キャンプやアウトドアに欠かせない道具の一つが、ナイフ。調理やいろいろな作業に使えて便利ですよね。
100円ショップのダイソーでも、ナイフを手に入れることができます。最近では、アウトドアを意識した万能ナイフや折りたたみナイフも店頭に並んでいます。
とはいえ、非常に安価なため「100円ショップで売っているナイフが本当に使えるのか」というのは、正直な疑問でしょう。
今回はダイソーのナイフの中から、キャンプで使いやすそうな5つをピックアップ。実際に試してみて、使用感や性能をガチレビューします。価格を抑えながら便利なナイフを手に入れたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
110円で買えるモノも⁉ダイソーのナイフ5選
さっそくそれぞれのナイフを紹介していきます。
(1)万能ナイフ(6徳)/110円(税込み)
ナイフ、缶切り、栓抜き、プラスドライバー、マイナスドライバー、コルク抜きの6つの機能が1つになった、万能ナイフです。
ナイフだけではなく、さまざまな機能がひとつになっているのでキャンプや災害時に重宝します。
本体は頑丈でサビにくいステンレス製かつ、折りたたむとコンパクトになるため、持ち運びにとても便利。
大抵のモノを切るのには充分な刃渡りで、本体をしっかり握ってカットできるので使いやすいナイフでした。
商品URL:https://jp.daisonet.com/collections/leisure0202/products/4549892357480
(2)マルチツール(11機能)/330円(税込み)
ペンチ、 ワイヤーカッター、ミニナイフ、ミニノコギリ、プラスドライバー、 マイナスドライバー(5mm・4mm・3.5mm)、栓抜き、ヤスリ、缶切りと、なんと11種類の機能がついた、マルチツールです。
様々なツールがついているので、アウトドアではもちろんのこと、こちらも災害時やDIYでも役に立つアイテムです。
折り畳むと、実測値で幅約3cm × 長さ約6.7cm × 厚み約1.5cmと、とてもコンパクトになるので、収納や持ち運びも楽です。
ミニナイフは、刃渡りが短いのと本体が少し握りにくいので、多少の扱いにくさが…。とはいえナイフとしては問題なく使うことができます。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4549892506918
(3)折りたたみナイフ/110円(税込み)
使わないときは折りたたんでコンパクトになるので、持ち運び、収納にとても便利なナイフ。
刃は丈夫で錆びにくいステンレス製、柄の部分はABS樹脂製です。
折りたたみ時は11.5cm、展開すると21.2cmと十分な大きさのわりに、とても軽量で使い勝手が良く感じました。
折りたたんで刃を収納できるので、そのままキャンプに持っていける便利なナイフです。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4550480251844
(4)オールステンレスフルーツナイフ/220円(税込み)
キャンプやアウトドア用というわけではありませんが、コンパクトで見た目がかっこいいオールステンレス製の小型のナイフです。
キャンプ用ではないので、持ち運ぶときにはナイフケースなどが必要になってきます。
キャンプでの調理シーンにピッタリのサイズで、細かい作業に適しています。刃と柄が一体になっているので、汚れが残りにくいデザインもポイント。
さらに柄の持ち心地が良く、とても使いやすいナイフでした。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4549892360916
(5)ニューギャラクシーペティナイフ/110円(税込み)
こちらもキャンプ用ではありませんが、細かい作業をするのにとても便利なペティナイフです。
刃はステンレス製、柄の部分はABS樹脂製で、全長が24.4cmといろんなモノをカットするのに扱いやすい長さになっています。
刃に穴が空いていて、食材が刃にくっつくのを防いでくれるので、調理のしやすさが特徴。
こちらもキャンプ用ではないので、持ち運ぶときにナイフケースなどが必要になってきます。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4994163294863
(番外編)まな板にもなる包丁ケース/110円(税込み)
前述の「オールステンレスフルーツナイフ」や「ニューギャラクシーペティナイフ」などの、キャンプ用でないナイフや包丁を持ち運ぶ際に便利なケースもダイソーで購入することができます。
それが、この「まな板にもなる包丁ケース」です。
本体を開くとナイフや包丁、ハサミを収納できるスペースがあり、天板はまな板としても使えます。荷物を極力減らしたいアウトドアシーンにぴったりでしょう。
包丁やハサミだけでなく、お箸、フォーク、スプーンや缶切りなどを収納するのにも使えそうです。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4965534105026
切れ味はいかに?本当に使えるか検証してみた
実際のところ、気になるのが切れ味。価格が安いのはメリットですが、よく切れないナイフであれば安物買いの銭失いに…。そんな残念なことにならないよう、それぞれのナイフで食材やヒモを実際に切って使い勝手を確かめてみました。
キュウリを切ってみた
まずはキュウリを切ってみました。
万能ナイフ(6徳)
「万能ナイフ(6徳)」から使っていきます。
決して、いい切れ味とは言い難いものの、ナイフを何度か前後に動かすことで切ることができました。
歯が短いのもあって、連続してカットするのは厳しいです。
マルチツール(11機能)
「マルチツール(11機能)」でカットしてみました。今回のナイフの中で一番刃が短いのと、持ち手がツール本体なので切りにくいのは否めませんが、切れ味はそこそこといった感じでした。
やはりこちらも、連続してカットするのは厳しいです。
折りたたみナイフ
次は「折りたたみナイフ」です。今までの2つに比べて、全長も刃渡りも長いので、とても扱いやすいです。
切れ味も申し分なく、上から抑えてナイフを前にスライドするだけで、スッと刃がキュウリに入っていきました。
刃の可動部分が少し動くので、通常の包丁を扱うよりは気を使いますが、ほぼ問題なく調理に使えると思います。
オールステンレスフルーツナイフ
「オールステンレスフルーツナイフ」の切れ味はどうでしょうか。
こちらは調理用ナイフということで、キュウリの切れ味は申し分ありませんでした。
適度な重さがカットするのを手伝ってくれるので、ナイフを前にスライドするだけでOK。もちろん、連続して食材をカットするのも問題ありません。
最後に「ニューギャラクシーペティナイフ」です。
こちらも調理用のナイフなので、キュウリの切れ味はとてもよかったです。刃がとても鋭く、軽い力でキュウリを切ることができました。
また穴のおかげでキュウリが刃に付くことがないため、連続してカットするのにとても適しています。
麻ヒモを切ってみた
次は麻ヒモで切れ味を検証してみました。
万能ナイフ(6徳)
まずは「万能ナイフ(6徳)」で検証です。
残念ながら、一度で麻ヒモを切ることはできず、何度かカットしてやっと切れるといった結果になりました。
マルチツール(11機能)
次は「マルチツール(11機能)」で切ってみます。
こちらは刃が短いにも関わらず、一回で切ることができました。刃が麻ヒモに食い込む感じではなく、すべらせるようにしてカットする印象です。
続いて「折りたたみナイフ」です。
こちらも問題なく、一回でカットすることができました。このナイフは刃がしっかりと麻ヒモに食い込んでカットしている印象でした。
今度は「オールステンレスフルーツナイフ」の番です。
こちらも一回でカットすることができましたが、少し滑る印象がありました。あえて例えるならば、マルチツールと折りたたみナイフの中間の切れ味といった感じでしょうか。
最後に「ニューギャラクシーペティナイフ」でカットしていきます。
こちらは一回で楽々カットできました。今回のナイフの中では一番スムーズに切れた印象です。
しっかり麻ヒモに刃が食い込んで、スパッと切れました。
切れ味が良かったナイフは?
キュウリと麻ヒモを切った結果から切れ味が良かった順にならべると、
- ギャラクシーペティナイフ
- 折りたたみナイフ
- オールステンレスフルーツナイフ
- マルチツール(11機能)
- 万能ナイフ(6徳)
という印象を筆者は受けました。
ただし、5番目の「万能ナイフ(6徳)」も、シャープナーなどで鋭く研げばもっと切れ味が良くなると思います。
また、「万能ナイフ(6徳)」や「マルチツール(11機能)」はナイフ以外の機能も備えているので、それも考慮すると一概に「キャンプへ持って行くのはおすすめできない」とは言えません。
今回試したナイフの中で、筆者が一番気になったのは「折りたたみナイフ」でした。切れ味や大きさは申し分ないうえに、折りたためて持ち運びできるのでキャンプにぴったりのナイフではないでしょうか。
低コストで手に入るダイソーのナイフ。自身が重視したい機能はどれか、を基準に選んでみてくださいね。