
低山の雪溶けも進み、気温もまだ高すぎず、犬を連れてのハイキングに絶好の季節になりました。
今回はちょっとだけ登りがきついけれど、お散歩気分で歩けて富士山を望める山中湖エリアの絶景ハイキングコースを紹介。まずは標高1090mの山中湖明神山パノラマ台山(山梨県山中湖村)まで車を走らせます。
※写真は今年1月末に撮影した記録です。
展望ウッドデッキに生まれ変わった山中湖明神山パノラマ台
山中湖から三国峠へ至る県道の途中にある山中湖明神山パノラマ台は、目の前に山中湖越しの富士山、空気の澄んだ日には南アルプスと壮大な景色が楽しめるビューポイント。
先代犬 Rookie と暮らしていた頃は、富士五湖に水難救助犬の訓練に通っていたので、よくパノラマ台から三国山をハイキングしていました。
昨年11月20日、パノラマ台に新しく展望ウッドデッキが完成したと聞き、災害救助犬コアと一緒に久しぶりにパノラマ台に行ってみました。
パノラマ台の駐車場で車を降りると、目の前には広々とした展望ウッドデッキが。 Rookie と通った自然のままの姿のパノラマ台は、知る人ぞ知る穴場スポット的な場所でしたが、その頃とはずいぶん様子が変わり、多くの観光客で賑わっていました。
パノラマ台駐車場は収容台数が7台と狭いため、満車の場合は「山中湖交流プラザきらら」の駐車場に車を停め、そこから三国山ハイキングコースを20分ほど歩くと山中湖明神山パノラマ台に到着します。

2015年、先代犬 Rookie と行った、まだ展望ウッドデッキの無いパノラマ台。

2024年11月に完成した展望ウッドデッキ。休日は多くの観光客で賑わうそう。
パノラマ台からの絶景だけでも人間は大満足なのですが、犬たちはやっぱり自然のなかを歩くのが大好き。せっかくなのでパノラマ台を起点に、明神山 (別名、鉄砲木ノ頭/てっぽうぎのあたま)山頂まで登ってみましょう。
パノラマ台から明神山山頂まで約30分で歩けるハイキングコース
展望ウッドデッキから明神山山頂までは30分ほど。ハイキング初心者でも歩けるコースですが、急登が続き足もとが滑りやすいので、しっかりしたトレッキングシューズを履いた方がいいでしょう。

パノラマ台に設置されているハイキングコースの案内図。

コアと歩いたハイキングコース。秋は黄金色に輝いた一面のススキ野原がとても美しい。春から夏にかけては、どんな景色が見られるのでしょう。
急登をがんばって登った先には、さらに感動的な絶景が
パノラマ台の標高は1090m、明神山は標高1291mなので、約200メートルの標高差。距離は短いコースなので短時間で登れるぶん、急登が続きます。
ちょっとハアハアしてしまい、私が立ち止まると、コアも立ち止まります。こんな登りが続く時はコアが引っ張ってくれたら楽ちんなのにな〜と思いながら後ろを振り返ると、富士山がとてもきれいで、パワーチャージ。足取りも軽くなります。

登ってきた道を振り返るとすすき野原越しの富士山が雄大で、「さあ、また登ろう!」と背中を押されます。
登り始めてからずっと茂っていたすすき野原が急に開けて、山中諏訪神社の奥宮が見えてきたら、明神山山頂です。山頂からの景色はまさに絶景。30分くらいのハイキングでこんな絶景が拝めるコースはなかなかないのではないでしょうか。
この日は富士山と山中湖だけでなく雪をかぶった南アルプスまでくっきり! パノラマ台からの景色も素晴らしいですが、自分の足で登った先に見える、明神山山頂からの景色はまた一段と感動します。

登頂! 富士山だけでなく南アルプスの山々まで見えます。四季折々、それぞれの美しさを堪能することができます。
山頂でコアと一緒に軽いランチとお茶をして、来た道をゆっくり下ります。下りは登りよりもずるっと滑りやすいので気をつけて。
ちょっとハアハアしてしまい、私が立ち止まると、コアも立ち止まります。こんな登りが続く時はコアが引っ張ってくれたら楽ちんなのにな〜と思いながら後ろを振り返ると、富士山がとてもきれいで、パワーチャージ。足取りも軽くなります。

登ってきた道を振り返るとすすき野原越しの富士山が雄大で、「さあ、また登ろう!」と背中を押されます。

山頂に鎮座する山中諏訪神社の奥宮は縁結び、子授けのご利益があるといわれています。私とコアもしっかりお詣りしました。
愛犬と一緒のハイキングはいつものお散歩とは違い、ワクワクドキドキ、冒険気分が楽しめます。もうすぐ新緑の季節。暑くなる前にいっぱいアウトドアを楽しんでおきたいですね。
今回、紹介した山中湖明神山パノラマ台から明神山山頂までのハイキングコースコースはトレイル上にトイレや水場はありません。パノラマ台駐車場のトイレで済ませて、飲用水を持参して出発しましょう。
山中湖明神山パノラマ台 | スポット | 山中湖観光協会 公式ホームページ