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ユニークさが魅力のアウトドアブランド「DOD」
個性あふれる攻めたアイテムが魅力!
ユニークかつファッション性の高いキャンプ用品を展開するドッペルギャンガーアウトドアが、’18年に名称をDODに変更。"その時欲しい!"を形にしているため、一年通して新製品が登場。そのサイクルにも驚かされるが、一度聞いたら忘れられないネーミングも秀逸。ここ数年アパレルにも力を入れており、トータルコーディネイトもOK。
▼参考記事
日本のアウトドアブランドは名品揃い!躍進する12ブランドの人気の理由【A~F編】
コットの種類をおさらい
軽量かつ安定感がある「ロータイプ」
ロータイプは地面からの高さが20cm程度のコット。軽量で安定感があり、重心が低くなるので寝返りを打っても倒れにくくなっている。高さが低い分、子どもでも使いやすい。安価に手に入るものが多いので、初めて買う人におすすめだ。
天井からの高さを確保できるため、テント内で寝ているときもある程度の開放感を得られる。ただし地面からの距離が比較的近いため、ハイタイプに比べると冷気の影響を受けやすい点に注意しよう。
ベンチや荷物置きにもなる「ハイタイプ」
ハイタイプは地面から40cm程度の高さのコット。高さがある分、地面からの冷気の影響を受けにくく、虫なども近寄りづらいことがメリットだ。椅子とほぼ同じ高さなので、ベンチや物置としての使い勝手も良いのがポイント。荷物を収納するときは、ロータイプに比べてコット下のスペースを有効活用できる。
ただしハイタイプは作りが複雑になっているものもあり、設営に労力が要る場合がある。またテント内で使用すると天井との距離が近くなるので、圧迫感を持ちやすいのもデメリットの一つ。テント内で使用する場合は、天井の高いテントを用意するなどの工夫をしよう。
▼参考記事
テントで快適に眠れる人気コット8選。種類や選び方も紹介
エントリーモデルとしても最適!大きめ設計な「ワイドキャンピングベッド」
DOD(ディーオーディー)
ワイドキャンピングベッド
同ブランドの中でもエントリーモデルに相応しいコット。名前のとおり、大きめサイズの設計がポイントだ。収納時の幅は非常に薄いため、ちょっとした隙間に収納することができる。コストパフォーマンスも◎。
●サイズ:(約)W77×D190×H19cm
●重量(付属品含む):(約)4.4kg
●材質:フレーム/スチール、ベッド本体/ポリエステル(PVC コーティング)
●静止耐荷重:100kg
キャンプが趣味のアウトドアライター。時間や場所に縛られずに働くことを目標にライターを始め、現在はアウトドアや健康系の記事を主に執筆。休日は趣味に奔走するため、外にいる時間が長い。
ゆったり寝れる大きめの設計
ワイドキャンピングベッドは、「ワイド」と名前がついているように、大きめサイズの設計になっている。横幅は77cm、奥行きは190cm。一般的なコットは、横幅70cm前後で奥行きも180~185cmのものが多いので、ワイドキャンピングベッドはそれらと比べ、ひと回り大きいサイズとなる。
実際に寝てみると、この大きさのありがたみは強く感じることができる。寝返りしたら体が落ちてしまいそう、という不安感は全くないし、手や腕が落ちてしまいそうとも感じない。些細な事だが、こういった“日常の睡眠に近い”寝心地が、満足度をあげてくれる。普段と変わらないクオリティの睡眠が、テント泊で再現できることはとても貴重だ。
持ち運びがしやすい
ワイドキャンピングベッドは、収納時の幅が非常に薄い設計になっている。さらにキャリーバッグがついてくるので、キャリーバッグに収納すればちょっとした隙間に簡単に入れることができ便利。
キャンプギアを車へ積む際に、微妙な隙間ができてしまうことがある。ワイドキャンピングベッドはそんなわずかな隙間にも入れることができるため、積載の際には悩むことがない。コットやマットは寝心地を追求している分、大きくなりがちなアイテム。持ち運びが楽なのは、嬉しいポイントだ。
ワイドキャンピングベッドの組み立て方
ワイドキャンピングベッドは、慣れれば5分程度で組み立てられるようになる。
【1】まずは、メインフレームを2本組み立てる。
【2】メインフレームを床面に通す。
【3】4本の脚を、メインフレームの穴に差し込む。以上の手順で完成。組み立ては簡単で、誰でも行うことができる。
▼参考記事
ワイドなコットが睡眠を変える!DOD「ワイドキャンピングベット」のグッドポイント
徒歩キャンプやツーリングにも!軽量コンパクトな「バッグインベッド」
DOD(ディーオーディー)
バッグインベッド
バッグに入れて持ち運べるくらいコンパクトで軽量なコット。徒歩キャンプや、積載スペースが限られるキャンプツーリングなどにもおすすめ。専用バッグが付属する。
●サイズ:(約)W183×D72×H15.5cm
●収納サイズ:(約)W51×D16×H12cm
●重量(付属品含む):(約)2.6kg
●材質:フレーム/アルミニウム、生地/600Dポリエステル
●静止耐荷重:120kg
キャンプが趣味のアウトドアライター。時間や場所に縛られずに働くことを目標にライターを始め、現在はアウトドアや健康系の記事を主に執筆。休日は趣味に奔走するため、外にいる時間が長い。
コットから体が出ない
地面にマットを敷いて寝ていた時は、寝袋ごと寝返りをうった際に自分の体がマットから出てしまい、いつの間にかマット外で寝ていることがあった。それが冷えの原因にもなり、起床時にいまいち体調がすぐれないことも。
しかし、バッグインベッドの場合は体の重みで布が沈み、コットに傾斜ができる。その傾斜のおかげで、寝返りの際にコットから体が投げ出されてしまう、ということが無いのだ。
寝返りでコットからはみ出してしまうのではコットの意味がないので当たり前、といえば当たり前だが、それまでのマットと違い、「ずっと寝具の上で寝ていられる」という部分に筆者は利点を感じた。
暑さ、寒さに強い
コットは、体が地面から少し浮くため、マットに比べて暑さや寒さを感じにくいという特徴がある。
バッグインベッドは、熱帯夜ではコットと地面の間に空気が通るのがわかり、マットよりも涼しさを感じられた。また、寒い夜では地面と直接接触しないことで、床冷えを避けることができ、マットよりも快適に眠ることができた。
さらに防寒効果を高めたい場合は、コットの上にマットを敷くこともできるので、気温に合わせた対応ができるのもコットのいいところだ。
収納時のサイズが小さい
バッグインベッドの収納時サイズは、縦51cm・横16cm。上の写真のように、片手で簡単に持てるサイズ感なので、荷物として負担になることはない。重さも2.6kgと、多くのコットが5kg以上はあることを考えると、かなりの軽量だ。
バッグインベッドという名前が表すように、持ち運び時の負担が少ないのがこのコット1番の売り。荷物の軽さが命の徒歩キャンプや、積載スペースが限られるバイクでのキャンプには、よりおすすめできる。
組み立てが簡単
実際に組み立ててみると、意外と簡単。慣れてからは、2分程度で組み立てることができるようになった。
バッグインベッドは、ベット部分が1枚、サイドの柱が2本、脚が4本がセットになっている。これらを繋ぎ合わせて、組み立てていく。
まず、コットの土台となる左右の柱を入れていく。
次に、脚を4本取り付ける。慣れるまではこの作業に時間がかかったが、コツを掴んでからはすぐにできるようになった。
▼参考記事
バッグに入れて持ち運べるベッド!DOD「バッグインベット」の寝心地はいかに!?
ハイ/ローの切り替えができる「ハンペンインザスカイ」
DOD(ディーオーディー)
ハンペンインザスカイ
ハイ&ローの切り替えが可能なコット。ハイスタイルでは3人掛けベンチとして使用することも可能。エアマットが内蔵されており、浮遊感のあるふわふわした寝心地も特徴だ。
●サイズ:W78×D190×H39cm
●収納サイズ:W44×D25×H22cm
●重量:5.9kg
●素材:フレーム/アルミ合金エアマット・TPUカバー・600Dナイロン(PUコーティング)
●耐荷重(静止時):180kg