一度使ったら手放せない!フェデカのクレーバートングと折畳式料理ナイフをレビュー | 刃物・マルチツール 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.10.28

    一度使ったら手放せない!フェデカのクレーバートングと折畳式料理ナイフをレビュー

    筆者私物。

    使うだけでおいしくなりそうな、おしゃれなフェデカ(FEDECA)のクレーバートングと折畳式料理ナイフ。デザインの美しさだけじゃなく、その実用性も人気の理由です。

    今回はファミリーでも使いやすく、キャンプでも家でも大活躍のナイフとトングをレビューします。

    フェデカとは?

    「刃物で遊ぶ文化を作る!」をビジョンに掲げ、鍛治の町である兵庫県三木市の老舗刃物メーカーから誕生したブランド、フェデカ。食事用のトングやナイフ、クラフト用やレザークラフト用のナイフなど、幅広い用途の刃物が販売されています。

    今回ご紹介するクレーバートングと折り畳み式料理ナイフは、以前から予約待ちという人気っぷり。どちらも6種類の個性的なウッドハンドルとの組み合わせから選べます。さらにナイフは新しく3つのウッド素材が最近加わり、選択肢のバリエーションが拡大しました。(2023年9月執筆時点で予約受付中)

    そこで、名栗と呼ばれている日本の伝統的な加工がされたトングとナイフを実際に使ってみました。

    デザインも美しいクレーバートング

    シャープで美しいトング。

    クレーバートングは、自立するトングのパイオニアとして知られているTodaiとフェデカがコラボして作られたアイテム。「職人さんたちプロが使う道具としてのトングをアウトドア仕様で!」と、野外料理への熱い情熱を商品化した名品です。その特徴を紹介していきます。

    掴みやすく食材を持ちやすい

    慣れないたこ焼きもトングでラクラク。

    クレーバートングは全長約24cm。先端が細くて薄い形状になっているため、菜箸のように細かな取り回しのできる機能性が高いトングです。先端は滑り止めになっているため、トングとトングの先がブレずに挟めます。掴んだものをしっかりホールド可能です。

    強度に耐えられる味のあるハンドル

    名栗加工がかっこいいです。

    ハンドルの凹凸は、名栗加工という日本の伝統的な加工方法を採用。板や柱に削り跡を残す美しく奥行きのある削りで、思わず触りたくなるほど。またトング、ナイフともに、イペ材と呼ばれる南米原産の広葉樹を使用。ウッドデッキなど水のかかる場所での耐久性を兼ね備えた素材です。

    トングの先端がテーブルにつかず衛生面も安心

    テーブルに直置きしても汚れないので安心!

    トングがテーブルやお皿につかないので、テーブルに直置きしても汚れず、衛生的に使えます。重量70gとトング自体に適度な重量があり、テーブルからトングが転がって落ちることもなく、余計な気遣いをせず使用できます。

    トングを実際に使ってみた!

    それでは実際に使ってみた感想をお伝えしていきます。

    食材をしっかりホールドして安心感抜群

    挟もうとして取れない!ストレスがない優秀トング。

    トング先端が少し下にドロップし、先端に滑り止めがついているので、コレ!と思った食材が菜箸のような感覚で確実に掴めます。以前は菜箸を使っていた我が家も、クレバートング一つですっかり事足りるように。野外で食材を落とす心配もなくなり、納得の使い心地です。

    トングで食事もできる

    熱々のピザもトングで挟んで食べられます。

    キャンプでお箸が転がってしまい、ストレスになったことはありませんか。そんな時は、転がらないトングをお箸がわりにして食事することもおすすめです。

    家庭での盛り付け、取り分けでも大活躍

    家庭でも見せたくなるおしゃれなトング

    オーブンで豚肉のローストを作り、切り分けてみました。トングを使うと盛り付けもサクサク進み、細かな微調整もお手のもの。子ども達が喜んで手伝ってくれるようになりました。

    フライ返しの代用として

    フライ返しの代わりにもなり便利です。

    キャンプでフライ返しを忘れて困った際、トングを使ってホットケーキをひっくり返すことができました! 1本あるとこんなに使えるクレーバートングは、料理や食事の時間を豊かにしてくれる優秀トングに間違いないでしょう。

    包丁感覚で使えるフェデカ折畳式料理ナイフ

    色気のあるおしゃれなナイフです。

    続いては、フェデカ折畳み式料理ナイフをご紹介。包丁のようにみじん切りや刻みがバッチリできるナイフで、コンセプトは折畳式の包丁です。折畳み式でありながら、包丁のように切ることができるというこだわりの詰まった、キャンプ料理専用のナイフなのです。

    丈夫で錆びにくい日本製ステンレスを採用

    鋼材は、料理人向け鋼材と同じくらいの硬度や切れ味を兼ね備えている「銀紙三号」を刃の部分に使用しています。刃渡は約93mm。料理用ナイフとして、お酢やレモンなどの酸性食材もバッチリ使えます。

    包丁のように切りやすい

    小松菜をナイフで切っている様子

    実際に使ってみるとわかるのが、ナイフの持ちやすさです。ブレードとハンドルが一直線ではなく、絶妙にカーブ。食材を切る際に使ったところ、カーブがあるおかげで握った人差し指がまな板に当たらず、力をかけることなく食材を切ることができました。

    また、刃の厚みは約2mmと薄く、ブレードの先端が細くなっています。使ってみたところ、折りたたみのナイフながら食材側面にかかる抵抗が少なく、少ない力で切れ、食材のカット面もとてもキレイに切れました。

    折畳み式でコンパクト

    コンパクトなサイズ感。

    ナイフを広げれば、全長22cm。畳んだ時は、約14.7cm。畳めば、手のひらにコンパクトに収まるサイズです。増えがちなキャンプギアの収納にも困らない嬉しいサイズ感で、親子で使うのにもピッタリですね。

    デザインの魅力

    クレーバートングと同様、名栗加工の美しさ。ナイフの背の曲線がハードな刃物を柔らかに見せてくれるので、思わず持っていたいと思わせるデザインです。ちょこんと入っているロゴも、さりげなくおしゃれですね。

    お手入れ簡単

    ネジを外せば全部を分解できるので、清潔に保つことができます。研ぎ直し無料で対応してくれるので、自分でメンテナンスが難しい方も安心して長く使うことが可能です。ウッドハンドルには専用のオイルも販売。気になった時塗るだけで綺麗な状態を維持できますよ。

    実際に使ってみました!

    それでは使ってみた感想をお伝えしていきます。

    刃が薄く包丁のように切りやすく、食事がワンランクアップ

    梨の皮もスルッと剥けます。

    果物の皮もスムーズにむけ、長すぎない刃が小回りが効き使いやすいです。さらに、桃や梨をむいてみたところ、包丁より小回りがききました。適度な長さのブレードで、野外での限られたキッチンスペースでも手際よくカットができますね。

    使用時にまな板に手が当たらず、ストレスフリー

    子どもが椎茸をカットしてくれました。

    刻んだり、薄くスライスも綺麗にできるので、料理するのが楽しくなります。

    ロゴのある部分を指で押すとナイフが出てきます。

    刃の出し入れもFEDECAのロゴのある部分を押すだけでブレードが出てくるので、感覚的に使えるのも魅力的なポイントです。

    調理道具はナイフとトングのセット使いが最高!

    焼きたては熱いのでトングが便利助かります。

    熱々のホットサンドをカットする時、トングでホットサンドを押さえ、折畳み式ナイフでカット。両方を上手に使えるシーンがキャンプではたくさんあります。

    ナイフで切り分け、トングでパクッと。

    炭火で牛の塊肉を焼き、削ぎながら食べてみました。狭いスペースでも折畳式ナイフは場所を取らず、その都度簡単に畳めるので、子ども達と一緒でも比較的安心して使えました。トングが食材をしっかりホールドしてくれるので、うっかり火の中に食材を落としてしまう残念なことが格段に減ったのもメリットです。

    後々気づきましたが、ハンドルのリッチな雰囲気である名栗加工のおかげで、このトングを火バサミと間違えることなく使えます。うっかり食事用と火のトングが混ざってしまうあるあるを防げますよ。

    キャンプ飯を贅沢に楽しもう

    使うだけでおいしく感じる魔法の道具?!

    一度使ってみると手放せなくなるフェデカのクレーバートングと折畳み式料理ナイフ。独特の名栗加工は、使っていくうちに角が取れ、手にしっくりと馴染んでいきます。ソロだけでなく、パートナーや親子でも兼用して使える名品です。キャンプでもお家でも思いっきり使えるので、毎日の生活が楽しくなること間違いなしです。

    私が書きました!
    アウトドアライター
    ムスカリ
    経験ゼロスタートの2児の母キャンパー。アウトドアブログ“ブッシュクラフトLIFEWORK”を運営する傍ら、アウトドアインストラクターのアシスタントとしても活動中。アウトドアで人生が変わる!をモットーに子どもと一緒にファミリーキャンプ&ブッシュクラフトキャンプを満喫。焚き火とキャンプ飯、そしてモノづくりが好きで、アウトドアグッズを商品化するのが夢。

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