東野幸治さん・庄司智春さんに聞いてみた!東野登山隊の次なる挑戦はロングトレイル…120km踏破なるか!?
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    2024.12.16

    東野幸治さん・庄司智春さんに聞いてみた!東野登山隊の次なる挑戦はロングトレイル…120km踏破なるか!?

    富士登山を機に山登りにハマった東野さん(でも六合目で敗退!)を中心に、2019年スタートしたドキュメントバラエティ番組「PEAK HUNT東野登山隊」。

    東野さんを始め、庄司智春(品川庄司)さん、木村卓寛(天津)さん、椎葉宏治(「東野登山隊」ディレクター)さんの4人で北アルプスの龍王岳、厳冬期の八甲田山、剱岳、残雪期の岩手山などにアタック、シーズン10まで配信されています。

    始まりはまったりと、それでやっぱりわちゃわちゃと楽し気だけれど、登山そのものは正真正銘にガチで真剣。そんな東野登山隊が今度は新たにロングトレイルに挑戦。選んだルートは、新潟県糸魚川市→長野県松本市を目指す「塩の道」。全長120kmに及ぶ歴史ある古道。その道中のお話を東野幸治さんと庄司智春さんに直撃インタビュー!

    登山と違ってロングトレイルは横移動だから安心だし、あかんかったら休憩できる

    左から東野さん、庄司さん、木村さんら。山道を黙々と歩きます。

    ――ロングトレイルに興味を持った経緯は?

    東野:5~6年前、‟世界のロングトレイル写真集”みたいなんをたまたま買ったんです。1~2週間の休みを取るのはスケジュール的に厳しいけど、世界各地の圧倒的な景色に触れ、こんなんも楽しそうやなと。

    そしたらちょうど俳優の仲野太賀くんが、アラスカでロングトレイルに挑戦する動画があって。自分も国内で、そこまでロングじゃなくても、ちょっとやってみたいなぁと。「塩の道」を選んだのはスタッフさんです。昔日本海でつくった塩を歩荷(ぼっか)さんが背負い、牛と一緒に120㎞運んだのを再現しようということで。

    ――登山との違いをどこに感じましたか?

    東野:登山は上っていく楽しさがあって、景色もいい。でも危ないし、死ぬかもわかりません。足をくじいてもよどほのことがない限りSOSは出せない。泣き言を言わず、自分で降りなきゃいけません。

    ロングトレイルはまったくの初めてでしたが、今回の塩の道トレイルに関しては横移動が中心やからね。ただず~っと歩くと。あかんかったら休憩できるし、車という文明の利器ですぐ助けに来てくれます。だから安心でした。(庄司さんに)どうでしたロングトレイルは?

    庄司:登山は標高が上がっていくので涼しくなりますが、アスファルトの暑さもあって、登山とは違った汗の量でした。始まる前は、楽勝でしょ!?みたいな空気でしたけど。

    前回の岩手山もそうでしたが、今後一切そういう言葉はもう…(笑)。もちろん楽しさもありましたが、厳しかったです。アスファルトの道から山に入り、すると高低差があって。アスファルトでも坂があったりして、地味に足腰に響きました。

    東野:アスファルトがこたえるんですかね、荷物が重いわけでもないし、不思議ですけど。『24時間テレビ』のマラソンって、途中から歩いてるじゃないですか。テレビで観てたら、たいしたことないと思ってたけど、100kmってめちゃくちゃしんどいねんなって、初めて尊敬の念が湧きました(笑)。「歩いてるだけ」って言ってたのが申し訳ないです…。

    庄司:(間)寛平師匠がマラソンとヨットで世界一周をした「アースマラソン」のとき、一日40~50㎞走られていましたが、いざ自分がやると、この距離を毎日毎日!?と…。

    東野:寛平さん、もっとアースマラソンのことを言った方がいいいですよ。もうみんな忘れてるから。本人も忘れてるかもわかんないですけど。

    --一緒に歩くメンバーに求めるものは?

    東野:コツコツと真面目に歩いてくれる人がいちばんです。尚且つ罰ゲームじゃないんで、前向きにやってくれる人がいい。もちろん自分を含めてですが、楽しみたいので。

    庄司:後半は、メンバー4人でバトンをつなぐ形でした。東野さんが僕の前で峠を越えてくれたことに刺激をもらって。自分も、ココまで行ってくれた!?と言われたい。少しでも距離を稼ごうという気持になりました。

    東野:GPSを使ったアプリがあるんです。歩き始めるときにスタートを押し、その日歩き終えるときに止める。すると歩いた道筋を、3Dの地図で線で見せてくれて。それを見ると、うぉ~こんなに歩いたんや!って。達成感があります。

    庄司:そのアプリを教えてもらい、他のメンバーもやってました。

    ――これから挑戦する人にアドバイスするなら?

    東野:季節に応じたトレイルの服装や装備、飲み物は必要かと思います。市街地に入れば、コンビニや自動販売機もあるだろうし、途中調達ができるように事前にルートの下調べもしておいた方がいいかもです。あと熊対策?

    庄司:日が暮れかかった山道は、熊が出るかも!? とちょっと緊張感がありました。

    わちゃわちゃした出発前夜。熊対策のスプレーや鈴や笛をどう携行しようかみんなで相談する。「熊がいた!」と、すかさずスプレーをかざす木村さん。腰がキマってます。

    無になって、黙々と歩くのが気持いい

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