フォルクスワーゲンの商用車を使った高級キャンピングカーは至れり尽くせり!
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • キャンピングカー・車中泊

    2024.01.13

    フォルクスワーゲンの商用車を使った高級キャンピングカーは至れり尽くせり!

    HOBBY「MAXIA VAN 680ET」

    HOBBY「MAXIA VAN 680ET」全長×全幅×全高:6830×2040×2850mm/乗車定員:4人/就寝定員:3人。

    最上級モデルが日本へ導入

    ドイツの老舗ビルダーであるホビー(HOBBY)社。日本でも同社のキャンピングトレーラーが人気ですが、こと海外では自走式のキャンピングカーも数多く走っています。今回、バンコンの最上モデルとなるマキシアバンが日本に導入されることになったので、詳細をチェックしてみようと思います。ちなみに「マキシア」は同社のキャンピングトレーラーでもハイエンドシリーズになっています。

    ベース車両は定番のフィアット・デュカトではなく、フォルクスワーゲンの商用車、クラフター・ロングホイール・スーパーハイルーフ。全長は約6.8mで全幅は約2mとトヨタのグランエースの全長5.3mよりも約1.5mほど長く、全長も2850mmとハイエースのハイルーフ(2285mm)より600mmも高い設計。この余裕が室内にも活かされ、快適な空間を実現。

    乗車定員4人に就寝人数は3人とファミリーユース仕様。エンジンは2L直列4気筒ディーゼルターボを搭載し、177ps34.6kgm。8速ATとの組み合わせ。デュカトとはひと味違うフォルクスワーゲンならではのスタイリングや走り味も個性になっています。

    素材のよさとしっかりとした作りで居心地抜群

    リビングスペース

    リビングスペースはヨーロッパで定番のフロントシートとセカンドシートで構成。

    車内に入るとバンコンでありながらも室内高に余裕があるため立ったまま余裕で車内を移動できることに驚きます。明るい木目調家具類とブラック&グレーの生地でまとめたインテリアは高級さが感じられ、欧州製バンコンの中でも作り込みの高さにさすがホビーと思う仕立て。

    レイアウトは後部にハイマウントベッドを置き、中央の通路にサニタリールームとキッチンを振り分け。リビングは欧州モデルで定番のセカンドシートと回転させたフロントシートで構成。

    ハイマウントベッド

    ハイマウントベッドは200×165cmと大きなサイズ。マットはもちろん、マット下はウッドスプリングで寝心地も快適。

    ベッド下は左右に収納ペースを配置

    ベッド下は左右に収納ペースを配置。中央の空間は高さ79cm、幅63cmを確保し、ベッドを跳ね上げれば自転車などの大型荷物も余裕で詰める。

    サニタリールームはカセット式トイレとシャワーも完備

    サニタリールームはカセット式トイレとシャワーも完備。全長のゆとりからこうした装備が搭載可能となっている。

    引き出し式洗面台

    サニタリールームの壁面には引き出し式洗面台が格納されている。

    注目はハイマウントベッドが跳ね上げられるようになっていて、荷室中央部に自転車なども余裕で積載できる広さを確保できるようになっていること。ほかにも2重フロアによる断熱性の高さや十分な広さとモダンなトイレ&シャワールームなど、フラッグシップモデルらしい装備が満載。

    右スライドドアの脇にキッチンキャビネットを配置

    右スライドドアの脇にキッチンキャビネットを配置。ガラストップの2口コンロ+シンクを内蔵。天板は420×980mmと広く、跳ね上げ式テーブルも備わる。

    キッチンキャビネット

    キッチンキャビネットには90Lコンプレッサー式冷凍冷蔵庫も完備。

    ベッド下の左右にあるキャビネット

    ベッド下の左右にあるキャビネットは仕切り板があるので、荷物の整理がしやすい。

    荷室には上部収納庫

    荷室には上部収納庫もあり、収納力も十分。

    温水ボイラーなどの燃料はLPガス

    温水ボイラーなどの燃料はLPガスで、タンクは右リヤのキャビネットに収まる。バックドアからアクセスできる設計。

    走行性能と高級感を併せ持ったハイエンドモデルの価格はサイドオーニングなどのオプションも含め1485万円。優雅で快適な2人旅や小さい子どもとの3人旅が似合う1台でした。

    トーザイアテオ

    私が書きました!
    編集者・ライター
    伴 隆之
    大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

    NEW ARTICLES

    『 キャンピングカー・車中泊 』新着編集部記事

    プジョー「リフター」は車中泊もできる!寝床になる広々ラゲッジで快適

    2025.01.22

    タフトは車中泊も快適仕様!しっかり積めてよく走るアウトドア設計

    2025.01.20

    フリードは車中泊も楽々!シートアレンジ多彩なアウトドア向きモデルを紹介

    2025.01.19

    ステップワゴンは車中泊にも最適!アウトドアフィールドとの相性もバツグンだ

    2025.01.17

    エクストレイルは車中泊も楽しめる電動SUV!フルフラット&電源付きラゲッジで快適

    2025.01.15

    意表を突くカスタムも!「東京オートサロン2025」でソト遊びグルマの夢を見た

    2025.01.14

    キャラバンなら車中泊も余裕!広々空間の試乗レポート&快適グッズも紹介

    2025.01.14

    【海外バンライフの理想と現実】2年間実際に経験して感じたリアルなギャップを公開!

    2025.01.13