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2024.07.26

イギリス英語で「バービー」を学ぼう!【英国式バーベキュー食材・用語クイズ】

イギリス英語で「バービー」を学ぼう!【英国式バーベキュー食材・用語クイズ】
バーベキューといえば、アメリカ大陸の料理というイメージですが、実はイギリスでも盛んなんです。バーベキューのことを「バービー(barbie)」と呼んだりもするイギリス人(並びにオーストラリア人!)。

ほかにも朝食(breakfast)を「ブレッキー(brekky/brekkie)」、ビスケット(biscuit)を「ビッキー(bickie/biccy)」、サッカー(football)を「フッティー(footie/footy)」などと、語尾をなんでも「イー」と略すのが大好きです。

アメリカ英語が主流の日本では、あまり耳にしないイギリス英語について、今回はバーベキューをテーマに紹介します。

イギリスのバーベキュー・シーズン

3月〜4月のイースター期間が終わると、スーパーの肉売り場に登場する、バーベキュー用の味つき肉たち。冬の名残を感じるこの時期は、まだヒッソリ、控えめな存在です。

ゴールデンウィーク中はイギリスにも祝日があり、その頃になるとようやく気温が上昇。「待ってました!」とばかりに、バーベキュー食材がスーパーの棚を占拠し始めます。

スーパーの精肉コーナーに並ぶバーベキュー用の肉。甘めのメープル味やスパイシーなインド風、中華系、マンゴー&ココナッツ、チリライム味など世界各国のソースが揃う。

とはいいつつ、まだまだ寒暖差が激しい季節。イギリスでバーベキュー開きを宣言できるのは、5月のもうひとつの祝日、6月も近い頃ではないでしょうか。わが家の周辺では、夏真っ盛りの7月、8月ともなると、週末に庭で楽しむ人が急増します。

では、さっそくクイズの問題に入りましょう!

1)肉類に関する問題

バーベキューのメイン料理として欠かせないのは、もちろん肉類!スーパーの売り場には牛、豚、鶏とひととおりの肉が並んでいます。なかでもホットドッグ用のソーセージと、ハンバーガー用のパティ肉は外せません。

日本ではなじみの薄い、七面鳥コーナーもあるイギリスのスーパー。

特に学祭や各種イベントなど、人が大勢集まる場では、手軽に食べられるよう「バーベキュー」といっても、これら2種類を焼いておしまい、ということも少なくありません。

キャンプでもパーティーでも、ガンガン焼きまくって“焦げ目をつける(炭化)”のがイギリス流…。写真はまだまだ焦げが足りない?定番のソーセージ(こちらは日本人好みのドイツ風)とバーガーパティ。

【第1問】ソーセージの別名をイギリス英語でなんという?

a) wiener (ウインナー)
b) cumberland(カンバーランド)
c) banger (バンガー)
d)frankfulter(フランクフルター)

1問の正解は

正解は「c)banger」です。

ソーセージとは、挽き肉や刻んだ肉をスパイスや塩などで味付け、腸詰めしたもの。日本で一般的な呼び名のa)ウィンナーは、その名のとおりウィーン風ソーセージのことですが、イギリスで見聞きすることはほぼありません。

イギリスのソーセージが「バンガー」と呼ばれるようになった理由は、その材料と加工法にあります。

菌類から作られた代替タンパク質、マイコプロテインが原料のヴィーガン向けソーセージ。

ウィンナーや、日本では「フランクフルト」でおなじみのd)、フランクフルターと違い、イギリスのソーセージは加熱されておらず柔らかいです。

食糧難の時代、第1次世界大戦中は、かさ増しのために水分を多くした具材が使われていたので、さらにフニャフニャだったかも!?「バンガー」とは、焼いたときにこのソーセージが「バンッ」と弾ける音(bang)に由来すると言われています。マッシュポテトを添えた「バンガーズ&マッシュ」はパブ料理の定番で、ソーセージはイギリスでよく親しまれている食材です。

なお、b)のカンバーランド(ソーセージ)は『ピーターラビット』の故郷としておなじみ、イングランド北西部の湖水地方、カンブリアの名産品。イギリスにおける香辛料貿易の中心地だったことから、スパイスやハーブが効き、弾力ある食感が特徴の英国ソーセージです。長くとぐろを巻いたような形が伝統的ですが、ほかのソーセージ同様、棒状のものも普及しています。

2)野菜に関する問題

イギリス式バーベキューと言えど、濃厚な肉ばかりでなく、野菜も食べたくなりますよね。わが家の定番はトウモロコシですが、ほかにパプリカやナス、タマネギなどの串差し、丸ごとトマトなんかも登場します。

イングリッシュ・ブレックファーストでおなじみの焼きトマト。バーベキューにもおすすめですが、ヤケドにはお気をつけを。

イギリスにはピーマンがなくパプリカで代用しますが、どちらも英語で「ペッパー(pepper)」と言います。ナスは一部のヨーロッパ諸国で使われる、アラビア語由来の名称「オーバジン(aubergine)」ですが、北米やオーストラリアでの呼び名、エッグプラント(eggplant)に慣れていた私はイギリスに来た当初、スーパーでなかなか見つけられず苦労しました。

ところで、イギリスのバーベキューは、夏で終わりではありません!11月のたき火祭「ボンファイアー・ナイト」でする家庭もあり、じゃがバターは人気料理のひとつです。

2イモじゃないのはどれ?

a) tattie(タティー)
b) neep(ニープ)
c) tuber (チューバー)
d)spud(スパッド)

2問の正解は

正解は「b)neep(ニープ)」です。

市場に出回るイモは80種ほどですが、そうでないものを含めると、イギリスにはおよそ500種類ものイモがあるとか。そのせいか、ジャガイモの呼び名もバラエティに富んでいます。

赤、白と色の違いだけでなく、形が崩れやすく粉吹き芋などに適したデンプン質な「starchy」や、ポテトサラダなど、ねっとり固めに仕上がる「waxy」タイプなど、食感にもさまざまな違いがあるイギリスのジャガイモ。

実はa)のタティーとb)のニープは、どちらもスコットランド語。ニープは英語でカブを意味する「turnip」または、スウィード(swede)という、より大きなサイズのカブを指します。

イギリスの正式名称は「グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国」といい、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの地域(countries)で構成されています。

バーンズ・ナイトで子供用に出されたニープス&タティーズ。大人には好き嫌いが分かれる、羊の臓物を腸詰めしたスコットランドの伝統料理「ハギス」に添えられた。

各地域ともそれぞれ独自の文化と言語を持ち、「ニープス&タティーズ」は、毎年125日の「バーンズ・ナイト」という、スコットランド詩人の生誕を祝う行事でよく出される副菜です。

c)のチューバー(塊茎)は根菜類、特にイモを指す植物用語でd)のスパッドは農具のすき(spud)から発生したとされる俗語、イギリスの幼稚園年長時の教材にも出てくる言葉です。

3)あと片付けに関する問題 

おおいに食い、飲み、語ってバーベキューを楽しんだあとは、片付けが待っています。燃えきった炭や食品ゴミなど、「捨てる」作業が必要ですがさて。

【第3問】捨てるはなんという?

a) rubbish(ラビッシュ)
b) bin(ビン)
c) toss(トス)
d)tip(ティップ)

3問の正解は

正解は「a)以外全部」です!

え、反則!?すみません、こんなにもいろいろあって。イギリスではa)はゴミ全般のことを指します。アメリカ英語では一般的に、ゴミ全般のことを「garbage」や「trash」と呼ぶかと思いますが、イギリスではラビッシュと言うことがほとんどです。

「くだらない(物)、クズ(者)」などを指すときに、例えとして「トラッシュ」が使われることもありますが、イギリスではとりわけ「ラビッシュ」が好まれます。

ロンドンの自治体から支給される、雑紙、プラ、その他と3種類の「ウィーリー・ビン(wheelie bins)」こと、車輪つきの大型ゴミ箱。

 生ゴミ(food waste)専用の中型ゴミ箱。もうひとつ、小型のものも使っています。

b)の「bin」は他動詞として「(ゴミ箱に)捨てる」行為を指します。c)のトスといえば、日本でも「ボールやコインをトスする」などと使われますよね?

ほかにも「サラダを和える」など、料理本にもよく登場する言葉ですが、これまた「ゴミを捨てる」というようにも使えるのです。

そして最後、d)のティップですが、こちらは心づけとして渡すお金「チップ」や、コツや助言を意味する言葉として思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

「fly-tipping/fly-tips」で不法投棄を意味する看板。ダンプカーのことは「tipper」と言います。

もちろんこれらもよく使われますが、ほかに名詞で「ゴミ捨て場」、他動詞で「捨てる」も意味します。特に「容器に入った中身を空にする」という動作に使われるので、バーベキューで飲み残してしまったドリンクや、皿を空けるときなど「どこにティップすればいい?」と聞くこともできますね。

バーベキューの定番食材からあと片付けまで、この夏はイギリス英語で「Why not throw a BBQ?」

バーベキューを開催(throw)してみるのはいかがでしょう!

私が書きました!
イギリス・ロンドン在住ライター
パーリーメイ
2017年より英ロンドン郊外在住。ヨーロッパ中心の観光情報、イギリスの暮らし、文化、食など幅広いジャンルで執筆。在タイ歴は8年、バンコクの地場ホテル、在京タイ政府機関にて勤務するなどタイ事情にも明るい。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」(https://www.kaigaikakibito.com/)会員。

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