
薪が食い込みやすい「山型」、跳ね返りを防ぐ「かえし」付き
安全に割れる「置き型」のクサビ
鉈を荷物から省くため、または鉈に慣れていない人のために、さまざまな薪割りクサビが販売されている。タイプとしては「置き型」と「打ち込み型」の2つに大別され、今回紹介するのは「置き型」である。「置き型」は、クサビを手に持って薪の断面に打ち付ける「打ち込み型」に比べて薪が安定するので、より安全かつ恐怖心を抱かずに薪を割ることができる。

スカートのような側面によって自然に割れる
置き型のクサビのなかでも、この「刃冠」は割りやすい工夫が随所にほどこされている。まず上部の刃を見てみよう。中央が高くなった山型で、これは薪の断面に食い込みやすくするため。また、刃は鍛造したあとにしっかりと研いでいるので、いっそう食い込みがよい。
食い込みが悪くなったら自分で研ぐこともできる。横から見たときにロングスカートみたいな末広がりの形をしているのも特徴だ。このなだらかなくびれによって、食い込むほどに薪が広がって割れていく。末広がり部分には「かえし」(小さな突起)が付いていて食い込んだ薪が固定される。薪を上に跳ね返りにくくするという配慮である。


肉抜きによって軽量化。キャップと袋も付いている
もうひとつ気が付くのは、肉抜きの穴。土台を貫通する大きな穴と刃の下の5つの穴によって、安定感と強度を損なわない程度にダイエットが図られている(重量は474g)。
キャップと収納袋が付いているから安全に持ち運べる。鉈というかさばる荷物がなくなったところで、スペシャルな食材(お酒?)でも持って、豪華なディナーをお楽しみください。


※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」で購入できます。
3,980円(税込)