日本一標高の高いキャンプ場「CAMP ONTAKE」が涼しい~!高原サイクリングもおすすめ
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    2024.07.25

    日本一標高の高いキャンプ場「CAMP ONTAKE」が涼しい~!高原サイクリングもおすすめ

    日本一標高の高いキャンプ場「CAMP ONTAKE」が涼しい~!高原サイクリングもおすすめ
    酷暑は辛いけど、ソト遊びはしたい…。そんなジレンマを解決してくれるのが「涼しい場所でのキャンプ」だ。

    そこで、気持ちいい風を浴びながら、絶景を望む高原で遊び尽くせる、そんな日本一標高の高いキャンプ場「CAMP ONTAKE」をピックアップ。

    昼間は高原サイクリング、夜は無数の星空を眺めるなど、アクティビティも豊富なのだ。

    1日6組限定の特別なサイトで感動体験! 日本一標高の高いキャンプ場ってどう?

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    私たちが行ってきました!小牧由美さん(左)、ライター 山本(右)

    自転車好きライターの山本と、BE-PAL.NETでヘルシーキャンプ飯のレシピなどを紹介している料理研究家の小牧由美夫妻が体験!ふたりでキャンプや低山ハイクを楽しむことが多い。

    標高 2,034m
    市街地との温度差 –12度C

    午後3時過ぎ、キャンプサイト「CAMP ONTAKE」に着くと、爽やかで涼しい風に驚かされた。標高2034m。目の前には、甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳を望む。カッコウの鳴き声も心地よく響く。気温は、なんと19度C! 1時間ほど前、地元食材を買うために立ち寄った「道の駅 木曽福島(標高約740m)」の温度計が31度Cを示していたのが噓のよう。
     
    テントの設営を終えると上着が必要なほどで、もはや寒いレベル。御嶽山頂に夕陽が沈むころ、キャンプ場に入る前に周辺のスーパーや道の駅などで仕入れた旬の食材を使った料理が完成。野沢菜、ワサビ、桃、そしてアユ。食欲が落ちやすい暑い季節には、見た目にも清涼感のあるキャンプ飯がうれしい。
     
    すっかり日が暮れると、夜空に無数の星が輝き始めた。下界の町明かりがほとんど見えないため、星が驚くほど見える。満天の星と、いくつもの人工衛星を眺めてゆっくりと過ごした。序盤こそ月の光の影響を受けていたが、深夜になると月も隠れ、天の川まで目視できるように。まさに極上の美しさだ。
     
    いつまでも星空を眺めていたかったが、夜明けの雲海に備えて寝ることに。午前3時を過ぎると、東の空がほんのり赤く染まり始めた。不思議な鳥の声も聞こえる。テントの外に出るとめっちゃ寒い。気温は11度C。
     
    慌ててダウンジャケットを着て視線を上げると、目の前の谷に雲海が…。山並みと雲と朝陽が織りなす絶景。この場所でキャンプをしたからこそ見ることができた、特別なシーンだ。
     
    夜明け前から空高く太陽が昇るまで、雲海は刻々と姿を変えながら絶えず目を楽しませてくれた。標高2034m。日本一高所にあるキャンプ場からの景色は、一生の思い出になるだろう。
     
    ここは、御嶽スキー場のゲレンデを活用したキャンプオンタケの「雲の上エリア」という特別なサイト。1日6組限定。サイトへのクルマの乗り入れができず、傾斜地にあり、キャンプ場指定のタープ使用が必須。そんな制約を差し引いても余りある、夏でも涼しく快適で、特別な感動を味わえる場所だった。
     
    キャンプ道具を片付けたら、高原サイクリングに出発だ!

    サイト近くまでクルマでGO!

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    ルーフトップに自転車を積んでキャンプ場へ。雪渓が残る御嶽山頂や、遠くの山並みを見渡す道中の景色も素晴らしかった。

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    御嶽山頂もすぐそこ。

    天の川まで見える

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    これまで何度も天の川を見るためにキャンプに出かけたが、ふたりで見られたのは今回が初。「怖いぐらいきれいでした!」と小牧さん。

    充実した設備で高所でも快適!

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    サイト近くには、避難小屋を兼ねた建物がある。この中に清潔なトイレや無人の売店があり、暖房も効いていて快適だった。

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    無人販売のコーヒーやスナックも。

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    薪は1缶300円と格安。

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    クルマで約10分の受付棟には大浴場もある。

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    景観保護のためキャンプ場指定のタープ使用がマスト。

    旬の食材で作る清涼キャンプ飯もご紹介

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    「長野で旬の恵みを堪能!」をテーマに小牧さんが作ったキャンプ飯。桃とミョウガのサラダ、野沢菜チャンプルー、ワサビ丼、鮎の炭火焼き。

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    ツ~ンと利く新鮮ワサビ。

    採れたての桃と新鮮なワサビ、野沢菜は道の駅で発見。

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    見た目も涼やか。

    アユをのせた朴葉も地元産。

    長野県「CAMP ONTAKE」

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    住所:長野県木曽郡王滝村3162
    連絡先:https://www.nap-camp.com/nagano/14954 
    営業:4月下旬~9月下旬まで 
    予約:随時
    テントサイト:51 
    その他の宿泊施設:0棟
    モデル料金:8,200円(雲の上エリア)

    爽やかな御岳湖や開田高原をのんびりサイクリング

    キャンプ場をあとにして、標高1000mほどを一気に下る。観光案内所近くの駐車場にクルマを停め、そこから自転車に乗り換えて御岳湖へ。日差しは強いが、時折、湖畔から涼しい風が吹いてくる。
     
    そのまま御岳湖を一周するも良し、少し道は狭いが、王滝川に沿って自然湖を往復するも良し。そう、水辺に沿って走れば、涼しい風を浴びられるうえ、起伏も少ないから楽ちんなのだ。
     
    美しい水辺の走りを堪能したら、一度クルマに自転車を積んで移動。夏でも平均気温が20度C程度という、標高1000m超の開田高原を目指す。
     
    観光案内所近くの駐車場にクルマを置いて、末川と髭沢川に囲まれた地域を自転車で散策。赤い屋根がかわいい民家が連なる古き良き里山風景や、木曽馬の里などを眺めながらゆっくりと漕ぐ。じゃり道があれば、進んで走ってみよう。せっかくオフロードも走れるグラベルバイクに乗っているのだから。
     
    体が熱くなってきたら、近くの河原に降りて、冷たい渓流に足を着けてちょっと休憩。

    「冷たくてめっちゃ気持ちいい。足だけじゃなく、全身クールダウンできるね」と小牧さん。
     
    爽やかな高原の風を切り、美味しい蕎麦を食べて、サイクリングも満喫。夏の高原って、なんてサイコーなんだ!

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    風が 涼しい~!

    王滝村にある御岳湖は周囲14.5㎞。ほぼ平坦なので、サイクリングにぴったり。途中、御嶽山の頂上が見える。湖の色も美しい!

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    開田高原では、観光案内所でもらったマップを見ながら、周辺をのんびりと散策した。小柄でかわいらしい木曽馬にも遭遇!

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    都市部にはなかなかない、昔ながらのじゃり道を行く。自転車だからこそ耳に入る鳥の声や清流のせせらぎに、心の底から癒やされる。

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    観光案内所の方が薦めてくれた自然湖へ。立ち枯れた樹木が印象的な美しい湖だ。事前予約すれば、カヌーで湖上散策を楽しめる。

    長い移動は無理せずクルマで

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    キャンプとサイクリングを同時に楽しむならサイクルラックがあると便利。積み下ろしも、長い移動も楽々。

    グラベルバイクなら未舗装路も楽しい!

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    高原の道を軽快に走れる、旅系グラベルバイク。

    右:コナ/ローブ LTD ¥321,200 
    問い合わせ先:エイ アンド エフ TEL:03(3209)7575
    左:サルサ/ジャーニアー フラットバーアルタス650B ¥140,800 
    問い合わせ先:モトクロスインターナショナル TEL:052(773)0256

    涼しく過ごすテクも紹介!

    テク1  速乾ウェアのレイヤリングで汗対策

    クラブライド/
    モティーブ 
    ¥11,550

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    サラサラです!

    吸汗、速乾性に優れたカジュアルな涼感サイクリングシャツ。10年以上愛用している。

    問い合わせ先:モトクロスインターナショナル TEL:052(773)0256

    ボディタフネス/
    JW-713 冷感3Dファーストレイヤー
    オープン価格(実勢売価¥1,780)

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    汗冷えを防ぐ2層構造のベースレイヤー。

    問い合わせ先:おたふく手袋 TEL:0120-18-3663

    涼テク2 接触冷感アームカバーでUVカット

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    半袖のまま走るより、ひんやり涼しい接触冷感生地のアームカバーの効果は絶大。UVカット機能があるものなら、日焼け対策にも◎。

    涼テク3 足元はアウトドアサンダルに限る!

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    夏場は、つま先からかかとまでカバーするアウトドアサンダルが涼しくて快適。サイクルソックスを履いて、汗のベタつきを解消!

    涼テク4 渓流に足を入れてクールダウン

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    冷たくて最高!

    開田高原は渓流釣りの名所。体が熱くなってきたら、清冽な渓流に足を入れて休もう。水がキンキンに冷たく、一瞬でクールダウンできる。

    サイクリング避暑キャンを楽しむコツ

    1 標高の高いエリアに出かける

    2 川や湖など水辺の近くを走る

    3 速乾性の高いウェアを選ぶ

    ※構成/山本修二 撮影/花岡 凌、 山本修二 

    (BE-PAL 2024年8月号より)

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