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    2025.05.23

    富士登山の前に練習で登っておきたい!関東の山5選を目的別に紹介

    富士登山の前に練習で登っておきたい!関東の山5選を目的別に紹介
    日本の最高峰として名高い富士山。安全・確実に登頂するには事前の調整が不可欠です。
    今回は富士山登頂を目的に、練習に最適な関東の山、大山・塔ノ岳・高尾山・景信山・陣馬山をご紹介します。

    富士山登頂には練習が欠かせない!

    富士山
    富士山は酸素が平地より少なく岩が多い。

    日本でこれ以上高いところはない場所であり、日本のシンボルとして世界的に知られる富士山。夏は日本一の頂を目指してたくさんの人が訪れ、登頂に成功して歓喜する人、トラブルに見舞われて苦渋の決断をする人など、数々のドラマが生まれます。

    そんな大きな人生イベントである富士登山。登るからには当然ながら登頂したいですよね。富士山登山に挑戦するには、事前の練習が欠かせません。体力だけあっても登れず、知識が豊富でも登れないのが、富士山登山のポイントです。

    登山に必要な基本的な歩行から登山靴やレインウェアといった道具の取扱い、天候や体調などの変化が起きたときの対処など、普段登山をしていない方でも富士登山では備えておきたいポイントがあります。

    富士山登山に向けて、こうしたポイントを習得するためには、事前に山登りを経験しておくことがおすすめです。今回は、富士山登山の事前練習に最適な関東の山をご紹介します。

    富士山登山前に登っておきたい関東の山5選

    高尾山:歩き方を覚えるのに最適な関東有数の名山

    高尾山
    山頂からの眺望。

    はじめにご紹介するのは、山を登る人なら誰もが一度は聞いたことのある高尾山です。

    標高599mの低山で、山頂までの豊富なルートとたくさんのハイカーが訪れていることから、登山に必要な歩き方から道具の取り扱いなどを、他の山と比較して安全な環境で行なえるのがポイントです。

    筆者のおすすめは、稲荷山の尾根を登って高尾山山頂を目指す稲荷山ルート。

    凹凸のある足場や適度な勾配は、富士山登山の練習にはピッタリです。

    初心者の方でも約1時間30分で登頂できるので、適度な疲労感で登山を終えることができます。

    景信山:計画通りに行動することを学ぶのにおすすめの山頂

    景信山
    山頂はベンチがあってゆっくり休める。

    景信山(かげのぶやま)は標高727mの山で、東京都八王子市と神奈川県相模原市の境に位置しています。

    高尾山の奥は幾つかの山が連なる縦走路となっており、高尾山の先の小仏城山の次に待ち受ける山頂です。

    高尾山まではハイカーや一般観光客も多く、他の山と比較して労せず登れる要素がありますが、景信山までの縦走は観光客が一気にいなくなり、アップダウンが連続する登山道が続きます。

    富士山登山は、予定通りに次のポイントにたどり着けるか、休憩して体力を回復できるかなど、予定通りに行動する力が求められます。

    チェックポイントまでの時間を確認しながら、予定通りに行動できるかを練習するには、高尾山から景信山までの縦走登山が最適なフィールドです。

    もちろん山頂としても魅力があり、眺望に優れ広々とした山頂でゆっくり休めるなど、ハイキングにおすすめです。

    大山:富士山登山に必要な総合的なトレーニングに最適

    大山
    信仰の山としても知られる大山。

    大山(おおやま)は神奈川県にある標高1,252mの山で、富士山と同じく周囲に高い山がない独立峰です。

    美しい山容は古くから人々に親しまれ、現在は中腹までケーブルカーでアクセスできることもあり、多くのハイカーが1年を通して訪れています。

    大山が属する山域の丹沢は急勾配が多い山があることで知られ、大山も例外ではありません。

    メジャーである大山阿夫利神社からのルートは、整備された登山道ながら登りごたえがあり、登頂後の下山は脚の疲労感に耐えながら下ることで、富士山登頂後の長い下山路を想定した練習に最適です。

    体力のある人はケーブルカーを利用せず麓から登ることも可能で、ハイカーのレベルに合わせた挑戦ができるのもポイントです。

    陣馬山:富士山登山に必要な体力を身につける

    陣馬山
    モニュメントが印象的な陣馬山山頂。

    陣馬山(じんばさん)は、東京都と神奈川県の境に位置する山で、高尾山から続く縦走路の終着点ともいえる山です。頂上にはシンボルの馬のモニュメント、周囲を見渡せるパノラマは陣馬山だけを目指しても十分価値があります。

    富士山登山を意識した場合は、陣馬山から高尾山までの長大な縦走にチャレンジするのがおすすめです。

    これまで練習してきた歩行・道具の取り扱いから予定通りに行動できる計画力などを駆使することが求められます。筆者も何度か陣馬山から高尾山を登りましたが、決して楽に終わったことはありません。

    ただ、高尾山を下山したときの充実感はヤミツキになってしまうほどで、低山登山の楽しみが詰まったルートです。

    所要時間は個々によりますが、早朝登山で夕方の下山を想定して計画すると良いです。

    塔ノ岳:富士山登山に匹敵する標高差で最終調整を

    塔ノ岳
    目標の富士山が見える塔ノ岳山頂。

    神奈川県に位置する塔ノ岳(とうのだけ)は、丹沢山域を代表する標高1,491mの山です。

    塔ノ岳を目指すルートで、多くのハイカーが訪れる大倉尾根は、富士山の富士宮口5合目から山頂までの標高差1,300mと近い約1,200mとなっています。

    富士山登山に近い標高差を経験でき、陣馬山と同じく十分な体力と計画力が求められるため、富士山登山の最終調整に適しています。

    山頂は360度の大パノラマで、丹沢の山々や相模湾、箱根などが望めます。そして目標とする富士山がドーンと見え、否が応でもモチベーションが上がります。

    富士山登山に向けて練習して、日本一の頂へ

    富士山
    日本最高峰の頂へ。

    いかがでしたか。富士山を登頂するための秘訣は、事前の準備に尽きます。

    まずは短時間で登れる山から始めて、徐々にハードルを上げていくことで、確実で安全な練習をすることができます。

    富士山登頂に向けてトレーニングする中で、ぜひそれぞれの山の魅力にも触れてみてくださいね。

    北村 一樹さん

    アウトドアライター

    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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