
軽くて音が大きい。「重量パフォーマンス」のよい道具
鳴りっぱなしなのが熊鈴の難点
熊鈴は、電車やバスでの移動中にバックパックにしまっておいても音が鳴ってしまうので、磁石をくっつけたりガムテープでとめたりと、消音対策が必要になる。
また、山に入ったあとも、クマが出そうにない場所(人が多かったり人工施設のそばだったり)でも鳴りっぱなしになってしまうので、ときには他の登山者に迷惑がられてしまうこともある。かといって、出したりしまったりするのは面倒くさい。
ボタンを押したときだけ鳴り続ける
で、この「熊よけホーン」の出番となる。このホーンはボタンを押したときにしか鳴らないから、まわりから迷惑がられることはない。
ボタンを一度押すと鳴り続けて、もう一度押すと止まる。音量は弱・中・強の3段階で、最大音量は110db。これは自動車のクラクション(前方2m)に匹敵する。鉄や真鍮の大型の熊鈴ならば、それくらい大きな音が出るものもあるが、そうすると今度は重量が100g前後となって重くなる。
このホーンは59g(内蔵充電池込み)なので、重量当たりのパフォーマンスが良いということができそうだ。気になる連続作動時間は最大4~12時間(音量や音の種類によって変動)。この点は電気いらずの熊鈴にはかなわないが、必要なときだけ鳴らす道具として考えれば、まずまずといえるだろう。付属のUSBケーブルで充電できて、満充電時間は約2時間。





LEDライトと救急サイレン付き
ホーン以外の機能もあるので、ご紹介したい。「LED」を押すと、下部のLEDライトが点灯する。暗い山小屋やテント内で手元を照らすときのほか、ヘッドライトの電池を節約したいときにも重宝する。
「SOS」を押すと、「ピーポピーポ」と救急サイレンが鳴る。救急ホイッスルは吹かないと音が出ないが、これはボタンを押すだけで鳴り続けるから心強い。山のお守りとしてひとつ持っておくのも安心だ。

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5,478円(税込)