薪の切り揃えやブッシュクラフトに
伐採(剪定)用のこぎりは、たいていプラスチックの無粋なケースが付いている。プロの植木職人や造園業者が使うものだからデザイン性は求められていないのかもしれないが、キャンプ場で薪の切り揃えやブッシュクラフトに使うときはイマイチ気分が上がらない(遊びというより仕事に見えてしまう)。折りたたみのこぎりという選択肢もあるが、使うたびに刃を開かなければならず、ちょっと面倒だ。しかも折りたたみの場合、刃とハンドルの長さが同じなので、刃が長いものは全長も長くなってしまい、狭い場所(込み入った枝を切るときなど)では使いにくくなる。
ワックスドキャンバスのケースとウォールナットのハンドル
その点、ベアボーンズの「ティンバーソー」はケースがグレーのキャンバス製だから、愛着が沸くし気分も乗ってくる。しかも、ハンドルも天然素材のウォールナット材。伐採のこぎりの多くはハンドルが樹脂製なので、この違いもうれしい。
長いストローク、適度なカーブと重さ
デザイン性の高さだけで「買い」といえるが、使い勝手もよいのでお伝えしておこう。ためしに、庭木の伸びすぎた枝を切り、その枝を薪にするために30cmほどの長さに切り揃える、という作業に使ってみた。刃渡りが25cmと長いので、1回のストロークで深く切ることができ、太い枝にも対応する。ハンドルが15cmと短いので、全長が長くなく、込み入った枝も切りやすい。また、刃もハンドルもゆるやかに湾曲しているので、高いところの枝も切りやすい。軽すぎず重すぎない重さ(454g)なので、力が伝わりやすく、疲れにくい。庭もキャンプもこれ1本でOKだ。
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
ティンバーソー/ベアボーンズ 8,800円(税込み)
https://lifetunes-mall.jp/shop/g/gA55401007/