高砂淳二写真展「この惑星(ほし)の声を聴く」
海の中の愛くるしい生き物から、上空から見た丸い虹まで、40年近くにわたって自然が垣間見せるさまざまな姿を撮影してきた高砂淳二さん。
今回の京都の写真展では、高砂さんが新たに選んだ100点以上の写真作品が「海の声を聴く」「大地の声を聴く」「空の声を聴く」の3部構成で展示されます。
愛くるしい生き物たちの姿や、水や緑が見せる地球の息吹、自然のリズム。「絶景」という月並みな言い方ではすくいきれない、生命感に満ちた圧倒的な地球の姿の数々。
京都を訪れた際には、ぜひ、駅ビル7階の美術館で、高砂さんがとらえた“地球の声”に耳をすませてみてください。きっと体の中に心地いい春の風がすーっと吹きぬけていくみたいな、ひろびろとすみわたった気分になれるはずです。
4月6日(土)、4月13日(土)、14日(日)、27日(土)、28日(日)には、高砂さんのギャラリートークも予定されています。美術館入場券だけで参加できるので、ぜひお気軽にご参加ください!
写真展「この惑星(ほし)の声を聴く」概要
- 会場:美術館「えき」KYOTO 京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階 隣接
- 会期:2024年4月6日(土)~5月19日(日) ※会期中無休
- 開館時間:10:00~19:30(入館締切:閉館30分前)
- 展示作品数:116点
- 入館料(税込):一般1,000円、高・大学生800円、小・中学生600円 *前売券割引あり
●美術館「えき」KYOTO公式サイト:https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/
主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞
協賛:株式会社ニコン、株式会社ニコン イメージング ジャパン、マルマン株式会社/Canson®
協力:高砂写真事務所
企画協力:クレヴィス
高砂淳二トークイベント
- 4月6日(土)10:30から
- 4月13日(土)、14日(日)、27日(土)、28日(日) 各日①11:00から ②15:00から(1日2回開催)
*事前申込不要。ご参加は無料ですが、美術館入館券は必要です。
*ギャラリー・トーク終了後に、写真集をお買いあげの方にサインをいたします。
新刊写真集『この惑星(ほし)の声を聴く』も発売!
この写真展と同時に最新写真集『この惑星(ほし)の声を聴く』が発売されます(4月6日より写真展会場で販売開始)。高砂さんのエッセイも7本収録されています。
写真展開催・写真集発売に際し、高砂さんは次のように語っています。
「一見ただの土塊にも見える地球は、
よく見ると僕ら生き物を食べさせようという愛情に溢れ、
繊細なバランスを保とうと力を結集し、
僕らにさまざまなサインを送ってくれていることに気付きます。自然環境が大きく変化していく中で、
もう一度地球の声にしっかり耳を傾け、
地球との本来あるべき関わり合い方を模索する
きっかけになれば幸いです」
写真エッセイ『夜の虹を向こうへ』も重版出来!
2012年刊行の高砂さんの半生記的なフォトエッセイ集『夜の虹を向こうへ』(小学館刊)も、今回の写真展前に重版が決定しました!
『夜の虹を向こうへ』も写真展の会場で販売しておりますので、最新写真集『この惑星(ほし)の声を聴く』とともに、ぜひお手に取ってご覧ください。
高砂淳二『夜の虹の向こうへ』
ハワイで最高の祝福とされる「夜の虹」に高砂さんが出合ったいきさつから、世界中の虹を追いかけて旅を続ける中で遭遇した数々のエピソード、北米の先住民に教えてもらった人生をよりよく生きるための智恵まで、高砂さん特有のユーモラスな筆致で描かれた、アウトドアファン必読の一冊です。
高砂淳二さんプロフィール
1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌の専属カメラマンを経て1989年に独立。2008年に外務省主催・太平洋島サミット記念写真展を担当。TBS「情熱大陸」NHK「スウィッチインタビュー」などメディアや講演会等で自然のこと、自然と人間の関係、人間の役割などを伝え続けている。自然写真の世界最高峰といわれる「Wildlife Photographer of the Year 2022」自然芸術部門賞を受賞。みやぎ大使、いしのまき観光大使、海の環境NPO法人 OWS 理事。写真集に『free』『aqua』『life』『BLUE』『night rainbow』『虹の星』『Children of the Rainbow』など。