野草研究家の鶴岡舞子さんは、耕作放棄地で摘んだ野草を東京のフランス料理店へも出荷している。野草は「美味しい」という鶴岡さんにおススメの野草料理を作ってもらった。
ヤブカンゾウとタマネギのマリネ
さっと湯がいたヤブカンゾウのつぼみを水でしめると鮮やかに輝く。スライスした新タマネギ、三杯酢(酢2・みりん2・醤油1)、ごま油であえる。ヤブカンゾウにはアスパラギン酸が含まれ、シャキシャキとした食感のあとにアスパラの風味が広がる。
【使用した野草】
●ヤマカンゾウ本州以南の日当たりのいい原っぱやヤブなどに群生するユリ科の野草。属名は「ワスレグサ」。心配事を忘れるほどおいしいという意味で名づけられたという説も。