トレッキングで傘は使っていいの?おすすめモデル6選と注意点を紹介
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    アウトドア雑貨・小物

    2023.12.30

    トレッキングで傘は使っていいの?おすすめモデル6選と注意点を紹介

    トレッキング用の傘があることをご存じでしょうか。今までレインウエアを使っていた人にとっては、新たな選択肢が生まれるかもしれません。トレッキング用の傘の選び方やおすすめ商品、そもそもトレッキングでの使用はありなのか、注意点も交え解説します。

    トレッキングで傘を使ってもよい?

    そもそもトレッキングで傘を使うのはありなのでしょうか。トレッキングで傘を使うのに適した場面や、避けた方がよいケースを解説します。

    場合によっては使うのもOK

    結論をいうと使えます。状況によりますが、トレッキングで傘を使った方が便利なときがあるのです。レインウエアを着るときと比べ、傘を使うメリットは以下の通りです。

    • 蒸れない
    • 顔が雨に濡れず冷えない
    • 取り出しと収納がしやすい
    • 仲間と会話しやすい
    • トイレなど短時間の外出に便利

    防水透湿性能があるレインウエアでも、表面が雨に濡れると透湿性能を損なってしまいます。またレインウエアを着ても顔まではカバーできず、寒い思いをすることがあるでしょう。

    他には、トイレのために少しだけ屋根のある場所から外に出たいときにも活躍します。ただし、場所によっては使うのを控えた方がよい場合もあります。傘とレインウエアは二者択一ではなく、併用するのがおすすめです。

    傘を使うと危険なケースも

    一般的なイメージの通り、傘を使うとかえって危険なケースもあります。例えば、以下のシチュエーションでは、傘の使用は避けた方がよいでしょう。

    • 障害物が多いところや岩場などの足元が不安定な場所
    • 狭い道や人が多い場所
    • 風が強いとき
    • 雨が激しいとき

    足場が不安定な場所や岩場、鎖場などでは、両手を使って3点支持の姿勢で移動しなくてはなりませんが、傘を持っていると両手を使うことができません。また転倒時に、とっさに受け身を取りづらくなってしまいます。狭い道や人が多いところでは、すれ違いざまに傘が他の人に当たってしまうと迷惑になるでしょう。

    風が強いときには傘が飛ばされたり壊れたりするだけでなく、バランスを崩す恐れもあります。また、傘では下半身をカバーできないため、雨が激しいときはうまく効果が発揮されず、冷え対策が不十分になります。

    トレッキング用傘の選び方

    トレッキング用の傘を選ぶときには、いくつかポイントがあります。安全性や使い勝手を判断するためにチェックする項目を三つ解説します。

    軽量で持ち運びやすいかをチェック

    トレッキングにおいて荷物の軽量さは重要です。傘も例外ではありません。トレッキング用の傘は、モデルによっては100~200gの超軽量の傘もあります。

    重量だけでなく、収納性にも注目しましょう。トレッキング用は折りたたみが基本ですが、リュックに入れてもスペースを取らないものがおすすめです。

    ただし、体の大きさによって最適なサイズは異なるので、バランスを見ながら選びましょう。

    悪条件でも使える耐久性を確認

    トレッキング用の傘には、急な強風に耐えられるような耐久性も求められます。山は天候が変わりやすいため、急な強風ですぐに壊れては使い物になりません。

    耐久性はおおむね骨の本数に比例するため、一つの基準として覚えておきましょう。アウトドアなら骨は8本あるのが望ましいといえます。

    ただし、骨が多くなるほど重量が重くなるため、持ち運びのしやすさとのバランスが重要です。

    自動開閉機能やはっ水性も重要

    突然の雨に素早く対応するためには、ボタンを押すだけの自動開閉タイプがおすすめです。自動開閉タイプなら、片手がふさがっていても開けるので便利です。

    他にははっ水性もチェックしましょう。水滴を落とすときにバサバサと何回も振ると周りの迷惑になる可能性がありますが、はっ水性が高い傘であれば、数回振っただけで水滴を落としやすくなります。

    おすすめのトレッキング用傘【超軽量】

    重量200g以下の超軽量傘を三つ紹介します。とにかく軽さを求める人におすすめです。

    エバニュー「SL76g アンブレラ」

    重量わずか約76gと、ほとんど重さを感じない傘です。従来モデルの約90gからさらに軽量化に成功し、持っていることを忘れるくらいの軽さを実現しました。リュックの中で見失わないよう、袋にはワンポイントの柄が入っており存在感を出しています。

    ただし骨は5本とシンプルな作りになっています。大雨が降ったときは少々不安がありますが、小雨程度なら十分使えるでしょう。とにかく軽量性を重視する人におすすめです。

    • 商品名:エバニュー「SL76g アンブレラ」
    • 公式サイト:商品はこちら

    エバニュー
    SL76g アンブレラ

    収納サイズ : 約22cm 使用時直径 : 約83cm 重量 : 76g


    スノーピーク「スノーピークアンブレラUL」

    重量約150gと軽量の傘です。軽量ながら8本の骨が耐久性を高めています。各パネルの継ぎ目には完全防水の縫製方法で縫っており、雨の侵入をブロックします。

    直径は約100cmと多くの人が使いやすいサイズになっており、収納時の全長は約22cmと小さめのカバンにも入るコンパクトさです。生地表面にははっ水加工とUVカット加工が施されており、雨天時だけでなく日傘として使うのもよいでしょう。

    • 商品名:スノーピーク「スノーピークアンブレラUL」
    • 公式サイト:商品はこちら

    スノーピーク
    スノーピークアンブレラUL

    サイズ:親骨55cm×8本 収納時サイズ:全長/22cm 重量:約133g


    モンベル「トレッキングアンブレラ 60」

    重量約166gと軽量で、トレッキング用の傘の中でも人気のモデルです。骨は8本のため耐久性とのバランスも取れています。通常の傘とは逆の方向に開閉する逆折りなのが特徴で、閉じたときに濡れた部分が内側に来るため周りが濡れにくくなっています。

    収納サイズは約26.5cmとコンパクトで、直径は約103cmと十分です。ただし、開閉時には骨を1本ずつ開閉する必要があり、素早く使うには少々手間がかかるかもしれません。

    とはいえ、傘先端のループを使えば吊るして干せるなど、使い勝手はよいでしょう。

    • 商品名:モンベル「トレッキングアンブレラ 60」
    • 公式サイト:商品はこちら

    おすすめのトレッキング用傘【高機能】

    防水性やUVカット機能など高機能な傘を三つ紹介します。いずれも高機能ながら重量は300g未満であり、持ち運びもしやすくなっています。

    ユーロシルム「ライトトレックウルトラ」

    ドイツのウルムを拠点とする、傘作り一筋のメーカーが提供するトレッキング用の傘です。重量約175g、6本の骨はカーボンを使用することで耐久性を高め、重量と耐久性のバランスを取っています。

    カラーは全6色あり、反射テープ付きのブラックカラーやUVカット機能付きのシルバーなど、付加機能を搭載したモデルがあるのも特徴です。収納時の長さは約27.5cmとリュックにも入れやすくなっています。

    • 商品名:ユーロシルム「ライトトレックウルトラ」
    • 公式サイト:商品はこちら

    ユーロシルム
    ライトトレックウルトラ

    広げた際の長さ:58cm広げた大きさ:98φcm 収納時長さ:27.5cm 重量:175g


    シートゥサミット「ウルトラシル アンブレラ」

    航空機でも使われるレベルのアルミシャフトを採用し、耐久性を高めた傘です。骨は8本と頑丈で、急な悪天候時でもしっかりと体を守ってくれるでしょう。

    重量約280gと一般的な折りたたみ傘に比べると軽量で、持ち運びの負担にはならないはずです。リュックに提げてすぐに取り出せるよう、ハンドルにはラバーのリングが付いています。防水仕様の30Dシリコンコーデュラを使っているのもポイントです。

    • 商品名:シートゥサミット「ウルトラシル アンブレラ」
    • 公式サイト:商品はこちら

    シートゥサミット
    ウルトラシル アンブレラ

    サイズ:親骨の長さ/48cm(8本骨、3つ折) 収納サイズ:直径4.5×24cm 重量:約280g


    オガワ「コンパクトアンブレラ」

    UVカット率100%を誇り、雨の日でも晴れの日でも使える傘です。カラーは5色展開されており、ユニセックスで使えるニュートラルなデザインに仕上がっています。

    収納時には約17×6.5cmとコンパクトに収まり、スクエア型の形状のため狭い収納スペースにも入れやすくなっています。重量は約220gと軽量なので、天候にかかわらずトレッキングには欠かせない1本になるでしょう。

    • 商品名:オガワ「コンパクトアンブレラ」
    • 公式サイト:商品はこちら

    オガワ
    コンパクトアンブレラ

    親骨の長さ:55cm 収納時の長さ:28cm  直径:97cm 重さ:約281g


    まとめ

    トレッキングでは、傘を用いた方が便利な場面があります。傘があれば顔が濡れずに済み、蒸れによる不快感もありません。しかし人が多い場所や足場が不安定な場所、天候が悪すぎるときには向かないため、レインウエアとの併用が望ましいでしょう。

    アウトドア用の傘の中には、200g以下の超軽量モデルも多く販売されています。いざというときのために、レインウエアに加え傘という選択肢も用意しておきましょう。

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