こんな使い方も!かけるだけでモリモリ食がすすむ「ゆかり」のキャンプ活用法5つ | 料理・レシピ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.08.07

    こんな使い方も!かけるだけでモリモリ食がすすむ「ゆかり」のキャンプ活用法5つ

    ほんのり酸っぱくて食欲をそそる「しそごはん」は、広い世代に愛される味です。

    あ、暑い…!思わずこころの声が漏れる季節にも、さっぱりとした味わいで食がすすみ、汗で失いがちな塩分も補え、さらに様々な食材と相性のよい調味料があるんです。

    それは、広島・三島食品の赤しそふりかけ「ゆかり」。白米にふりかけるイメージの同商品ですが、実はキャンプ飯とも相性抜群なんです!その万能ぶりを、キャンパーでもある広報・長井さんに聞きました。

    三島食品の「ゆかり」って?

    1970年に発売された、50年以上にわたるロングセラー。

    おにぎりや混ぜごはんに使っているよ〜という方は多いはず。基本的な使い方は、炊きたてのごはんに混ぜるだけです。

    その手軽さとおいしさから「日本で2番目に売れているふりかけです」と話すのは長井さん。しかも、酸味が恋しくなる夏場は1位に躍り出ることもあるのだとか。

    いわゆる「梅干しに入っている赤しそ」のような味わい。

    主な原材料は赤しそと、塩、砂糖などの調味料だけ。シンプルだからこそ「三島食品」では、赤しそ本来のよい香りと自然な色にこだわります。

    20年近くかけて、独自品種の赤しそ「豊香(ほうこう)」を開発。1990年ごろから使用しているそうです。

    「発売から50年以上、基本的なレシピは変えていません。その中で、時代やお客様の声にあわせ、より一層よい香りと美しい色をたのしんでいただけるように、少しずつ改良を重ねています。『豊香』も、品種改良を重ねて今で4代目なんですよ」

    キャンプにぴったり!超カンタン「ゆかり」活用法5つ

    赤く染まったごはんが、程よい酸味と塩気で食欲をそそるんですよね。(画像提供:三島食品)

    「ゆかり」は発売当初、学校給食のごはんのお供をきっかけに、徐々に人気を獲得していったそうです。今もごはんの絶対的なお供ですが、長井さんは「用途はそれだけにとどまらない」と言います。

    「私たちは、調味料のさしすせそに“ゆ”、つまり『ゆかり』も入るぐらい、万能に使える調味料だと思っています。そもそも原材料に塩や砂糖なども使っているので、ごはん以外の味付けに応用しても味が決まるんです。その証拠に、学校給食では野菜と和える『赤しそ和え』としても活用されているんですよ

    ここからは、調味料として「ゆかり」を使った、キャンプにもぴったりの活用法を教えてもらいました。

    活用法1:10分もあれば完成!「野菜」でサッと一品

    ざく切りしたキャベツに10分程度、なじませたら完成。色もきれい。

    キュウリ、ナス、キャベツ、トマト、玉ネギなど。フレッシュな野菜を食べやすく切って振りかければ、浅漬けのような一品に。

    「学校給食でも人気の『赤しそ和え』です。程よい塩分と酸味で、シンプルにこれ一つで味が決まります」

    ポリ袋などに野菜を入れ、適量の「ゆかり」を加えるだけ。

    野菜から出る水分で味がなじみ、しっとりとして食べやすくなります。

    おいしくなるコツは、野菜から水分が出るまで待つこと。

    「振りかけるだけでは野菜と『ゆかり』の味わいがバラバラで、まとまっていません。水分が出て、しんなりするまで5〜10分程度なじませてください。ポリ袋などで和えると、洗い物も少なくてすみ、キャンプでもつくりやすいでしょう」。

    RECIPE「赤しそ枝豆」

    「温かいうちにかけると、風味が際立ちますよ」(画像提供:三島食品)

    ゆがいた枝豆にかけるだけなのに、手が止まらないおいしさ。キャンプなら、おなかがペコペコでごはんが待ちきれない子どもたちにサッと出したり、もう一品おつまみがほしいときに作ったりしても活躍しそう。

    材料

    • 枝豆 100g
    • ゆかり 3g

    作り方

    1.枝豆は塩(分量外)でゆで、ざるなどにあげる。

    2.温かいうちに「ゆかり」を振りかけて和える。

    活用法2:「チーズ」のコク&酸味とマリーアジュ

    スーパーなどで手に入るチーズと合わせるだけ。「一緒におにぎりに混ぜてもおいしいです」と長井さん。

    クリームチーズをはじめ、チーズとの相性は抜群。

    「発酵食品であるチーズのほどよい酸味やコクと相まって、お子さんも食べやすい味わいになります。また、チーズ以外の乳製品全般とも相性がよく、バニラアイスクリームにかけると甘じょっぱいおいしさでやみつきになりますよ」

    RECIPE「赤しそクリームチーズ」

    個包装で使いやすいクリームチーズ「kiri」を使用。

    野菜スティックをディップして、焼いたパンに塗って、ポテトチップスやポテトフライにつけて、はたまた焼き芋にのっけて。

    ミルキーなクリームチーズが爽やかになり、工夫次第でいろいろ楽しめるレシピです。

    材料

    • クリームチーズ 50g
    • ゆかり 大さじ1
    • レモン汁 小さじ1

    作り方

    クリームチーズを柔らかくなるまで練り、ゆかり、レモン汁と和えるだけ。

    ポイント

    「ゆかり」は少しずつ加えると、満遍なく混ぜやすい。

    混ざるときれいな色に。

    活用法3:「油」でまろやかに、満足度アップ

    原材料が植物性素材のみだから、コクを補うという意味でも油と相性ばっちり。

    さっぱりとした味わいの「ゆかり」は、油の濃厚なコクや風味とも相性がよいそうです。

    「きゅうりの赤しそ和えにごま油をかけたり、マヨネーズと混ぜて野菜をディップしたり、オリーブオイルと一緒にサラダにかけたりしてもいいですね。こっくりとした油と『ゆかり』の酸味が合います」

    また、乳製品と相性がよいことから、動物性油脂の中ではバターとの組み合わせもおすすめ。

    「世界の料理で、ハーブをバターに練り込むレシピがありますよね。その『ゆかり』バージョンです。柔らかくしたバターに適量混ぜ込んだら出来あがり。パンやクラッカーに塗ったり、パスタと和えてもおいしいですよ」

    RECIPE「きのこのアヒージョ風」

    具材は、エビなどの魚介類に変えてもOK。(画像提供:三島食品)

    「オリーブオイルとの相性もよく、アヒージョに加えると爽やかで食がすすみます」。残ったオイルは、パンを浸して余すことなく召しあがれ。

    材料

    • お好みのきのこ 200g
    • ゆかり 小さじ4
    • おろしにんにく 少々
    • オリーブオイル 大さじ4
    • レモン、イタリアンパセリ 適量

    作り方

    1.きのこを食べやすい大きさに切る。

    2.鍋にオリーブオイル、おろしにんにくを入れ、香りが出たら1を加えて炒める。

    3.火を止め、ゆかりを混ぜる。

    4.皿に盛り付け、カットレモン、イタリアンパセリを添える。

    ポイント

    ゆかり」は加熱すると変色してしまうので、必ず仕上げにかける。

    活用法4:かけるだけで「塩味」の味変に

    「キャンプなら、冷凍焼き鳥を焼き、振りかけます」(画像提供:三島食品)

    長井さんは、塩味の焼き鳥や塩焼きそばなど「塩味」の味変に、「ゆかり」を活用しているそうです。

    「ポイントは、仕上げに振りかけることです。赤しその風味がよいアクセントになって、新鮮なおいしさ。塩をかけて焼いただけのお肉や魚介類に振りかけても、爽やかで食がすすみますよ。ソース味やカレーなど、味の強い料理は風味が負けてしまうのでおすすめしません」

    RECIPE「赤しそ風味の塩焼きそば」

    市販の塩焼きそばの仕上げに混ぜるだけ。(画像提供:三島食品)

    キャンプやBBQでも定番の焼きそば。シーフードの旨みとさっぱりとした塩味に、赤しその風味が加わると深みが出ます。

    材料

    • 塩焼きそば(ソース付き) 150g
    • 魚介類(シーフードミックス) 80g
    • キャベツ 40g
    • 玉ネギ 20g
    • ニンジン 15g
    • 小ネギ 5g
    • ゆかり 小さじ1
    • サラダ油 適量

    作り方

    1.キャベツは食べやすい大きさ、玉ネギは薄切り、ニンジンは短冊切り、小ネギは斜め切りにする。

    2.フライパンにサラダ油を熱し、魚介類を炒め、火が通ったら野菜を加えて炒める。

    3.焼きそば、水大さじ1(分量外)を加えて炒める。

    4.仕上げに焼きそばのソース、ゆかりを加えて混ぜたら出来あがり。

    ポイント

    「ゆかり」を加えるのは、火を止めてから。

    活用法5:ゆがいた麺と超カンタン「和え麺」

    ショートパスタやサラダパスタ、そうめん、うどんなど、お好みの麺類にかけるだけ。

    材料は、好きな麺類と「ゆかり」の2つだけ。そんな究極のレシピも、ごはんがすすむ「ゆかり」ならでは。

    「パスタと和えるだけのレシピもおすすめですが、わが社のキャンプ好き社員がよく作っているのは、ゆがいたそうめんにかけるだけの和え麺。小腹が空いたときや、シメの一品にもぴったりです。さらに簡単にすませたければ、流水麺でつくってもよいですね」

    RECIPE「赤しそうめん」

    調理開始から5分もあれば、いただきます!

    そうめんならゆがく時間も1分程度。外ごはんはもちろん、リモートワークのランチにも。食欲が落ちがちな夏場にも食がすすみます。

    材料

    • そうめん 1束
    • ゆかり 大さじ1

    作り方

    ゆがいたそうめんを水でしめたら、ゆかりをかけるだけ。

    ポイント

    • キャンプや登山なら、シェラカップでそうめんをゆでれば洗い物も減る。
    • 「ゆかり」は多めに加えると酸味や風味が増すので、好みで「追いゆかり」をしてもOK。
    • オリーブオイルをかけてもコクと風味がアップする。

    深型のシェラカップは、そうめん1束をゆでやすい。

    投入!よーく混ぜる。

    「ゆかり」を最後までおいしく食べきるには?

    横から見たところ。薄いから、バックパックの隙間などに入ります。

    「いちばん小さなものは22g入り。チャック付きの袋だから、キャンプや登山などの外ごはんに持っていくにも負担が少ないと思います。また、おいしく楽しみながら、汗などで失いがちな塩分も補給していただけますよ」と長井さん。

    おいしい上に、軽量&コンパクトだとは…。なんともこころ強い!しかし、外ごはんに持っていくうえで気になるのが保存や保管。気をつけるべきことはありますか?

    「大敵は湿気ですので、開封後はチャックをしっかりとじてください。キャンプなら、タープの下など、日陰で熱がこもりにくく、雨が降ってきても防げる場所に保管すると安心ですね。そして、2週間くらいを目安に食べ切れば、おいしく最後まで召し上がっていただけると思いますよ」

    「ゆかり」に弟妹がいるって知ってた?

    左上から、長女の「ゆかり」、青じその香りと味わいを生かした「かおり」、そして、まだらこをピリ辛に仕あげた「あかり」の3姉妹。続いて、大ぶりにカットした梅がカリカリと食感もよい「うめこ」。男性名として、地元名産の広島菜を使った「ひろし」、そして2022年2月に登場した本枯節の香り高さとまろやかさが広がる「かつお」。

    長井さんが教えてくれたのは「お名前シリーズ」としても愛される、混ぜごはんのもととふりかけです。

    「どれも温かいごはんにかけるだけで食がすすむ味わいです。そして『ゆかり』と同じく、いろいろな食材にかけてたのしんでいただけます。『かおり』はスパゲッティや天ぷらの衣に混ぜてもよく、『あかり』はピザにかけたり、マヨネーズに混ぜて野菜をディップしてもおいしいです。そして『かつお』はオニオンサラダや大根サラダと相性抜群。私のお気に入りは『ひろし』をゆでたもやしに和える食べ方です」

    末っ子の「鮭ひろし」。

    さらにこの8月には「お名前シリーズ」に、弟が仲間入り。その名も「鮭ひろし」です。

    「広島菜を使った『ひろし』に紅鮭を組み合わせた、彩りのよい混ぜごはんのもとです。ごはんやパスタはもちろん、野菜に和えてもおいしくお召し上がりいただけます」

    どれも持ち運びしやすいので、「ゆかり」の仲間を使って自分だけのキャンプレシピを開発してみても楽しいかもしれません。

    自然の中での出会いも一期一会。

    ごはんがモリモリすすむ調味料だからこその、カンタンでおいしい活用法。

    外ごはんはもちろん、混ぜごはんのもとやふりかけを使いきれないという方にもうれしいヒントを、た〜っぷり教えてもらいました。キャンプに、登山に、ますますアクティブな季節に取り入れて、楽しんでみてくださいね!

    ※「ゆかり」「かおり」「あかり」「うめこ」「ひろし」は三島食品株式会社の登録商標です。

    【取材協力】
    三島食品

    私が書きました!
    編集・ライター
    ニイミユカ
    自然豊かな兵庫県北部出身、浅草在住。2018年7月生まれの娘の母。たき火をつつきながらビールを飲む時間が至福のひととき。衣食住にまつわる企画を、雑誌や書籍、WEBメディアなどで編集・執筆する。

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