搭載。AC入力270Wの高速モードなら、AC充電ケーブル1本で45分で80%まで充電可能。UPS機能や静音モードなど、機能も充実している。アプリを使えば、スマホでAC2Aの状態を監視し、充放電などの設定もできる。
▼関連記事
Jackery(ジャクリ) 300 Plus
コンパクト設計で、手軽に持ち運べるのが魅力。長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、10年以上使える。ソーラーパネルがあれば、太陽光で電気を作ってポータブル電源に蓄電できる。
●定格出力:300W
●容量:288Wh
●サイズ:約230×155×167mm
●重量:3.75kg
リュックで持ち運べるコンパクトさがうれしいポータブル電源。288Whの容量に加えて、定格出力は300W(瞬間最大600W)。長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、約3,000回の充放電サイクルなので、毎日使っても10年以上使える。AC充電で約2時間の高速充電を実現できる。
▼関連記事
▼参考記事
機内持ち込み可能モデルも!まだまだある小型ポータブル電源
Jackery(ジャクリ) Jackery Explorer 100 Plus
リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したJackery Plusシリーズの最小モデル。容量は99Whで、機内持ち込みも可能。手のひらサイズながら、最大128Wの出力を実現。USB-Cを2口、USB-Aを1口備えており、複数のデバイスを同時充電できるなど、使い勝手も抜群だ。
●出力:最大128W
●容量:99Wh
●重量:965g
最大100WのUSB-C入力に対応し、約1.8時間の高速充電が可能。さらに最大100Wのソーラー充電(別売り)にも対応しているため、停電時でも電力の確保が可能だ。
そして、優れた安全性にも注目。6つのバッテリー保護機能に加えて、耐火性、耐衝撃性も備えているため、いつでも安全に使用できるという。リン酸鉄リチウムイオン電池により長寿命化も実現。2,000サイクル放充電後も工場出荷時の容量の80%以上を維持できるというから驚きだ。

ミニサイズのため、アウトドアに持っていく際も荷物にならない。
▼参考記事
アイリスオーヤマ バッテリーステーション
LEDライト搭載のポータブル電源。持ち運び可能な蓄電池として使用できるほか、照明としても使用できる。マグボトル程度の小型サイズで、約1.36kgと軽量。取手がついているので、持ち運びにも便利だ。
●出力:100W
●容量:222Wh
●重量:約1.36kg
USB Type-A・USBType-Cの端子が3つずつあり、複数機器に同時に給電可能(使う端子の組み合わせにより、その端子が出すことができる電力や本製品全体が出すことができる電力が変わる)。60,000mAhのバッテリーを搭載。最大100Wの出力で様々な機器に給電できる。
スマートフォン(3,000mAh)では約13回、ノートPC(70Wh)では約2回、モバイルプロジェクター(10,000mAh)では約4回給電できる。USB給電の電気毛布(10W)では約83時間、USB給電のサーキュレーター(12W)では約15時間程度が連続して使用可能。

屋外でも安心して使用できる防塵防水性能IP54に対応していて、電池残量を確認できる液晶パネルも装備されている。
▼参考記事