![ストックを使うのはスキーだけじゃない!アウトドアで利用する魅力や選び方を解説](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/12/23208535_s-2.jpg)
ストックはスキーだけではなくアウトドアでも活躍!
ストックを使うスポーツとして、真っ先に思いつくのはスキーではないでしょうか。
しかし、ストックはスキーだけではなく、ハイキングや登山のようなアウトドアでも活躍します!
今回の記事では、ストックを登山で使うメリットや、ストックの選び方、おすすめのストックについて紹介します。
ストックを登山で使うメリット
![登山 ストック](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/12/25115348_s-1.jpg)
ゴツゴツした足場でも、ストックがあればバランスを保てる!
ストックを登山で使うメリットとしては、主に以下の4つがあります。
上半身のバランスが取りやすくなる
ストックを使えば両手両足の4足で上半身のバランスを取れるため、重心のブレを抑えられます。
なお、歩くときは脇を締めて持つことで、歩行中のバランスを保ちやすくなります。
前に進みやすくなる
スキーではストックを使うことで、斜面を登る際や平坦な雪道を進みやすくなります。
登山においても、ストックを持って歩くことでリズムが作りやすくなり、推進力を上げられます。
転倒リスクを軽減できる
登山道には石やツルなどがあり、バランスを保てずに転倒してしまうこともしばしば。
ストックを使用すれば、悪い足場でもバランスを保ちやすく、怪我や転倒リスクを軽減できます。
疲労感を軽減できる
舗装されていない登山道では、思った以上に足腰に負担がかかっています。
ストックを使用すれば、歩行時の負担が軽くなり、姿勢が保たれるため疲労感を軽減できます。
ストックの選び方
![伸縮式 ストック](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/12/31198548_s-1.jpg)
登山の場合、伸縮又は折りたたみできるストックを選ぶことが重要。
登山では「トレッキングポール」と呼ぶことが一般的ですが、呼び方が異なるだけで役割は同じです。
ただし、スキー用のストックは長さが変えられないものも多く、登山で使う際には注意が必要です。
登山で使う場合、主に以下の5つのポイントをチェックしておきましょう!
グリップの形状で選ぶ
グリップの形状には主に「I型」と「T型」があり、持ちやすさ、操作性、快適性に大きく影響します。
I型は前に進む推進力に優れ、本格的な登山や長い距離を歩く縦走に適しています。
I型は2本で使う場合と1本のみで使う場合があり、T型と比べると腕への負担が大きい点がデメリットです。
T型は握力の弱い方に適しており、低山などの起伏が少ない登山に向いています。
T型はステッキ型1本のみで、杖のように歩行バランスの補助として使うことが一般的です。
シャフト素材で選ぶ
シャフトの素材には、主に「アルミ合金」と「カーボン」があります。
アルミ合金製は剛性に優れ、カーボン製に比べて安価な点がメリットです。
一方、カーボン製は高価な分、軽く素材がしなやかな点がメリットで、衝撃を緩和します。
腕の力に自信がない方は、軽量なカーボン製を選ぶとよいでしょう。
ポールの高さで選ぶ
ポールは平地、登り、下りで高さを調整することが推奨されています。
平地では肘が直角に曲がるくらい、登りでは少し短く、下りでは少し長めが目安となります。
商品により長さが異なるため、ご自身の身長に合わせたものを選びましょう。
参考までに、平坦な道で使う場合は『身長(cm)×0.63』が適切な長さとされています。
操作のしやすさで選ぶ
シャフト調整(操作)のしやすさで選ぶことも重要です。
ポールはシャフトの長さを調節して固定して使いますが、主に以下の固定方法があります。
ロック方法 | 特長 | |
カムロック | レバーを倒してシャフトを固定 | ・ワンタッチで簡単 ・グローブしたままで操作しやすい |
ツイストロック | シャフトを回しながら固定 | ・軽量 ・連結部を締める力加減が難しい |
ラチェットロック | シャフトを伸ばすと自動的に固定 | ・簡単な操作 ・ポールの長さ調節ができない |
フォールディング |
ケーブルで繋がっているシャフト |
・軽量 |
なお、初心者の方は、操作が簡単なカムロックがおすすめです。
シャフトの収納方法で選ぶ
スキーのストックは折りたためない物も多くありますが、登山では使わない場面も多いため、収納できるタイプがおすすめです。
「伸縮式」と「折りたたみ式」があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット | |
伸縮式 |
組立て不要で、必要な時にすぐ使える | ザック内に収納できない場合がある |
折りたたみ式 |
ザック内に収納でき、携行性に優れる | 組立てや分解にコツがいる |
初心者の方は、お店で店員さんに相談し、ご自身に適したものを購入しましょう!
ストックをスキー以外で選ぶならコレ!おすすめ5選
最後に、ストック(トレッキングポール)を登山などで使う場合のおすすめ5選を紹介します!
掲載している材質や重量、収納タイプ・サイズにも注目してみてください。
【シナノ】FAST-130 カーボンW(伸縮式)
創業100年以上のノウハウが蓄積された、日本発のブランド「シナノ」。
軽さと振りやすさが売りのFAST-カーボンシリーズに、握りやすさを向上させたモデル。
日本人の手にあった大きさと、ムリなく自然に握れてフィットする楕円形状が特徴的です。
- 材質:超軽量アルミ+カーボン
- 収納:伸縮式
- 重量:約213g(1本)
- 使用サイズ:105~130cm
- 収納サイズ:60cm
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41f71mDzpOL._AC_SL1000_.jpg)
【シナノ】フォールダーTWIST125(折りたたみ式)
ツイストロック機構が折畳んだ際のストレスを解消。
グローブをはめたままでも操作がしやすく、登山やトレッキングをより快適にします。
- 材質:カーボン
- 収納:折りたたみ式
- 重量:約213g(1本)
- 使用サイズ:110~125cm
- 収納サイズ:37cm
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41GHCA67pmL._AC_SY355_.jpg)
【レキ】マカルーライト AS(伸縮式)
トレッキング、スキーなどの分野で高評価を受ける、ドイツ発のポール専門メーカーのレキ。
ポールを地面に突いたときの衝撃を吸収する「アンチショックシステム」を搭載しています。
- 材質:アルミニウム
- 収納:伸縮式
- 重量:約516g(1組)
- 使用サイズ:100~135cm
- 収納サイズ:67cm
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41HNgTpNKaL._AC_SY355_.jpg)
【レキ】ブラックシリーズ FX カーボン(折りたたみ式)
シャフトには軽量なカーボン素材を使用し、三段折りたたみ式で収納時は40cmまでコンパクトに。
ポール上部を引き上げるだけで簡単に固定・開放ができるなど、操作性の高さにも定評があります。
- 材質:カーボン
- 収納:折りたたみ式
- 重量:約456g(1組)
- 使用サイズ:110~130cm
- 収納サイズ:40cm
![](https://m.media-amazon.com/images/I/41KM61Mx0NL._AC_SL1200_.jpg)
【ブラックダイヤモンド】ディスタンスカーボンFLZ(折りたたみ式)
優れた機能性と多用途ながら、リーズナブルな価格が人気のアメリカ発のブラックダイヤモンド。
長さ調節可能、超軽量かつコンパクトという携行性の高さから、トレイルランニングにも人気です。
- 材質:カーボン
- 収納:折りたたみ式
- 重量:約324g(1組)
- 使用サイズ:95~140cm
- 収納サイズ:34~40cm
![](https://www.lostarrow.co.jp/img/goods/L/BD82292110A_web.jpg)
ストックがあればアウトドアが断然快適に!
![ストックで登山を快適に](https://www.bepal.net/wp-content/uploads/2024/12/1434192_s-1.jpg)
ストックは、正しい使い方とマナーを守って使おう!
ストック(トレッキングポール)があれば、登山などのアウトドアをより安全かつ快適に楽しめます。
ストックを使えば、傾斜のきつい道でもバランスを崩しにくく、体への負担も和らげられます。
また、使う際には「体の外側に突く」、「前に突きすぎない」など、正しい使い方を知ることが大切です。
使用時には必ずゴムキャップを装着し、マナーを守ってアウトドアを楽しみましょう!