
雨の日や水遊びを快適にする防水アイテム選びのポイント
アウトドアには、雨が付きもの。雨の中でもとことん快適に楽しめる、ウェア選びのポイントを解説。
(BE-PAL 2024年7月号より)
アイテム選びのポイントは「着心地」「重量」「堅牢性」!
選ぶポイントは「着心地」「重量」「堅牢性」の3つ。なかでも着心地を決定づけるのが、ゴアテックスを代表とする“防水透湿素材”だ。極小の孔を持ち、内側からの水蒸気は通過させる一方で、外側からの水滴は通さないという特性を持っている。すなわち、汗をかいても衣服内が蒸れることなく、雨を完全防御。快適に行動し続けられるというわけ。
また、極薄な生地を使用した軽量モデルは、コンパクトで携行性も抜群。少しでも軽くしたいランニングやサイクリングなどに向いている。一方、堅牢性重視なら3レイヤーがおすすめ。高山や冬期の使用も考えているならこちらを選ぼう。このように、自分の使用するシチュエーションや目的に合ったレインアイテムを用意すれば、雨音を楽しむ余裕だって生まれるはずだ。
撮影/三浦孝明
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独自開発素材を採用。高性能防水パンツ
各ブランドが独自の技術で開発!高機能素材を採用した防水パンツを紹介。素材だけではなく、雨天時でも快適に着用できる工夫が随所に凝らされている点にも注目だ。
(BE-PAL 2024年7月号~2025年7月号より)
Patagonia(パタゴニア) メンズ・トレントシェル 3L・レイン・パンツ(レギュラー)
太ももまでの2ウェイサイドジッパーは上下から開閉でき、ブーツを履いたままでも着脱しやすい。裾はスナップ留めで調節でき、バタつきを防止できる。
●素材:H2No パフォーマンス・スタンダード
●重量:335g(Mサイズ)
撮影/中村文隆
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mont-bell(モンベル) スーパードライテック レインパンツ
軽量かつ耐久性のある素材を使用。裾に通したゴムを使って裾のばたつきを抑えたり、丈を調節できる独自のサムエシステムも便利だ。
●素材:スーパードライテック3レイヤー
●重量:194g(平均)
撮影/中村文隆
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mont-bell(モンベル) クリフ ハーフシェル パンツ Men’s
腰周りから太ももまでは通気性の良い生地を使用し、泥はねなどで汚れやすいひざから下には防水透湿性素材を使用している。全体的にストレッチ性があるので、運動性もバツグン。また、ショート丈、ロング丈もあり、全部で11種類の豊富なサイズから選べるのも魅力だ。
ひざ下の素材は、「スーパードライテック」。泥汚れも流水で落とすことができる。
撮影/永易量行
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CHUMS(チャムス) ロックビルパンツ
テーパードシルエットで街着としても使いやすい。
●素材:ロックビル
撮影/三浦孝明
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耐久性、防水性、透湿性全て◎!「ゴアテックス」採用の防水パンツ
多くのアウドアウェアに使用されている高防水透湿素材「ゴアテックス」。PFASフリーで環境負荷を軽減する「GORE-TEX ePE」採用の防水パンツを紹介。
(BE-PAL 2025年7月号より)
ARC'TERYX(アークテリクス) ベータ パンツ メンズ
PFASフリーで環境負荷を軽減するGORE-TEX ePEを採用。3/4丈のサイドジップにより、通気性を向上させ、脱ぎ着も簡単スムーズ。
●素材:GORE-TEX ePE ファブリクス
●重量:308g(Mサイズ)
GORE-TEX PRO Product

耐久性、防水性、透湿性のすべてにおいて最高レベルを実現する防水透湿素材。摩耗や擦れに強く、岩場や雪山などの過酷な使用条件にも耐え、長期間にわたって高い機能性をキープしてくれる。プロや上級者向けのハードシェルに採用されている。
撮影/中村文隆
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