試乗で確信!ピストン西沢が三菱「デリカミニ」の4WDターボを推す理由
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    2023.06.29

    試乗で確信!ピストン西沢が三菱「デリカミニ」の4WDターボを推す理由

    こんにちは ピストン西沢です。

    BE-PAL読者に注目されているクルマの一台、三菱 デリカミニに試乗しました。

    このクルマは兄貴分のデリカD:5のデザインをモチーフに、より身近な価格と性能で、

    アウトドアに親しむミニバンとして開発されたものッス。

    ターボが上級グレードのT-PremiumT、ノンターボがG-PremiumGがあり、それぞれに2WD4WDがラインアップ。

    シャシーのよさにこめかみがプルプルっ!

    CM出稿時は決まっていなかったキャラの名前はデリ丸となったそうだw

    運転席はeKスペースやルークスを大差はない。モニターは9インチあるので、見やすくオプションの価値あり

    デリカミニのベースになっているのは「eKワゴンやeKクロス」、アライアンスを組む日産で言ったら「デイズ」から始まった、新しいシャシーの兄弟車ってことっすね。その後この兄弟はスライドドアが装着されて「eKスペース」や「ルークス」になり、今はEVの「eKクロスEV」や「サクラ」にもなったっちゅうことです。実はピストン西沢はこのシャシーが大好きなんすよ。

    撥水のシートならなんでもこい!

    まず物凄く静かで、床が強く振動が少ない。トルクが軽自動車ターボの倍ある軽自動車EVでも、そつなくその力を受け止める強さがある。まあ、普通車っぽい雰囲気を作っている原動力といってもいい出来の良さってことで、当然デリカミニも期待でコメカミがプルプルしちゃうわけですwww

    話かわりますが、普段「サクラ」に乗っていて、一番の不満点はタイヤ。そりゃ銘柄やグリップではなく、そもそもが165/55R15というサイズが、小さくて高速域などでは心もとないのよね。なので常にサイズアップは意識していて、外径を大きくしたらさぞかしいいだろうなぁと思っていたことが、思わぬところでその効果をうかがい知ることができたってわけです。

     4WDは西沢待望の大径タイヤを装着!

    これが大径のタイヤだ。小さな改善だが、大きな効果があるぞ。

    試乗したのはT-Premium4WD。第一印象は、いつも通り静かで滑らかに走る。

    デリカミニの4WDは、2WDより大径タイヤを履いて最低地上高が10ミリ高くなっている。たかが10ミリ、されど10ミリ、せんちにしたら1センチwww

    なんだけどその差がデカい。このアウトドア野郎が大好きな高い車高にすると、普通は高速とかでフラフラしちゃったりするもんだが、デリカミニは三菱が長年貯めてきた英知と、少しのお金wwで専用サスペンションを開発。だからこそ評価できるのよ。高速道路もしっかり走るし、厚みのあるタイヤは乗り心地が優しい。

    細かく書くと4WD専用のこの大径タイヤは、外径579ミリで165/60R15 っちゅうサイズ。2WDについているのは、いつもの165/55R15で、外径は562ミリ。その差は17ミリと2センチ近い。こいつは大きな差だ。そこに入る空気の量も多いから、ガタンガタンンがコトンコトコトくらいに変わるってわけだ。特に後部座席は激変で、乗り心地が悪くなりがちの4WDにして、この優しさか!

    子供の基地になるスペースはこんなに広いし車内高は大体139センチくらいだから、子供が立って着替えられる。

    荷室はスーパーハイトならではのひろさで、開口部は1080×1050ミリ。おまけにシートを倒したときに傷がつかないカバーとか、三菱のアウトドア目線の文化が根付いている

    全体的に穏やかなクルマで、MI-PILOT(編集部注:三菱自動車が採用する、高速道路同一車線支援機能)を使って前のクルマを追いかけても、いきなりキックダウンして、慌てて動き出すようなことはなかった。う~む? 全体的にしっとりしていると思ったら、ようするにCVTの制御はそのままで、タイヤが大きくなっているので、若干ロングになった分、反応が穏やかなわけだ! これは大きな発見でまたもプルプルしてしまったww

    穏やかといっても、加速に不満が出るほどではない。しかも、引き換えにアクセル操作によるクルマのギクシャクが抑えられ、路面のゴツゴツからの当たりもやわらかくなるなんて、新型コロナウイルスのおかげで2年乗ったルークスが193万円で売れたときくらいうれしいぞ。こりゃイイことづくめじゃないすか! 三菱さん。

     イチオシは4WDのターボ 

    ラインアップの中で大径タイヤ装備は4WDになるわけだけど、CVTやエンジン出力からいって、やはりターボを選びたい。ターボなしだと、大きなタイヤを転がすには、だいぶ踏み込まなきゃいけないだろうと思われる。デリカミニは現在バカ売れ中だが、その6割が4WDということで、三菱のファンが飛びついている状態。その目利きが選んでいることも安心材料だ。路面の凸凹も吸収するし、ちょっとしたオフロードも走破性よし、アプローチアングルよし、でパーチャーアングルよし、屋根にルーフレールがあって、ボックス装着よし、運転よし、室内広し、たぶんリセール高しで買って間違いないクルマと思いました。最後にデリカミニの魅力を支えるキーワードだけ書いておきますね。

    ルーフレールが標準装備ってうれしい。

     

    撥水シート、後席ロングスライド、多彩なシートアレンジ、ハンズフリーオートスライドドア(両側)、汚れに強いラゲッジボードとシートバック、リアにサーキュレーター装備、MI-PILOTe-Assist(予防安全技術)、アダプティブLEDヘッドライト、ボディカラー全12

     

    【三菱 デリカミニ】

    1,804,0002,238,500(税込み)

    問い合わせ先 TEL:0120-324-860

    https://www.mitsubishi-motors.co.jp/

     

    私が書きました!
    ラジオDJ、ミュージシャン
    ピストン西沢
    多数のラジオ番組にてパーソナリティを担当。ウィックに富んだトークが人気を集め、第48回ギャラクシー賞でDJパーソナリティ賞を受賞。一方で車好きとしても知られ、レーサーとしてインテグラレースやスーパー耐久などに参戦。日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員も務めた実績もあり。https://twitter.com/piston2438

     

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