今年の限定カラーは「ダーラレッド&アイヴィーグリーン」。スウェーデンのモーラ地方に伝わる伝統衣装からインスピレーションを得た、ダーラレッドとグリーンを組み合わせたカラーだ。
モーラの伝統と誇りの限定カラー
モーラナイフでは毎年カラーを変え、その年だけ生産されるプレミアムなナイフをリミテッドエディションとして発売している。
今年の限定カラーは、スウェーデンのモーラ地方に17世紀より伝わる伝統衣装からインスピレーションを得たもの。モーラナイフ伝統のダーラレッドと、鮮やかなグリーンを組み合わせたカラーだ。
モーラの伝統衣装は、現在でも夏至祭や結婚式など、特別なイベントの際に着用されていて、長い年月を経ても17世紀当時のままの形を保ち受け継がれている、モーラの人々にとってかけがえのないものなのだそう。
伝統衣装と同じく、今年の限定カラーは、先祖代々培われてきた誇りを守り続ける、モーラナイフの精神を表すような一本となっている。
今年の限定カラーとなったクラフトシリーズの2モデル
限定カラーが発売された「ベーシック 546(S)」と「ベーシック 511(C)」の2モデルは、建築工事からアウトドア、DIYまで、本国スウェーデンでは日常的に幅広く活躍するワークナイフのクラフトシリーズのもの。
モーラナイフでは、1人の職人が何本も持てるように、ブレードのスパイン(背の部分)の仕上げ処理を省くことで加工コストを削減したり、ハンドル素材をプラスチックにしたりと、最大限にシンプルなつくりにすることで入手しやすい価格としている。
また、このシリーズに共通した特徴の一つが「スマートボタンシステム」。
シースにある凹凸部分をつなげれば、2本以上のナイフを連結できる。連結したまま腰ベルトや工具袋などにフックさせれば、用途の異なるワークナイフを取り替えながら作業する時にとても便利。
以下、リミテッドモデルの詳細を紹介しよう。
(1) ベーシック 546(S)
「ベーシック 546(S)」は、モーラナイフのクラフトシリーズの定番モデル。
ブレードにはスウェーデン Alleima社(旧Sandvik社)製の信頼性の高い高品質なリサイクルステンレススチールを採用。そこにモーラナイフ独自の加工を加え、十分な耐久性と鋭い切れ味を持った一本に仕上げられている。
ハンドルの中心がダーラレッド、外側がアイヴィーグリーンの配色。
価格:1,870円(税込)
刃長サイズ:刃長;約91mm、全長;約224mm (ナイフの長さ 約206mm)、刃厚;約2.0mm
素材:刃;ステンレススチール、柄;プラスチック
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(2) ベーシック 511 (C)
「ベーシック 511 (C)」は、モーラナイフのクラフトシリーズの中でも一番人気があるモデル。
靭性のある、吸い付くような切り心地が特徴の高品質なカーボンスチール製で、研ぎ直しがしやすく、長く愛用できる一本。
ハンドルの中心がアイヴィーグリーン、外側がダーラレッドの配色。
価格:1,760円(税込)
サイズ:刃長;約91mm、全長;約224mm (ナイフの長さ 約206mm)、刃厚;約2.0mm
素材:刃;カーボンスチール、柄;プラスチック
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「MORAKNIV TOKYO」が今年も期間限定オープン
130年以上の歴史を誇るスウェーデンを代表するナイフブランド「モーラナイフ」。その品質はスウェーデンを代表する企業のみに与えられる王室御用達の認定を受けている。
アウトドアナイフをはじめ、木工用のウッドカービングナイフや様々な職業で使いやすいクラフトナイフなど、幅広いラインナップと高いコストパフォーマンスで、世界中に多くのファンを持つ。
このモーラナイフのブランドストアが今年も東京・表参道に期間限定で帰ってくる。
昨年夏に、UPI 表参道で期間限定オープンした「MORAKNIV TOKYO(モーラナイフ トウキョウ)」は、ブランドの130年の歴史を語る展示、本国限定モデルの特別販売やアジア唯一のブランドアンバサダー・長野修正氏による凱旋トークショー、ブレードへのレーザー刻印サービスなど、盛りだくさんのコンテンツで、オープン期間中は多くの人で賑わった。
今年の開催は8月17日(土)〜8月26日(月)。
今年の期間限定ストアで予定されているのは、日本のために作った新ラインナップ2モデルの販売やモーラナイフ創業者の血を継ぐThomas・Eriksson(トーマス・エリクソン)氏のトークショー、モーラナイフのブレード素材を提供している「Alleima社(旧Sandvik社)」の「鋼材」についての特別講演、長野修平氏・越山哲老氏 イベント特別ワークショップなどのイベント。
各イベントごとに、開催日時が決まっていて、申し込みや参加費が必要なものもあるので、興味があるイベントがあるなら、WEBサイトで詳細を確認してほしい。
モーラナイフブランドストア「MORAKNIV TOKYO 2024」
コレクションアイテムにもなっている限定アイテム
毎年発売されている、このリミテッドエディションを年ごとに揃えて、コレクションするモーラナイフファンも少なくないという。
年内中の生産ではあるが、日本に入ってくるのは今回の入荷のみ。気になるなら、ぜひチェックしてみて!