2025年に人気が出るテントは?アウトドアの達人がヒット予測!
人気アウトドアショップにお願いしたアンケートをもとに、編集部で「これは売れる!」とセレクトしたアイテムを紹介。2025年に人気になりそうなファミリーテント、ソロテントを紹介してくれるのはsotosotodays・野毛陽平さん。

アウトドアギア専門店のバイヤーとして活躍。キャンプ歴27年というベテランでもあり、道具を見極める"力"の確かさは間違いなく天下一品。
2025年注目のファミリーテント&シェルターBEST5
ファミリーユーザーの間では、相変わらず2ルームテントが主流。ドーム型やトンネル型の本体内部にインナーが取り付けられるタイプだ。ところが最近、これまでになかったデザインの2ルームが登場してきた。2ルーム需要が増えたためか、「ほかとは違うモノが欲しい」というユーザーの欲求と、「ほかとは違うモノを作りたい」という作り手の欲求が一致したのだと思われる。
また、一般的なドーム型やワンポールに代わり、少々奇抜なデザインのモデルが続々登場している。2025年、人気が出そうなファミリーテント・シェルターをチェックしよう。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 対応人数 | |||
ZANEARTS(ゼインアーツ) ウータL TC | ![]() | ¥59,800 | 4~5人 | |
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ハーミット4 | ![]() | ¥179,300 | 4人 | |
TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) グラハス | ![]() | ¥119,800 | ― | |
Coleman(コールマン) レインカーム2ルーム/3025 DR | ![]() | ¥140,800 | 4~5人 | |
ogawa(オガワ) アステロイド | ![]() | ¥176,000 | ― | |
【第1位】
ZANEARTS(ゼインアーツ) ウータL TC
TC素材の外幕で、インナーテント標準装備なのに6万円を切る価格は、今どきビッグサプライズ! またデザイン性の高さも見逃せないところだ。インナー、リビングともに4〜5人に対応する広さを持つ。
●対応人数:4~5人
●使用サイズ:570×485×H270cm
●重量:20kg
「デザインが素晴らしい! 設営は少々難しいけど、この広さでこの価格はかなり魅力的です。」
リビング両サイドの窓は、座ったときの目線に合わせた高さで風通しもバッチリ。
真正面。幅485cm(インナーの幅は390cm)、センターポール部の高さは270cmで、サブポールで立ち上げた出入り口部分が高さ160cmある。ワンポールタイプのテントにありがちな窮屈感がまったくない!
真横から見るとこんな感じ。右側のリビングスペース両サイドはフルメッシュにすることができ、暑い季節も風通しよく快適に過ごせる。
真後ろ。外幕を巻き上げてメッシュにすれば、インナーテントの後部開口部と連動して通気することも可能。
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【第2位】
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) ハーミット4
テント全周の立ち上がり部分は、パネルとメッシュの2層構造。パネルを全開すれば外部からの風を取り入れることができ、換気効率は◎。出入り口に逆V字形ポールが使われ、出入りが楽なのもうれしい限り。
●対応人数:4人
●使用サイズ:488×488×H250cm
●収納サイズ:72×27×H27cm
●重量:約13.40kg
遮光性と難燃性に優れたT/C素材を採用した4人用のティピーテント。専用ポールで作られた前室と立ち上がったテント下部により、広々とした空間が実現。ダブルウォール構造でフライシート単体でもシェルターとして使用可能だ。
「色使いが良くて、外観がとってもオシャレ。入り口ポールに施されたちょっとした気遣いが心憎いと思いました。」
インナーテントとグランドシートを取りはずせば、広々としたシェルターとしても使える。立ち上がり部分はすべてメッシュ窓にすることができるので通気性、換気効率のよさもバッチリ。
内部に接地した薪ストーブの煙突を外部に出すための煙突ポートも装備。寒い季節でも活躍してくれるモデルだ。
吊り下げ式4人用インナーテントも付属。はずしてシェルターとしても。
本体の立ち上がりに合わせて、ポールにも曲げ加工が施されている。
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【第3位】
TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト) グラハス
ウォールが外に向かって広がり内部空間をグーンと押し広げるという、従来にはなかった唯一無二のデザイン! 最大高は260cmもあり、内部での立ち歩きも楽チンだ。10×10mの区画サイトにも設営可能。
●使用サイズ:約540x470xH260cm
●収納サイズ:約35×35×70cm
●重量:約20kg
半球形状よりもより球体に近い形状で、キャンプサイトでも圧倒的なインパクトを与えてくれる。天井も高く、側面が張り出す独創的なフォルムが、壁際まで室内スペースを最大限に広げ、実際の床面積以上の開放感を演出。広さを活かした贅沢な空間づくりが楽しめるはず。
「とにかくデザインが斬新! 耐風強度もしっかりテストされ、便利なオプション類も充実しています。」
両サイドには大型窓を装備。内部に居ながらにして景色を楽しめちゃう。
出入り口を全閉しても、下部をメッシュにすることで換気することが可能。
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【第4位】
Coleman(コールマン) レインカーム2ルーム/3025 DR
遮光に加え、新たに静音設計を採用。雨音を抑え、ジッパーのジ、ジ、ジィーッという音を無音に――という、従来になかった発想から生まれたモデル。外幕に遮光生地が使われ、日差しの強い夏場にはテント内の温度上昇を抑えてくれる。
●使用人数:4~5人
●使用サイズ:本体/約590×320×H205cm、インナー/約300×250×H170cm
●収納時サイズ:約直径32×73cm
●重量:約20kg
クロスフレーム構造により、広々とした前室空間が確保され、解放感のある天井メッシュウィンドウが特徴。ダークルームテクノロジーにより、日光をブロックし朝まで快適に眠れ、日中はリビングスペースを涼しく保つ。
「静音設計は新しい発想。どれほど気にならないのか雨が待ち遠しくなる。」
外側にメッシュを張った二重生地構造で雨音を軽減。
外幕のジッパーはほぼ無音で開閉可能なサイレントジッパー。
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【第5位】
ogawa(オガワ) アステロイド
同じ長さのポールたった4本で、迷うことなく設営できるシンプルなドーム型。全部で9面のパネルはすべてメッシュとの2層構造だから、張り方のバリエーションも豊富だ。丸い天窓も付いている。
●使用サイズ:350×350×190cm
●収納サイズ:76×45×35cm
●重量:約13.5kg(付属品除く)
デュオからファミリーに適したオールメッシュでフルオープンが可能なドームシェルター。アステロイドは「小惑星」を意味し、美しいドーム形状が由来。両サイドは張り出しができるフラップがついており、開放的ながらもプライバシーはしっかり確保できる。
「設営しやすくて人気の形。350cm角で高さ190cmというサイズも◎。」
左右を張り出せば開放感バツグン。雨の日に出入りするときも楽ちんだ。
全閉はもちろんのこと、各パネルを巻き上げてフルオープにすることも。
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2025年注目のソロテントBEST5
ソロキャンプ、ソロ登山を楽しむ人が激増し、活況を呈しているソロテント界。いまは超軽量性だけでなく、耐久性の向上などの環境配慮も大きなポイントとなっている。とくに海外ブランドは、環境に配慮した素材を採用することに注力する傾向が顕著に現われている。
【第1位】
MSR(エムエスアール) エリクサー1(updated)
耐久性を高めるためにパーツや生地に改良が加えられて、新たなカラーでリデビューした定番モデル。出入り口ジッパーは直線に近い状態で使われ破損しにくくなっている。
●対応人数:1人
●収納サイズ:48×15cm
●総重量:2160g
●最小重量:(フライ/本体/ポール)1780g
丈夫で扱いやすく、コストパフォーマンスにすぐれたエリクサーシリーズのソロ用。2本のポールを2か所で交差させる魚座型に、さらにリッジポールを追加することで前後のパネルをほぼ垂直に立ち上がらせることに成功。インナーなしで自立するフットプリントが付属する。
「新しく加水分解耐性を高めた生地と加工の採用は、ユーザーにとってメリット大。定番を育てる姿勢もいいよね。」
フライシートの出入り口開閉部(ジッパーフラップのある方)に、
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【第2位】
ZANEARTS(ゼインアーツ) ヤール1
フライ+インナー+フレームでわずか860g。ロープ、ペグ、フットプリント、バッグ込みでも1,150gという軽さ! シンプルなクロスフレームで設営、撤収も楽々だ。
●対応人数:1人
●使用サイズ:210×135×H95cm
●収納サイズ:直径13.5×37cm
クロスフレーム構造を採用し、設営の簡便さ、耐風性、居住性、携行性をバランス良く実現。フライは15D、ボトムは20Dの薄いナイロンを使用し、シリコーン加工によって引裂強度を向上させ、一般的な30Dナイロンを超える耐久性を誇る。
一般的な山岳テントに比べてサイズはミニマムながら、日本人の体格に適した居住空間を提供。フック式のインナーテント接続により耐風性を向上させている。
「必要十分な性能でありながら、懐に優しい価格帯。それにたっぷりサイズの収納袋にも好感が持てます。」
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【第3位】
RIPEN(ライペン) SLソロ
極薄生地を使うことに慎重だったアライテントが、満を持して発表したSLシリーズのソロモデル。超軽量だが、完成度の高さは多くの山屋のお墨付き。
●対応人数:1人
●サイズ:205×90×95cm
●重量:900g
メーカー最軽量となる、本体・フライシート・フレームを合わせて約900gのソロ用テント。専用のアンダーシートと合わせても約1,050gという軽さだ。本体とフライシートを収納すると約25×19×8cm、フレームはたたんだ状態で約38cmになり、リュックの容量も節約できる。
「超軽量とはいえ、フロアには30Dの生地が使われアンダーシート付属なので、破損の心配が少ないよね。」
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【第4位】
PUROMONTE(プロモンテ) VEL-10 3S
素材を見直すことで軽量化を図った3シーズンモデル。インナーテント+フライ+ポールでわずか約890gという軽さ。四隅のスリーブにポールをセットするだけで自立し、設営も簡単だ。
インナーテント四隅には短いテントスリーブがあり、ポール先端部
【第5位】
MSR(エムエスアール) ハバハバLT1
人気のハバファミリーにライトウエイトモデルが登場。インナー上部にメッシュパネルが使われ通気性バツグン! 天気のいい夜はフライをはずして星空観察も。
フライ、フロア、メッシュは、環境に配慮した「ソリューションダイ」ファブリック。
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