CONTENTS
アウトドアこたつ用テーブルの選び方
アウトドアで使えるこたつの選び方を3つ紹介します。アウトドアでは、持ち運びのしやすさが重要です。できるだけ運搬の負担を増やさないためのポイントを見ていきましょう。
アウトドアこたつ用テーブル選びのポイント
テーブルは天板と脚が分かれるタイプが理想
こたつ用のテーブルを選ぶときは、天板と脚が分かれるタイプだと便利です。こたつは布団を天板と脚で挟むようにして作ることから、分かれるタイプの方がこたつをセッティングしやすいのです。
天板と脚が分かれているのは、ロールタイプに多くあります。ただし、天板と脚が一体となっているものでも、天板を別途用意して、上から重ねる形であればこたつを作れます。その場合、同じテーブルを2つ購入して重ねるのもよいでしょう。
すでに持っているテーブルが一体型なら、もう1つ同じものを買うか、天板を別に購入するか、あるいは新たに分離できるタイプを買うかは判断の分かれるところです。
天板は人数とテントサイズのバランスを見る
天板のサイズについては、2人までなら70~90cm、3~4人なら90~150cmが目安といわれています。天板が広いほど置けるものも多くなりますが、テントのスペースを圧迫してしまう可能性があります。
ゆったりと快適に過ごしたいなら、使用人数より1人分余裕を持たせたものを選んでもよいでしょう。
なお、こたつには椅子に座って使うハイタイプも存在します。ハイタイプの場合、足がぶつかりにくいことから同じ人数でもスペースに余裕が生まれやすいという特徴があります。
テーブル・布団は持ち運びのしやすさで選ぶ
テーブルと布団は、どちらも軽量かどうかチェックしましょう。重量は持ち運びのしやすさに直結する重要なポイントです。テーブルについては『折りたたみ式』と『ロール式』の2つがあります。
『折りたたみ式』は平らになるため、車の狭いスペースに収納しやすいのがメリットです。『ロール式』は筒状に収められるので、スペースを取りにくくなっています。
布団は薄手のものだと、折りたたんだときにかさばりにくく、軽量なものが多いのでおすすめです。
おすすめのアウトドアこたつ用テーブル
アウトドアにおすすめのこたつ用テーブルを3つ紹介します。天板と脚が分離できるものや、高さを変えられるものをピックアップしました。それぞれの特徴を見ていきましょう。
SO9「ソロこたつ」
約80×45cmの1~2人用のこたつです。別売りの豆炭こたつを熱源としているため、場所を選ばずどこでもこたつを設営できるのが特徴です。重量は約4.5kg、折りたたんだときの厚さはわずか約4cmのため、車にも積みやすく、持ち運びも負担になりにくいでしょう。
別売りの燃焼器には遮熱板が付いているので、やけどの心配もありません。豆炭なら臭いや煙もほとんど発生せず、寒い冬でもしっかりと足元を温めてくれます。取り回しのよいこたつを探している人におすすめです。
SO9 ソロこたつ
SO9「アウトドア豆炭こたつ」
電源と豆炭の2Wayで使えるこたつです。約80×80cmの八角形のテーブルで、メインテーブルとしても使える大きさです。各パーツは取り外しが可能で、収納時には薄く収まるコンパクト設計なのがうれしいポイントです。
オプションで専用のキャリーバッグを付ければ、より持ち運びが楽になるでしょう。天板の中央には穴が空いており、ワンポールテントのセンターポールを通せます。こたつとして使わないときはテントの中央に配置でき、スペースを有効活用できます。
3名程度での使用におすすめです。高級家具にも使われているウレタン塗装をしており、汚れに強く長きにわたって活躍する1台です。
SO9 アウトドア豆炭こたつ
ニトリ「高さが変えられる 2Wayこたつテーブル」
使うシーンによって、約40cmと約65cmの2種類の高さで使えるこたつです。天板は約80×60cm、約105×70cm、約120×75cmの3種類から選べるため、人数によって調整しやすくなっています。
熱源は石英管ヒーターで、電源を使います。コードは天板下に収納可能なので、使わないときもコンパクトです。天板には、ずれない加工が施されており、布団を引いたときも安全に使えます。
重量は約105×70cmタイプで約21kgと重めなので、オートキャンプに向いています。もちろん家でも使えるので、汎用性の高いこたつを探している人におすすめです。
ニトリ 高さが変えられる2Wayこたつテーブル
おすすめのアウトドアこたつ用布団
アウトドア用のこたつは、布団が別売りになっているケースがほとんどです。そのため布団も併せてそろえましょう。アウトドアにおすすめのこたつ用布団を2つ紹介します。
ニトリ「こたつ布団にもなる寝袋 コーデュロイ」
クッション・寝袋・こたつの3Wayで使える万能な布団です。高級感のあるコーデュロイ生地を使っており、インテリアに置いても違和感のないデザインに仕上がっています。
寝袋として使うときは、半分に折りL字のファスナーを閉めて使います。広げると約190×190cmの正方形になり、こたつ用の布団として使いやすいでしょう。同じ製品との連結も可能で、1つの大きなブランケットとしても使えます。
重量は約2.2kgと軽量で、こたつを使わないときでも使い道が幅広いアイテムです。
ニトリ こたつ布団にもなる寝袋 コーデュロイ
イケヒコ「こたつ布団 ノート 洗える 正方形 長方形 ズレ防止用ひも付き」
豊富なカラーバリエーションから自分にぴったりの色を選べる布団です。表地には凹凸感があり、いかにもこたつ用の布団という印象を持たせられます。
サイズは約190×190cmと約190×240cmの2種類がありますが、キャンプで使うなら前者が向いているでしょう。裏面の四隅には約40cmのひもが付属しており、テーブルの脚に括り付けることで、ずれを防止できます。
出入りするときや体勢を変えるときにもずれる心配がないのはうれしいポイントです。折りたたんだときにかさばりにくいので、持ち運びがしやすくなっています。
さらに30度以下の水温でなら丸洗いが可能で、キャンプで汚れたときも容易に手入れが可能です。
イケヒコ こたつ布団 ノート 洗える 正方形 長方形 ズレ防止用ひも付き
アウトドアシーンでこたつを自作する方法
こたつ用のテーブルや布団を持っていなくても、自宅にあるアイテムでこたつを作れます。アウトドアでこたつを自作する方法を解説します。
こたつを自作するには?
最低限準備するもの
アウトドアでこたつを作るには、最低限以下の3つのアイテムがあれば十分です。
- アウトドア用のテーブル
- シュラフ
- 熱源となるアイテム
もし自前のテーブルがあるなら、こたつとして活用できないか確認しましょう。天板と脚が分離できるならそのまま使えますが、一体になっている場合は天板となるアイテムが必要です。平らに折りたためるテーブルがあればそれを使うのもよいでしょう。
シュラフは広げられる封筒型がおすすめです。ブランケットやクッションとしても使えるものなら、こたつを使わないときも使用でき便利です。マミー型でも、全開にできるなら使ってもよいでしょう。
熱源としておすすめのアイテム
熱源となるアイテムの一例は以下の通りです。
- 豆炭あんか
- 湯たんぽ
- ホットカーペット
- 電気毛布
- ヒーター
電源サイトがあれば選択肢が広がるので一番ですが、ないときはポータブル電源があると便利です。電源設備の有無に左右されないものとしては、豆炭あんかや湯たんぽが便利です。
ただし、豆炭あんかや湯たんぽを使用するときは、長時間肌に触れさせないよう注意しましょう。低温やけどの恐れがあります。低温やけどは無自覚に症状が進行することが多いので、予防策が重要です。
テントでこたつを自作する手順
テントでこたつを自作する手順は簡単で、以下の3ステップです。
- テーブルを設置する
- 上に布団やシュラフを被せる
- 天板を乗せ、熱源があれば設置して完成
前提としてラグやカーペットを敷いておくと、お尻の部分が硬くならないのでおすすめです。ホットカーペットを使えばさらに温まります。専用のテーブルを使わない場合は、天板がずれる可能性があるので、重いものを常に置いておくといった工夫をしましょう。
一酸化炭素中毒・火災・低温やけどに注意!
豆炭こたつや豆炭あんかなど豆炭を熱源とするこたつを使用するときには、必ず充分な換気を確保してください。
テント内やクルマの車内で使用すると一酸化炭素中毒に陥り、最悪の場合、死亡する危険があります。シェルターやタープの下で使う場合でも、必ず開口部を大きく開け、しっかりと換気を保って使用することが重要です。
また、熱に弱いポリプロピレン、塩ビ系の布団やシーツ、ゴムや化学繊維のマットや寝袋を使用すると、熱がこもり火災の原因になることがあります。火の元の安全を確認しながら、火災と低温やけどに十分注意して安全にキャンプを楽しみましょう。
▼あわせて読みたい
まとめ
こたつは決して家だけで使うアイテムではなく、アウトドアシーンでも工夫次第で使えます。必要なのはテーブル・シュラフ(または布団)・熱源の3つだけです。
こたつ用のテーブルや布団なら、天板のずれを防いだり軽量だったりと、キャンプで便利な機能が多く付いています。まずは自分が持っているアイテムでこたつを作れないか確認してみて、必要であればこたつ用のアイテムを購入するとよいでしょう。