園児に園庭を自由解放地区にすると何が起きるか? 〜その5〜 | 子育て 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2018.08.13 日本のミライを明るくする!園児野生化計画長谷部雅一

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー
    長谷部雅一
    アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他

    日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.59

     幼稚園で面白いプロジェクトがはじまった。「園児と一緒に園庭を自由な遊び場にしていく」という1年間を通した長いプロジェクトだ。
    ※第4弾の活動はココをクリック

     子ども達の「これがやりたい!」を見える化した様々な設計図のプレゼンテーションも終わり、いよいよその中のひとつを実際につくってみる事になった。

     今回やってみることになったのは、エレベーターだ。これは子ども達の”もっと高いところに行きたい”という想いが紙に表現された物で、エレベーターを描いた子ども達はとっても多かった。

     僕たちはこれを「エレベーター作戦」と題し、まずは園庭で作戦実行前の最終ミーティングを行う。



    作戦実行前だけに、みな真剣かつ自由な発言が飛び交う

     まずはエレベーターの動く台、人が乗る部分は何にするかが大きな課題になった。子ども達はそれぞれが思う台を探して園庭、園舎内を走りまわります。

    「はせべ先生!これはどうかな?」
    「おいみんな!!これ運ぶの手伝ってくれ〜」

     丸太やシャベル、椅子など、活動場所にはものすごい量の素材が集まりはじめる。


    彼らが見つけたエレベーターの台は平均台
    かなり重いのに、これを使ったときの楽しいイメージが体を動かす


    「どいてどいて〜」と大物を自慢げに運ぶ年長さん達
    この勇姿は自然に年下の子ども達に受け継がれる

     使えそうな道具を集めたら、続いてエレベーターの設置に入る。設置をするためにはロープを木に垂らし、設置用の台をつくり、そしてイメージの共有をしっかりとすることが大切。

     子ども達がつくるエレベーターは人力のもの。木を経由して繋がっているロープの端と端にそれぞれ台と引き手があり、動かすというシンプルな作りだ。
     それだけに人手もアイデアもたくさん必要になる。最終的に決まったのはフラフープ。これは座りやすいし持ちやすいので子ども達の間でも異議無しのチョイスになった。


    試しに乗ってみたらフラフープは弱いことが判明
    子ども達はフラフープをいくつかロープでまとめて使う事になった

     無事に設置が終わったら、テストを終えていよいよエレベーターの運用に入る時が来た。エレベーターに乗る順番を決め、そして残りの仲間は全力でエレベーターに繋がったロープを引く。


    1/3滑車のシステムを使ってつくったエレベーターのシステム
    遊びを通して子ども達はいとも簡単に物理の世界に足を踏み入れた

     1人目の子どもが高いところまで上がったのを見た瞬間、子ども達から喚起の声が上がる。ここから終わりの時間まではあっという間だ。エレベーターは一人乗りから二人乗りに変わり、満足いくまでたくさんの子ども達が空高くまで上がっていった。 


    上がった高さはおよそ4m
    大人からすれば大したことは無いが、子どもからすればもう大空だ


    乗りたいけど怖い!という子どもは先生と一緒に挑戦


    先生だって子ども達に引き上げてもらって楽しい時間を過ごす


    お友達の命を預かる弾き手の子ども達も真剣だ
    ※もちろん、バックアップで安全ロープをもう一本つけています


    最後の大物は二人乗り
    これはもう僕の想像の世界を越えた展開になっていた

     1人目の子どもが高いところまで上がったのを見た瞬間、子ども達から喚起の声が上がる。ここから終わりの時間まではあっという間だ。エレベーターは一人乗りから二人乗りに変わり、満足いくまでたくさんの子ども達が空高くまで上がっていった。 

     子ども達の想像を形にするにはもちろん大人の知恵も力も安全管理も必要になる。でも、これを作ったのは子ども達だ。子ども達もそれを理解している。それだけにこの日は今までの活動の中で一番やりがいがあった作戦に違いない。
     
     次はいったい何が起きるのだろうか?

    協力:町田自然幼稚園

    注意:これらの遊びは、正しい知識を持って安全管理をしっかりとして行っています。安易に真似をしてケガをしないように注意してください。

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー
    長谷部雅一
    アウトドアイベントの企画運営を手がける『 Be-Nature School 』に所属。人と自然をつなぐインタープリターとしても活動しています。著書『 ネイチャーエデュケーション 』1300円+税 みくに出版 他

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